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ポスティングって99%は無駄だけど、でも1%も効果があればやめられない

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ポスティングって99%は無駄だけど、でも1%も効果があればやめられない

宣伝をする方法って沢山あります。
金額の高いものから低いものまでさまざま。
最たるものといえばもちろんTVCM。
ホームページはジブンで作ることができるならば、ずーっと24時間宣伝してくれるし、いい宣伝方法です。
そして、このデジタル時代に『誰がやるの?』と言われそうなポスティング。
そう、各家庭のポストにチラシを配布するポスティング。
ポストに無造作に配布され、ほとんどがゴミになるイメージではないでしょうか?
、、、確かにほとんどゴミになってしまいます。
でも、そうならなぜずーっとポスティングされるの?
そんな疑問がわいてきます。
ポスティングに関する記事を掲載しておきます。

ポスティングは効果ない?ーポスティングの効果は1%以下

はっきりいうと、ポスティングは効果があるからやめないのです。
もちろんレスポンスは1%未満です。
はい、99%ゴミです。
売ってるものによって反応率も変化があります。
高価な物を販売するチラシになると反応率はもっと低くなります。
ざっとだいたい0.3%ほどではないでしょうか。
不動産や住宅販売などで住宅展示場への来場のきっかけは何かという集計結果があります。
なんと、42%がチラシを見たことがきっかけだったという結果もあります。
チラシは集客ツールとして有効だということが証明なのです。
ピザ屋さんがポスティングをやめないのは依然効果があるからやめられないのです
無論、昔と比較すれば反応は悪いのですが、まだまだ割りがいいのがポスティングという宣伝方法なのでしょう。
ポスティングの無駄でいっぱい

1%も反応があれば利益はバッチリ!

業種によりますが、ポスティングによる宣伝で反応率が1%あるならばきっとボロ儲けではないでしょうか。
例えば、客単価が1万円を超えるような商品を取り扱っているのであれば、、、

5万枚配布、反応率1%、客単価1万円

50,000枚 × 1% × 10,000円 =5,000,000(売上)

ざっと500万円の売上ができました。

5万枚配布の内訳は、、、

チラシが@5.0  配布代も同じく@5.0だとして

(5.0+5.0) × 50,000 =500,000(宣伝広告費)10%

1万円の商品原価が50%の5,000円だとして

5,000,000 × 50% =2,500,000(原価)50%

原価と宣伝広告費で60%ですので、残り40%で人件費等の経費をまかなえば黒字です。
すごい単純明快です。
どうですか?
たったの1%の反応率でもボロ儲けの予感。。。
ポスティングってすごいアナログで原始的な宣伝ですが、結構おいしいのです。

反応率2%、3%を目指すには

ポスティングの反応率は1%取れれば御の字というふうに書きました。
もちろん、扱っている商材やサービスによって数値が大きく変化します
しかし、普段1%しか取れていないような商材でもちょっとしたことで反応率が大きく変化するものです。
例えば、商材やサービスとターゲットの属性が大きく違ったら意味がありません。
子供向けの学習教材を夫婦だけの家庭にポスティングしても何の意味もなく無駄が発生してしまうだけです。
属性は、、、
・年齢層
・男女(洗濯物で男女や年齢まで判別できます。)
・職業

などがあり、これらがマッチした時に大きく反応率が上がるのです。

では一体どう判断すればいいのでしょうか?
・天気(夜は雨が降りそうだなと思ったら午前中に宅配料理のチラシをポスティング)
・時間帯(ディナー需要の多い宅配料理は夕食内容が決定する前の午前中に配布する)
・世帯年収(クルマや自転車、家の大きさで収入を把握)
・持ち家か借家か(大きい戸建は富裕層)

特に競合店の近くは当然反響が大きく落ちるものです。
そういった競合店の半径200m地域には特別なクーポンをつけて競合店対策を抗じることも有効です。
マンションなどの集合住宅は判別がしづらいですが、一軒家に関しては家族構成などが外から見た感じでもわかってしまうことが多いです。
駐車しているクルマの車種でわかるのが(高級車は富裕層、軽自動車は女性、赤い車は女性、外部パーツ装着しているのは20~30代)

ポスティングは効果ない?ー商圏バリアとは?

商圏バリアとは、商圏を分断するような河川やバイパス道路などが該当します。
この商圏バリアは実際にその地に長く根ざしている方の肌感覚になりますので、その地域の方に直接確認してみるのも一つです。
子供がいる家庭は実際にそこで校区が変わっている場合も多く、「別地域」という感覚が強いのです。
そうなると当然その河川やバイパス道路である商圏バリアが大きく立ちはだかっていて地元感がなくなっていきます。
それを踏まえて、配布先と店舗が商圏バリアで分断されている場合はほとんどチラシポスティングの反応はありません
そういうエリアは極端な話捨ててしまったほうがいいかもしれません
商圏バリアをしっかりと確認して無駄のないポスティングを心がけましょう。

商圏バリア対策をしっかり

商圏バリア・・・お客様の来店を妨げてしまう要素、つまり商圏を歪める要素のこと。地図上では直線距離で見ると遠くはないのに、坂道や線路があると来店するのが面倒に感じて、足が遠のき来店頻度が減ってしまう。

商圏バリア対策には、大きく分けて以下の3つの方法があります。

1. 物理的なバリアを解消する

これは、最も効果的な対策です。坂道や線路など、物理的な障害がある場合は、スロープや橋などの整備を行うことで、来店のハードルを下げることができます。

2. 心理的なバリアを解消する

物理的なバリアを解消できない場合は、心理的なバリアを解消する方法もあります。例えば、無料送迎サービスや駐車場サービスを提供することで、来店のしやすさをアピールすることができます。

3. 商圏を縮小する

商圏バリアを取り除くことが難しい場合は、商圏を縮小することも一つの方法です。商圏を縮小することで、来店のしやすさを高めることができます。
具体的な対策としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 坂道や階段をスロープにする
  • 線路や川に橋をかける
  • 無料送迎サービスを提供する
  • 駐車場を拡大する
  • 商圏を縮小する

商圏バリア対策は、店舗の立地や業種によっても効果的な方法は異なります。そのため、自店舗の商圏バリアを確認し、適切な対策を検討することが大切です。
以下に、商圏バリア対策の具体例をご紹介します。

  • 坂道のある店舗の場合

坂道をスロープやエスカレーターにすることで、来店のハードルを下げることができます。また、駐車場を拡大することで、車で来店するお客様の利便性を向上させることができます。

  • 線路や川のある店舗の場合

線路や川に橋をかける、あるいは渡船を運航することで、来店のしやすさを高めることができます。また、無料送迎サービスを提供することで、来店の負担を軽減することができます。

  • 競合店が多い店舗の場合

商圏を縮小することで、競合店との競争を避けることができます。また、独自のサービスや商品を開発することで、競合店との差別化を図ることができます。

商圏バリア対策を適切に行うことで、より多くのお客様に店舗を知っていただき、集客力を向上させることができます。

ポスティングは逆効果?

ポスティングは、むやみにバラまくのでは逆効果となる場合もあります。
例えば、以下のような理由が考えられます:

逆効果になってしまう4つの理由

頑張って一生懸命行ったポスティングが逆効果になってしまうこともあります。
その理由を4つご紹介します。

1. スパムとして認識される

多くの人々はスパム広告や不要なポスティングに対して抵抗感を持ちます。
適切な場所でない広告やメッセージを掲示することで、逆に悪い印象を持たれる可能性があります。
特にポストに無造作に投函されると クレームの対象となります。
きちんと綺麗に投函しましょう。

2. 環境汚染

不適切な場所にポスティングを行うと、公共の場所や建物が見た目に悪くなり、環境汚染につながる可能性があります。
マンションなどの集合住宅のポストコーナーのゴミ箱はただでさえチラシで溢れています。
投函する業者である商店や会社は環境問題に無関心だと思われても仕方がありません。

3. 法的な問題

地域や国によっては、ポスティングに対して制約や規制が存在する場合があります。
法的な問題を引き起こす可能性もあります。
近年では、マンションのエントランスに入っただけでも不法侵入として摘発されてしまう可能性があります。
十分に注意しましょう。

4. 負のイメージ

広告内容が不適切だったり、不正確な情報を含んでいたりする場合、逆に企業や団体のイメージを損なうことになりかねません。
健全な広告で健全な商店や会社であることを強くアピールするようにしましょう。

したがって、ポスティングを行う場合は、ターゲットオーディエンスを理解し、適切な場所や方法で行うことが重要です。
逆効果にならないように、配慮と慎重さが必要です。

スパム管理を忘れるな

ポスティングは気をつけないとスパムとして認識されると書きました。
ポスティングに異常なほど反応を示すお宅は結構いて、「ポストに入れるな!」とクレームが来ることはしばしばです。
あるお宅に初めてポスト投函するのはしょうがないとしても、クレームが来たお宅に2回目のポスト投函がされないように気をつけましょう。
あなたがお店を運営しているのなら営業中でもお構いなしに乗り込んでくる危険性があります。
ワタクシがお店やってた時は1ヶ月に1人くらいはお店にクレームを言いにくるヒマなヒトがいたものです。
相手はヒマなものですから、コチラは忙しいのにも関わらず長期戦になります。
お客さんがいるのに大きい声で恫喝するものですから、業務に支障をきたすようになります。
どこのエリアにもクレーマーはある一定数存在します。
しっかり管理をしてポスティングNGの家はチェックしておきましょう。
そういう意味ではポスティングは業者さんに委託するのもアリかなと思います。
ポスティングは業者さんの責任になりますのでクレームも全て業者さん対応になります。
そう考えると多少の経費かけてもポスティング会社もありかなと思います。

こんなポスティング会社に気をつけろ!

ポスティング会社を始めるにあたって初期投資が発生しません。
一人でスタートすることができます。
だからこそ、誰でも参入ができるのです。
、、、ということは、おかしな人間がいい加減な気持ちでポスティング事業を開始できるということなのです。
実際、ジブンもデリバリーピザ店を運営している時に約半数の業者はいいかげんでした。
配布率が50%未満なんてザラでした。
やはり、配布単価の低い業者であればあるほどいい加減でした。
考えてみれば当たり前です。
なので、危ない業者の見分け方を紹介します。
先ほど、ポスティング1枚配布につき@5.0と記しました。
都会でのポスティングは平均すると200枚/hくらいです。
そして、配布スタッフが時給1000円としましょう。
、、、ということは200枚×5.0円=1000円
はい、これでトントンです。
カンタンですね。
損益分岐点が出ました。
この数値を超えていかないと利益が出ないことはお分かりでしょう。
1枚5.0円で配布するなら1時間に200枚は超えないと利益が出ないのです。
なので、ムリして1時間に300枚配布しようとして1軒家はスルーしてマンションだけしか配布しない可能性が出てきます。
どうしても配布が困難な箇所へのポスティングは敬遠されるでしょう。
実際はそういう困難な箇所に住んでいる人こそ不便なのです。
だからこそ他の業者さんが投函しないポストが存在します。
絶対的にそういう箇所のお宅は軒並み反応率が高いのにです

ポスティングは効果ない?ーポスティングと色々な宣伝を掛け合わせる

だからと言ってポスティングだけを広告宣伝だと思っていては効果も半減です。
色々な宣伝方法を使用することがポスティングの効果も倍増します。
もちろん、ホームページがあるに越したことはないでしょう。
ポスティングしたチラシを見て詳細が知りたくなった時にホームページがないことには話になりません。
googleやfacebookの広告もピンポイントで顧客にリーチでき、ポスティングの穴を埋めてくれることでしょう。
地域のタウン誌やフリーペーパーに広告を掲載することもいいでしょう。
顧客となり得る層にあらゆる手段でリーチしていく方法は絶えず考えていきましょう。
告知をしないことには例えいいサービスや商品でも見向きもされません。
メディアミックス、、、そうです、いろんなメディアを使って広告宣伝をすることが前提となります。

いろんな宣伝方法

宣伝方法はいろいろありますが、アナログである「オフライン」とデジタルの「オンライン」に分かれています。

<オフライン> 

・営業(飛び込み営業など)
・新聞折込
・ポスティング
・タウン誌
・チラシ、ティッシュ手渡し
・DM
・フリーペーパー
・FAX DM
・交通広告・・・電車広告、駅広告、バス広告、タクシー広告
・屋外広告・・・ネオンサイン、突出看板、タペストリー、のぼり、アドバルーン、LEDボード、大型ビジョン

<オンライン>

・ネット広告・・・リスティング広告、バナー広告、動画広告
・メルマガ配信
・SNSマーケティング

オンラインとオフラインのメディアミックスが最強

もちろん多方面からアプローチすることがより多くの人の目に止まります。
いろんなメディアに露出することにより人はその企業や商店に対して信頼度が高まります。
雑誌で見た広告がTVCMでも流れてくると安心して購入しやすくなるのです。
以下の記事も参考にしてください。

販売心理学を利用した集客方法仕組みを作ることが大切です。

ポスティングは効果ない?ー販促物で差をつける

ポスティングが無駄にならないためには、実際に配布する販促物自体が魅力的でないと当然廃棄されゴミになるだけです。
せっかく経費をかけて制作する印刷物である販促物ですから、一部たりとも無駄にしない努力をしなければなりません
では一体どのような販促物を制作すればいいのでしょうか?

広告ツールも差をつけよ!

見た目に風変わりな下記記事にあるような広告を使用してもいいでしょう。
SDGsが叫ばれています。
広告物の廃棄率を下げて環境負荷も考慮しましょう。


しかし、既成のものでない特殊な印刷物は制作費がべらぼうに高いので中小企業や個人事業の方には現実的ではありません。
でも考え方は同じで、最初にパッと見た瞬間にインパクトがあって捨てられない印刷物でなければいけません

ライティング術はハマれば大きく変わる

シンプルなA4のチラシであっても、引きの強い見出しやコピーであればいいのです。
しかもなるべく目立つような大きい文字で。
コチラの記事にそんな記事をご紹介しています。

やはりコレなんていいですよね!

早慶戦

「ハンカチ以来パッとしないわね、早稲田さん」
「ビリギャルって言葉がお似合いよ、慶應さん」

そして、行列な和菓子屋さん。

「わらび餅は、飲み物です。」

絶対、「何ゃこりゃ!?」ってハテナがいっぱいです。
こんな風に秀逸なキャッチコピーは、アタマで熟考するだけで飛び出してきます。
よく考えて反応の高いチラシを作り出してみましょう

広告デザインで差をつけろ!

チラシのデザインで集客効果は大きく変わります。
当然、即ゴミ箱行きのチラシデザインというのも存在します。
せっかくお金をかけてチラシを作るならもちろん「売れるデザイン」にしたいはずです。
気をつけなければいけないのはカッコイイデザインが売れるデザインではないということです。
自己満足デザインにはならないように十分注意しましょう。

おわりに

ポスティングは不便なところに住んでる人ほど効果があります。
というのはポスティングすることがタイヘンなので他のチラシがあまりポストに入ってこないからです。
集合住宅は配布がカンタンなのでいろんなチラシが投函されます。
なのでチラシの効果も減少していきます。
階段でしかたどり着けないような住宅、ポストまでが遠い住宅。
こんな住宅こそ頑張ってポスティングした暁には優良顧客へ変貌することになり得るのです。
是非ともアナタのビジネスにもポスティングを試してみてはいかがでしょう。

今回は、ポスティングのコツについてご紹介しました。
チラシという限られた大きさの広告で販促活動を行なうなら、チラシの内容は必要な情報だけでまとめ、戦略的なターゲティングで成約確度の高い顧客にピンポイントで情報を届けることが重要です。

日本一店長のチラシデザインは、「いいデザイン」よりも「売れるデザイン」を重要視しています。
ポスティングが無駄にならないノウハウ満載のチラシデザインを提供しています。
チラシデザインでお困りの際はぜひお問い合わせください。

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