
「いいデザイン」と「売れるデザイン」(セールスデザイン)は大きく違います。
やはり「売れるデザイン」を目指さないと意味がありません。
結局のところ購入率アップのために努力することが求められます。
いくつかの要素が込められています。
その事例や方法をご紹介し、解説していきます。

目次
セールスデザインとは?売れるデザインに必要な要素
セールスデザイン とは、商品やサービスを「売る」ことを目的としたデザイン手法です。
ただ美しいだけのデザインではなく、ユーザーの心理や視線誘導を考慮し、購買や問い合わせにつながるデザイン を作ることが求められます。
特に LP(ランディングページ)やチラシ、広告バナーなどの販促ツール では、この手法が重要になります。
売れるデザインを作るためには、いくつかの要素を押さえる必要があります。
売れるデザインを作るためには、下記で紹介する要素を 総合的に設計し、視覚と心理の両面からユーザーを惹きつけることが重要 です。
売れるデザインの作り方!5つの原則を徹底解説
売れるデザインを作るためには、単に美しくレイアウトするだけでなく、視線誘導・色彩心理・フォント・情報整理・CTA(Call to Action) という5つの要素をバランスよく組み込む必要があります。
これらを意識することで、ユーザーの関心を引き、購買や問い合わせにつながるデザイン を実現できます。
本記事では、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
① 視線誘導を意識したレイアウト(F型・Z型)
人の視線は、無意識のうちに特定のパターンで情報を追う ことがわかっています。
特にWebサイトやチラシ、広告などのデザインでは、「F型」「Z型」の視線誘導 を考慮したレイアウトを採用することで、重要な情報が適切に伝わります。
F型レイアウト
文章主体のデザイン(ブログ記事・LPなど)に適している レイアウトです。
読者は、ページの上部から横にスキャンし、その後は左側に視線を移動しながら縦方向に情報を拾っていきます。
そのため、最上部に最も伝えたいメッセージを配置し、左側に強調したい要素(見出し・アイコン・CTAボタン)を置くと効果的 です。
Z型レイアウト
視覚的要素が多いデザイン(広告・チラシ・バナーなど)に適したレイアウト です。
ユーザーの視線は、左上から右上へと移動し、その後は左下に向かい、最後に右下へと流れます。
このパターンを利用して、Zの起点と終点に重要な情報を配置し、中央部分で補足情報を伝える ことで、スムーズに情報を届けることができます。
視線誘導を適切に設計することで、ユーザーが意識せずとも自然に情報を読み取れるデザイン になります。
◾️せっかくチラシを作るなら反応が高くないと意味がありません。反応率を高めるならコチラの売れるチラシの作り方:プロが教える「チラシ 構成」とレイアウトのコツからご確認ください。
→売れるチラシの作り方:プロが教える「チラシ 構成」とレイアウトのコツ
② 色の選び方:心理効果を活かした配色とは?
色は、ユーザーの印象や感情に大きな影響を与えます。
デザインにおいては、単に見た目の美しさだけでなく、色彩心理を活かして行動を促す配色 を選ぶことが重要です。
赤色:緊急性・興奮・購買意欲の向上
「今すぐ購入」「限定特価」などの訴求に最適な色 です。
ただし、多用すると圧迫感を与えるため、CTAボタンや強調したい部分のみに使用すると効果的です。
青色:信頼感・冷静さ・安定感
金融・保険・医療系のサイトなど、信頼を強調したい場面で有効 です。
また、読者に落ち着いてじっくり考えさせたいときにも適しています。
黄色:注意喚起・幸福感
「目立たせたい情報」や「お得感を伝えたい場合」に適しています。
ただし、背景色として多用すると可読性が低下するため、ワンポイントでの使用が推奨されます。
緑色:安心感・健康・調和
ナチュラル系・エコ系のデザインに適しており、心を落ち着かせる効果 があります。
また、CTAボタンとして使用すると、優しく行動を促す印象を与えます。
適切な色の組み合わせを考え、ターゲットの心理に合ったデザインを設計することが大切 です。
③ フォント選びのコツ:可読性とデザインのバランス
フォントの選び方は、デザインの印象や読みやすさを大きく左右します。
適切なフォントを選ぶことで、ユーザーにストレスを与えず、情報をスムーズに伝えることができます。
ゴシック体(Sans-serif):力強く視認性が高い
Webサイトや広告など、視認性を重視する場合に適したフォント です。
見出しやCTAボタンに使用すると、ユーザーの注意を引きやすくなります。
明朝体(Serif):上品で信頼感がある
高級感や伝統を重視するデザインに適しており、雑誌・書籍・フォーマルなWebサイトでよく使用 されます。
丸ゴシック:親しみやすさを演出
子供向け商品・カジュアルなブランドなど、やわらかい印象を与えたい場面に最適 です。
また、重要な情報は「太字」にする、長文は「行間を広めに設定する」ことで可読性を向上させる ことができます。
◾️文字の字体であるフォントは近年注目されています。フォントを変えるだけでいろんな効果が見られるからです。こちらのチラシ・パンフレットのフォントに!デザインの重要戦略ーフォントのチカラから確認してください!
→チラシ・パンフレットのフォントに!デザインの重要戦略ーフォントのチカラ
④ 情報の整理と余白の使い方が売上を左右する
情報を整理し、適切にレイアウトすることは、売れるデザインの基本です。
情報が詰め込まれすぎていると、ユーザーは混乱し、離脱率が高まります。
そのため、以下の点を意識することが重要です。
- 伝えたいメッセージは1画面に1つだけにする
- 箇条書きやアイコンを活用し、情報を簡潔に整理する
- 余白を適切に設け、視認性を向上させる
特に 「余白の使い方」 は、デザインの洗練度を大きく左右します。
余白を適切に設定することで、ユーザーにとってストレスのない、読みやすいデザイン になります。
⑤ CTAのデザイン:購買行動を促すボタン設計
売れるデザインにおいて、CTA(Call to Action)のデザインは最も重要な要素 のひとつです。
CTAが適切に配置され、目立つように設計されていなければ、ユーザーは行動を起こしません。
- CTAボタンの色は、基調色と対照的にする
- ボタンのサイズを大きくし、クリックしやすくする
- 「今すぐ申し込む」「無料で試す」など、具体的なアクションを促す文言を入れる
また、CTAの周辺には余計な情報を配置せず、視線を集めるために適度な余白を確保すること も大切です。
適切なCTAデザインを施すことで、コンバージョン率の向上が期待できます。
売れるデザインを作る手順【初心者向けチェックリスト】
最低限のチェック項目です。
コレだけはやってみましょう!
実際のデザイン事例:売れるデザインのビフォーアフター
では、売れるためのデザインをみていきましょう。
項目 | ビフォー | アフター |
---|---|---|
視線誘導 | 重要な情報がバラバラに配置 | F型・Z型レイアウトで統一 |
カラー選び | 色が多すぎて統一感なし | ブランドカラーを活用し統一 |
フォント選び | 小さすぎて読みにくい | 可読性の高いフォントを使用 |
情報整理 | 文章が長く読みにくい | 箇条書きとアイコンで整理 |
CTAボタン | 目立たず押されにくい | 目立つ色と適切な配置を採用 |
手書きチラシ最強説

手書きチラシは一瞬ダサイと思われがちです。
デザインを噛んでる人間ならなおさらです。
しかし、効果は絶大です。
ジブンの知り合いのエステさんも手書きチラシで大爆発しました。
キーワードは「親しみ」ですね。
セールスデザインとはまさにコレでしょう。
これこそクリエイティブ力

なんと秀逸な広告でしょうか。
シンプルですが、訴求力がハンパではありません。
デザイン力と言うより、やはり「クリエイティブ力」です。
思考すれば出てくるものなのです。
脳みそから血が出るくらい考えてみるのも必要ですね。
同じ人間からの発想なのですから。
商店街も「クリエイティブ力」で秀逸

ポスターも秀逸ですね〜。
コレ、なんたるインパクト!
さすが電通の若手クリエイターかなと、、、
なんだか、商店街の活性化もできそうな気がしてきます。
それくらい「クリエイティブ」のチカラはすごいのですよ!
飲食店のメニューも「売れるため」に!
飲食店はメニューの多い方が消費者目線で嬉しいのですが、店舗自体が儲かっていないと継続することができません。
飲食店は利益出ないとあっという間に閉店しています。
それで、効率のいい商品構成が必要になってきます。
もちろん、メニューの作り方や方法もポイントになってきます。
単なる商品一覧にならないようにしましょう。
それで下記記事です。
ミケーレ・ベネシュはレストランのメニューについて考えている「メニューの専門家」です。
ベネシュはデザイン、心理学研究、および一般的な食品知識を組み合わせて、より科学的なメニューを構築しています。
少しいじくり回すだけで、たとえば、メニューで最も利益率の高い食事を選ぶダイナーの確率を上げることができます。
レストランの利益がどれほど小さいか(通常は3%から5%)を考えると、適切なメニューは成功と失敗の違いを意味する可能性があります。
ラスベガスのレストランが最近ベネシュを雇ってメニューを刷新したとき、彼女は4ページのレイアウトをシンプルな2ページのパネルに切り詰め、フォントサイズを大きくし、料理の位置を変更し、そうでない料理のいくつかを切り落としました。
よく売れています。
新しいメニューにより、顧客1人あたり9ドル多くの支出が急増しました。
そして、コレがベネシュの推奨する最適レイアウトです。
1ページのメニューでは、ほとんどの人の目は、上から約1/3のところに着地し、次に上に移動してから、下にスクロールします。


2ページのメニューを展開するとします。
視点はほとんど常に同じ逆の「Z」パターンに従います。
ベネシュ氏はほかにも、売り込みたい料理を四角形で囲って注目させる「ボックス」や、最も高い料理のすぐ近くに2番目に高い料理を配置することで、2番目に高い料理をお得だと思わせるというトリックも使用しています。

また、以下のような工夫を盛り込むことで、より利益率を上げることができます。
・利益率が高い料理の説明に「特製」「元祖」「有名」などの言葉を織り交ぜて印象を強くする。
・価格の表記から「$(ドル)」の表記を排除する。ベネシュ氏によると、価格ではなく単なる数字なように見せることで、客はより多くの支出を受け入れるようになるそうです。
・「低価格帯の店なら料理は6種類」「高級レストランなら前菜7種類とメイン10種類」と、メニューに記載する料理の数を特定の数字に絞る。
この特定の数字を発見したのは、イギリス・ボーンマス大学のジョン・エドワーズ教授。
エドワーズ教授の研究によると、この数字より品目が少ないと「選択の幅が少なすぎる」と客が不満を持ちますが、多いと選択肢が多すぎて混乱してしまうそうです。
この特定の数字を、ベネシュ氏は「魔法の数字」と呼んでいます。
・「大きなフォント」と「余白は20%以下」を心掛ける。
セールスデザイン |「AIDMA」はオフラインでも必須
販売チラシでもLP(ランディングページ)でも、購入に至るまでの流れは同じです。
自然と購入行動を起こすように流れを作ることが重要です。
内容と順番がきちんと合致していないと購入まで辿り着くことはありません。
行動心理学に基づいた代表的モデルの一つ「AIDMA」に沿ってプロモーションを行いましょう。
アイドマ(AIDMA)とは、
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)の頭文字を取ったものです。
チラシをデザインするとしたらこのように進めます。
1.ファーストビュー 【Attention(注意)】
キャッチコピーリード
(キャッチコピーの説明)◯◯◯
商品・サービスの概要、データ(数字)
による裏付けは説得力が増します。
↓
2.特徴・おすすめポイント 【Interest(関心)】
こんな方におすすめです。
■箇条書きなどで、◯◯◯◯◯◯◯◯
■◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
■◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
↓
3.問題提起・お悩み共感 → 解決 【Desire(欲求)】
こんな事でお悩みではありませんか?
共感(ユーザーに寄り添った言葉)
▼
◯◯◯◯なら、解決できます!
ビフォーアフター
↓
4.◯◯◯が選ばれる理由
■差別化 ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
■おすすめ理由 ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
■こだわり ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
↓
5.レビュー・実績アピール → 安心感・信頼感 【Memory(記憶)】
コンバージョン
お客様の声・体験談
↓
6.実績・メディア掲載
1,000 社との取引・運用実績など
↓
7.お問合わせはコチラ 【Action(行動)】
■お問合わせ・お申し込みで◯◯%OFF
■特典!先着◯名限定で◯◯プレゼント
■◯◯ヶ月web サイト更新保証
まずはこの基本の流れを外さないようにしましょう。
セールスデザイン | メニューも「客寄せパンダ」が必要!
メニュー専門デザイナーがグレッグ・ラップ氏へのインタビューです。
メニューデザインのポイントを「おとり商品を配置してドーパミンを脳にぶちこむこと」だと話しています。
ラップ氏が言う「おとり商品」とは、一見すると大げさだったり、高価すぎてとても手が出せなかったりするものの、見るだけでもワクワクするような目を引く商品のこと。
たとえば、ニューヨークの有名なスイーツ店が2017年に発表して話題になった、1000ドル(約10万円)の商品などがその例です。
またラップ氏によると、多くのメニューは見やすさと分かりやすさを目指して作られていますが、あえて見づらくする戦略もあるとのこと。
例えば、アメリカのチーズケーキ専門店Cheesecake Factoryの12ページにも及ぶメニューは、派手な写真と「フォントの地獄絵図」と形容される見づらい価格表で埋め尽くされています。
ワタクシの知り合いの経営者は「金粉ピザ」を30年以上前に発売して、TVで取り上げられ、それがきっかけで大繁盛したのを覚えています。
金粉ピザ自体はほとんど売れていないのですが、見事に客寄せパンダになりました。
おとり効果は間違い無くあります。
そして、メニューを見ている人を錯乱させて、スタッフを呼びつけてしまいます。
そうなればシメたもので、丁寧な説明とともに高単価メニューが飛ぶように売れていくのです。
面白いもんですね。
おとり商品効果
上記で「おとり商品」で客寄せしたとありました。
イチオシ商品を勧めるためにおとりの商品やサービスを用意することも戦略の一つです。
売りたい商品やサービスとよく似ているが、内容が劣るものを同じ価格で提供してみましょう。
この魅力が足りない商品の購入率は低くなりますが、おとりの商品のおかげでイチオシ商品の売上が向上する可能性があるのです。
価値や利益を比較できる状態に置くことで、別の商品をお買い得に見せることができるのです。
やはり文字アピールがイチバン!
やはり、文字を大きく使用することで全体のデザインが締まってきます。
文字の使用方法によってもデザインが大きく変わります。
どれくらいの違いがあるのかを見てみましょう!
コチラが文字なしの状態です。
、、、で、コチラが文字あり。
どうですか、この違い。
コチラは主にポスティングに使用され、新規客獲得の為のパンフレットなのです。
なので、見た瞬間に「韓国料理」と判断できるようにしなければいけません。
そこで、大きな文字でインパクトをつけているのです。
文字がないと、、、、何のお店だか一瞬では判断できません。
ポスティングは、配布物を5秒以内で判断させなければいけません。
出ないと速攻ゴミ箱行きになってしまうからです。
一瞬でターゲットにアピールする必要があるのです。
さらに、文字の内容にも売れるための仕掛けが必要です。
俗にいう「コピーライティング」というものです。
しかしコレには注意が必要です。
よくあるウマイやつは売上には直結しません。
コチラなんていかがでしょう?
『家庭には入ったけど社会から出たわけじゃないんです、私』
通信教育でお馴染み「ユーキャン」のコピーです。
ウマイ!けど、、、、抽象的ですよね。
響くんですけど、それは前提として知名度があるからなのです。
そこは勘違いしないように気をつけましょう!
こういうのは 間接的で「ブランディング」であり、大手企業がブランド力をアップするためのものです。
売上を上げるのは時間がかかり長期的視点が必要です。
方や中小企業や商店主にとっては明日の売上がすぐ必要です。
売上に直結する短期的視点のコピーは必要です。
麻薬のような瞬発力が必要です。
それが「限定」や「期間」を取り入れたりするものです。
【限定】
『⚪︎個(数量)限定』
『⚪︎人(人数)限定』
『期間限定』
『今だけ』
『・・の方限定』
『・・の方は無料です』
短期的ということで「時間軸」を取り入れたものが見る人の行動を変えます。
【具体的な行動を促す】
『お急ぎください』
『今すぐ・・してください』
『まずは・・ください』
『あと◯日』
そして次に「安心」を担保するコピーです。
中小企業や近所の商店に足りないものは「信用」です。
こんなお店で購入しても大丈夫かな?という不安感を払拭するコピーが必要です。
それが「保証」や「権威」です。
【保証】
『返金』
『保証』
『代金はいただきません』
【権威】
『・・(のプロ)が必ずする』
『・・認定(公認)』
『・・(権威)が選ぶ』
『・・愛用』
『・・御用達』
『・・だけが知っている』
『・・(第一人者)が明かす』
『・・がやっている』
【信頼感】
『顧客満足度』
『⚪︎人が購入(申込)』
『受賞』
『効果実証済み』
『ランキング第⚪︎位』
『人気No1』
『実績』
いかがでしょう?
早速コピーに取り入れてみてください。
セールスデザインーデザインはダサイけど「売れる」ためなら
コチラのチラシ見てください。
コチラの記事より
「インターネット設置しませんか?」というよくある回線契約のチラシです。
A4のコピー紙にほとんど文字だけの普通の文書といった感じです。
NTTのロゴも入ってあり、「入居者様へ」と書かれているのでマンション管理会社からのお知らせかなと思いました。
、、、が、よく見ると違います。
普通に「NTT代理店」と書いてあり、単にインターネット回線契約の営業チラシだったのです。
なんだか騙されたような気がしましたが、何も騙していません。
NTTのロゴもしっかりと入れて権威性と信用性を担保し、「入居者様へ」で重要な文書だと思わせて読ませようとする作戦にまんまと引っかかりました。
しかし、冷静に考えてみると「うまいな、、、」と思いました。
マーケティングを考慮して作られているチラシです。
読んでもらえなければ、どんなにいいことを書いていたとしても何も伝わらないのです。
だからまず、その壁を突破するために試行錯誤しなければいけません。
見てもらうための1つの策略の「ふりをする」です。
大手と「関連性」を持たせて安心を担保している例ですね。

セールスデザインー大ヒット広告の型
間違いなく大ヒットする「広告の型」を紹介したいと思います。
単純に価格や商品力で勝負すると大手資本に勝てるはずはないのです。
個人でも勝てる、個人だからこそ勝てる手法です。
トライしていきましょう。
アドバイス型広告
アドバイス型広告とは、ユーザーに個別のアドバイスを提供することで、商品やサービスの購入を検討してもらう広告手法です。
従来の広告のように、ただ単に商品やサービスの情報を伝えるのではなく、ユーザーのニーズや興味関心に合わせた情報を提供することで、より効果的に購買意欲を高めることができます。
不動産管理なら「生活」に関してのアドバイス。
生活に関する裏技を紹介します。
水道光熱費の節約方法や、割れ物を上手に梱包する方法、重たい荷物を楽に運ぶ方法、時短テクニックなど、、。
アドバイス型広告の提供方法
- クイズやアンケート:ユーザーにいくつかの質問を投げかけ、回答に基づいておすすめの商品やサービスを紹介する。
- 診断ツール:ユーザーの症状や体質などを診断し、それに合った商品やサービスを紹介する。
- チャットボット:ユーザーと対話形式でコミュニケーションを取り、ニーズに合った商品やサービスを紹介する。
◾️ユーザーが自分自身に興味を持つ心理を活用し、集客や売上を効果的に向上させる手法はこちらの診断マーケティングの魅力とは?から確認してください!
→診断マーケティングの魅力とは?集客を加速させるステップと実践例
アドバイス型広告のメリット
- ユーザーのニーズに合致した情報を提供できる:ユーザーにとって不要な情報を提供することはなく、購買意欲の高いユーザーにアプローチできる。
- ユーザーエンゲージメントを高められる:ユーザーは、自分に合った情報を得ることで、広告に対して積極的に関わるようになる。
- ブランドイメージを向上できる:ユーザーに役立つ情報を提供することで、企業の信頼性を高め、ブランドイメージを向上させることができる。
アドバイス型広告のデメリット
- 制作コストが高い:従来の広告よりも制作に手間がかかり、コストがかかる。
- 効果測定が難しい:ユーザーの行動を詳細にトラッキングする必要があるため、効果測定が難しい。
情報型広告
情報型広告とは、商品やサービスの機能、特徴、使い方、価格などの情報を提供することに重点を置いた広告手法です。
購買を促すというよりは、商品やサービスの認知度向上や理解促進を目的としています。
枕を販売しているなら「睡眠」に関しての情報。
整体院を経営しているなら「カラダ」に関しての情報。
情報型広告は、製品のライフサイクルの導入期や成長期によく用いられます。
製品がまだ市場にあまり知られていない段階では、まずは製品の情報を広く伝えることが重要です。
情報型広告は、以下のような特徴があります。
情報型広告の特徴
- 情報伝達に重点を置いている: 商品やサービスのメリットやデメリットを分かりやすく伝える。
- 購買を直接促さない: ユーザーに購入を強制するのではなく、情報に基づいて購入を検討してもらう。
- 信頼感を与える: 客観的な情報を伝えることで、ユーザーの信頼を得られる。
情報型広告は、以下のような形式で配信されます。
情報型広告の配信方法
- テレビCM: 広告枠を使って商品やサービスの情報を伝える。
- 新聞広告: 紙面に広告を掲載して商品やサービスの情報を伝える。
- Web広告: テキストや画像、動画を使って商品やサービスの情報を伝える。
- パンフレットやカタログ: 商品やサービスの情報を詳しく掲載した冊子を配布する。
情報型広告は、ユーザーに商品やサービスの理解を深めてもらう効果的な手法です。
しかし、購買を直接促すわけではないため、即効性はない可能性があります。
「弱みが強みに」広告
「弱みが強みに」広告とは、商品の弱みをあえてアピールすることで、消費者の興味関心を引き、商品の魅力を伝える広告手法です。
従来の広告のように、商品の長所ばかりを強調するのではなく、弱みを正直に伝えることで、消費者に親近感を抱かせ、商品の信頼性を高めることができます。
フォルクスワーゲンはビッグカー全盛のアメリカに参入するときにスモールカーの小さいからこそ、維持費や駐車スペースが狭く済むというベネフィットを強調しました。
◾️ネガティブな状況を逆出に取り、強みとして宣伝する方法はコチラの弱みは強みになるマーケティングから確認してください。
→自虐広告ー弱みは強みになるマーケティング
「弱みが強みに」広告の表現方法
- 商品の弱みをあえて強調する: 商品の欠点を隠すのではなく、あえて前面に出してアピールする。
- 弱みを克服する努力を伝える: 弱みを克服するためにどのような努力をしているのかを伝える。
- 弱みを逆手に取る: 弱みを強みに変えるような工夫を伝える。
「弱みが強みに」広告は、以下のような効果が期待できます。
「弱みが強みに」広告の効果
- 消費者の共感を呼ぶ: 消費者は、商品の弱みに共感することで、商品に対して親近感を抱く。
- 商品の信頼性を高める: 弱みを正直に伝えることで、商品の信頼性を高めることができる。
- 差別化を図る: 他の商品との差別化を図ることができる。
「弱みが強みに」広告は、うまく活用すれば、消費者の購買意欲を高める効果的な広告手法となります。
しかし、弱みを強調しすぎると、消費者にマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。
そのため、商品の弱みをどのように表現するかが重要になります。
よくある質問(Q&A)

おわりに
売上を改善するデザインのポイントはたくさんあるので一つづつ実践していきましょう。
クリエイティブ力自体は考える力と同じなのでお金のかからない行動で「無料」です。
どんどんアタマをひねっていきましょう。
いろんな事例を参考にするのが非常に有効です。
そして機能的に改善していくといいでしょう。
他社や他店のチラシを分析してどんどん活用していきましょう。
ちなみにアイシープでも上記のように売れるためのエッセンスを取り入れたセールスデザインである『チラシデザイン』や『フライヤーデザイン』、『パンフレットデザイン』承っております。
お気軽にご相談ください。
↓チラシデザインに関する記事はコチラもご覧ください
◾️おもしろいデザインはバズる可能性もありますし、強く惹きつけることができます。コチラの「おもしろいチラシデザイン」で差をつける!からご確認ください。
→「おもしろいチラシデザイン」で差をつける!革新的な広告の例
