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来店動機を高める!成功事例から学ぶ集客イベントの秘訣

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来店動機を高める!成功事例から学ぶ集客イベントの秘訣

近年、ハロウィンの盛り上がりは異常で、毎年タイヘンなお祭り騒ぎになっています。
お祭り、イベントの消費意欲は凄まじいものがあります。
誕生日を始め、クリスマス、バレンタインなどなど。
ブラックフライデーはアメリカの感謝祭翌日の金曜日のことでクリスマス商戦のスタートを意味します。
毎年テレビで報じられますが、巨体なアメリカ人がショッピングモールでどんどんカートに商品を入れていく様は豪快そのものです。
そして、感謝祭とブラックフライデーの売り上げをはるかに凌ぐのが中国の「独身の日」
11月11日である独身の日は、買い物によって寂しい心を慰める日である。
どれくらいの売り上げ規模かというと、
中国最大の電子商取引であるアリババの11月11日の1日だけの売り上げで日本でのamazon(アマゾン)の売上の約2年分を売っています
2年分を1日って、、、
中国の規模の違いは恐ろしいです。

集客イベントの成功事例で来店動機を高める!?ーイベントを理由に割引販売する

イベント集客

「バレンタインデーなので、特典をセットで!」
「お正月なので、2000円クーポン!」
「GWなので、30%OFF!」
「母の日、半額!」
「10周年記念、〇〇を無料でセット!」

というように、「イベントの日なので、割引します!」という販売方法は当たり前のように見られます。
「ただの割引販売か、、」と、「割引販売すれば反応が上がるのは当たり前だ!」と
思われたかもしれませんが、割引の理由がちゃんとあるのとないのとでは大きく違うということです。
例えば、この2つの割引が、どういう風に感じるか、比べてみて欲しいのです。

『このTシャツ、20%割引!』
『バレンタインデーなので、このTシャツは20%割引!』

どちらも同じ「20%割引」には変わりはないのですが、上のただ「20%割引します!」だと、「なぜ?」思ってしまいませんか?
「ちょっと古いのかな、、、」「人気がないのかな?」と割引の理由を無意識に探してしまうこともあるでしょう。
しかし、「バレンタインデーなので」とつくだけで、どこか納得してしまうんですよね。
「ラッキー!今がチャンスなんだな!」と思ってもらいやすいわけです。
「〜なので」と言われると、私たちの脳は「ちゃんと理由がある」と認識してしまうのです。
しかも、面白いことに、例え、それが筋の通ってない理由だったとしても、納得してしまうんです。

なぜ人はイベントで消費意欲が増すのか?

ワタクシも大いに経験があるのですが、特別なことやイベントに関してついつい無駄遣いをしてしまうものです。
人はイベントで消費意欲が増すのは、以下のような要因が影響しているからです。

1.特別感

イベントは一般的な日常とは異なる特別な状況を作り出します。この特別感は消費意欲を高めることがあります。

2.集団行動

イベントは多くの人が参加することが多いため、周りの人々の消費行動も影響することがあります。周りの人が何かを買っていると、自分も買いたくなるといった共感的な行動が起こります。

3.圧倒的なプレゼンテーション

イベントは商品などが圧倒的なプレゼンテーションで行われることがあります。これによって商品の魅力が強調され、消費意欲が高まることがあります。

4.特別なプロモーションや割引

イベントには特別なプロモーションや割引などがあることがあります。これらは消費意欲を高める要因となります。

土曜丑の日は、、、

江戸時代中頃、日本最古のコピーライターと呼ばれる平賀源内は
「本日、土用丑の日!」
「丑の日に”う”の付く食べ物を食べると縁起が良い!うなぎは精が付くから暑い夏を乗り切るのにもってこい!」
と、こんなキャッチコピーを作ったのでした。
この宣伝がきっかけとなり、うなぎ屋さんは大繁盛です。
どの店もみんな真似して、その宣伝文句を使うようになったのです。
そして現在では、”土用の丑の日に鰻を食べる”という風習が当たり前のようになったのです。
このように昔からあるイベントにしても誰かが勝手に始めただけのことなのです。
多くは商業的成功を目的に行われます。
もちろん「土曜丑の日」も鰻屋さんが儲かるように仕掛けていっただけのことなのです。

イベントを通じて来店動機を創出する「ららぽーと堺」の取り組み

ショッピングパーク「ららぽーと」では、3×3バスケットボールの試合を活用して顧客を引きつけ、来店動機を創出しています。
この施設は三井不動産によって運営され、売上の増加に寄与しています。

「ららぽーと堺」では、3階建ての吹き抜けスペースにバスケットボールコートを設置し、定期的に試合を開催しています。
このイベントにより、イベント開催日は通常日に比べて最大で10%の売上増加が見られます

成功の要因: 短時間で楽しめるスポーツの選定

3×3バスケットボールは試合時間が10分と短く、ショッピングの合間に気軽に楽しめるため、商業施設との相性が良いです。
観客は近くのフードコートで食事を楽しみながら試合を観戦することができます。
「ららぽーと堺」の設計は、来店動機を創出することを優先し、560平方メートルのイベントスペースを中心に据えています。
このスペースは観戦可能なベンチが設置され、1400人が収容可能です。

ららぽーと堺フロアマップ

事業戦略の転換: 「モノ売り」から「来店動機作り」へ

小売環境の変化に対応して、「ららぽーと堺」では従来の「モノを売る」から「来店動機を作る」へと戦略をシフトしています
この変化は、顧客がECでの買い物を選ぶことが多くなった現代において、来店する理由を提供することの重要性を反映しています。
「ららぽーと堺」の事例から、商業施設が直面する現代の挑戦と、それに対応するための施策を学ぶことができます。
店舗設計やイベントの運営を通じて、来店動機を創出し、持続的な顧客流入を確保する戦略が求められています。

集客イベントの成功事例で来店動機を高める!?ー記念日に相乗りしよう

そんな消費意欲の強いイベントにはちゃっかり乗った方がいいのは一目瞭然。
アナタが商店主だったり事業主だったりした場合はこういうイベントはフルに活用しましょう
みなさん、感覚としてわかると思いますがイベント時の消費意欲というのは通常の何倍もあるのです。
誕生日なんてあまり気にしないでお買い物する人は多数います。
そういう消費意欲の高い日を絶対に逃すのは機会損失でしかありません。
11月もたくさんの記念日があります。
色々考えることができるのではないでしょうか。

11月1日 – 犬の日、紅茶の日
2日 – 阪神タイガース記念日、
3日 – ゴジラの日
4日 – 消費者センター開設記念日
5日 – 雑誌広告の日
6日 – アパート記念日
7日 – 鍋の日
8日 – レントゲンの日
9日 – 太陽暦採用記念日
10日 – エレベーターの日
11日 – 煙突の日
12日 – 皮膚の日
13日 -あいさつの日
14日 – 医師に感謝する日
15日 – きものの日、いい遺言の日
16日 – 幼稚園記念日
17日 – 将棋の日、蓮根の日
18日 – 音楽著作権の日
19日 – 緑のおばさんの日
20日 – 毛皮の日
21日 – インターネット記念日
22日 – 大工さんの日
23日 -ワーク・ライフ・バランスの日
24日 – 鰹節の日
25日 – OLの日
26日 – ペンの日
27日 – ノーベル賞制定記念日
28日 – 税関記念日
29日 – 議会開設記念日
30日 – カメラの日

例えば、
6日の「アパート記念日」なんて不動産関係のお仕事してる方にはいいですね。
11日の「煙突の日」なんてのも数少ない煙突があるお宅に対してキャンペーンを打ち出すことができます。
13日の「挨拶の日」は、面白い挨拶してくれたら何かをサービスしてみたり。
17日の「レンコンの日」は飲食店にいいですね。
レンコン食材の料理なんてあまりメジャーじゃないから話題性はあると思います。
25日の「OLの日」は美容系のビジネスに関わってる方には訴求のチャンスです。
kinenbi

集客イベントの成功事例で来店動機を高める!?ー理由はなんだっていい

有名な話ですが、「コピー機の実験」と言う話があります。
コピー機の前に並ぶ行列に割り込むときに、ただ単に「先にコピーさせてください」と言うと60%の人が譲ってくれたそうです。
しかし、「コピーを取りたいので、先に行かせてください」と理由を言うと、93%の人が譲ってくれたという話です。
みんなコピーを取りたいからコピー機に並んでいるわけので、「コピーを取りたいので、先に行かせてください」という理由は、よくよく考えれば、成立していないのです。
でも、人は瞬間的にはそうは思わないわけです。
「〜なので」と言われると、「ちゃんと理由があるんだ」と判断して、譲ってしまったわけです。
つまり、理由がなんであれ、「〜なので、〇〇します」という、「〜なので」を作ることがすごく大事だと言うことです。
その点、こういった時期的なイベントと割引を合わせると、簡単に「〜なので」を作り出すことが出来ます。
「バレンタインデーなので」
「ゴールデンウィークなので」
「母の日なので」
「クリスマスなので」
理由づけをすることこそが、人の行動要因となるのです

理由があるのとないのとでは大きく違う

理由がある場合とない場合では、人の行動に大きな違いがあります。
理由がある場合、人は自分の意志に基づいて行動することができます。
これは、自分の価値観や考え、望ましい結果などに基づいて行動することができます
また、理由がある場合は、より長期的な観点から行動することができます
一方、理由がない場合、人は外的要因(周りの人や環境など)によって影響されやすく、より衝動的な行動をすることがあります。
また、理由がない場合は、短期的な観点から行動することが多いため、長期的な観点からの行動になりにくいといった欠点もあります
といったように、理由があるかないかは、人の行動に大きな差を生むことがあります。

集客イベントの成功事例で来店動機を高める!?ーそれなら勝手に記念日を作ってしまおう

「○○の日」を作っちゃいましょう。
言ったもん勝ちです。
バレンタインデーにチョコを渡すのはお菓子会社が作ったイベントなのはおなじみ。
ワタクシ、ピザ屋やってる時に毎月13日は「ピザの日」に設定してました。
ピザの割引を実施していました。
認知されるまで時間はかかるものの、
「アソコのお店は色々やってる」って認知させることが重要です。
活気があるお店というのはお客さんにとって再来店動機につながります
「今日は何もやってないの??」と逆に聞かれることも多くなります。
そうなればしめたもの。
顧客の来店頻度、購買頻度を上げることが売上アップにつながり、またお店の継続につながるのです

ライフイベント、赤ちゃん行事が爆増

赤ちゃんの誕生や成長を祝うイベントが増えているとのこと。
かつては、生後100日前後を祝う「お食い初め」など数は限られていたのですが、海外SNSから流入したイベントを実施する人が増加しています。
1歳や2歳など区切りのいい年齢向けはもちろんのこと、ハーフバースデーを目的に購入される方も増えてきているとのこと。

赤ちゃんのイベントというと、
・お七夜
・お宮参り(生後30日前後)
・お食い初め(100日前後)
・初節句
・一升餅(1才)
などがあります。
手作り品売買サイトの「クリーマ」ではお宮参りやお食い初めで簡単に着せられる「ベビー袴(はかま)」の販売数が伸びています。

生まれる前:「ジェンダーリビール」というイベントも流行っています。
これから生まれる赤ちゃんの性別を家族や友人に知らせてお祝いする「ジェンダーリビール(性別発表)」が静かに広がっています。
アメリカのジェンダーリビールは、ピンクや青のクリームをケーキの中に仕込んで、切り分けた際に「ピンクなら女の子、青なら男の子」などと性別を発表するのが一般的とのこと。
米国流のジェンダーリビールにならったケーキを提供している洋菓子店も増えてきています。

イベント集客

おわりに

一年365日、毎日がキャンペーンみたいなお祭り感覚を持たせると顧客は飽きが来ないものです。
毎日、もしくはタイムセールもありだと思います。
色々仕掛けていくことによってお客さんがワクワクしていくものです。
仕掛けていくということに至ってはイチバンの成功例はエジソンの朝食ではないでしょうか。

どうしても割引一辺倒のオファーしかないようですが、割引するくらいなら何か別商品をプレゼントするなりして、客単価を下げないように心がけましょう。

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