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おもしろいプロモーションマーケティングあれこれ

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約13分
おもしろいプロモーションマーケティングあれこれ

いろんな商品やサービスを販売する方法があります。
競合も多くなり売ることもカンタンではありません。
もちろん良い商品やサービスを提供するのは当たり前です。
でもそれだけではありません。
卓越したマーケティング手法が販売を制するのです。
その中で近年面白いマーケティングが登場してきていますのでご紹介していきます。

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おもしろいプロモーションマーケティングあれこれ

では早速、実際に過去のおもしろいユーモアのあるプロモーションマーケティングをご紹介していきます。
参考にするには行動力が必要になってきますが、柔軟な発想は非常に参考になります。

おもしろデリバリー

キャラデリバリー
ゆるキャラが自宅に料理をお届け!?
フードデリバリーをエンターテインメントに

新型コロナウイルスによる飲食店のデリバリー&テイクアウト転換が面白いカタチに変化してきました。
暗い世の中を明るくしようと着ぐるみをまとってのデリバリーです。
配達を担当するキャラクターは、兵庫県尼崎市の非公認ご当地キャラクター「ちっちゃいおっさん」や、時事ネタのTwitter投稿で話題の「ましゅ」などのキャラクターたちです。
料理は、高級出張寿司で人気の「SUSHI+」のチラシ寿司や、世田谷のカフェレストラン「世田谷百貨店」のサンドイッチなどです。
「食べる」だけではなく、エンタメを取り入れてお客様を楽しませることはデリバリーでも可能だということを教えてくれるアイデアですね。

「ノー」と否定してみるマーケティング

ロレアルの「ノーシャンプー」が人気だそうです。
「ノーシャンプー」と言っても、シャンプーをしないわけではありません。
ロレアルによると、、、

毎日シャンプーで髪を洗う。
そんな、日本人にとって当たり前の習慣が、実は髪本来の美しさに影響を与えていたら?
ノーシャンプーとは、シャンプーを使わずに泡なしクリームで洗うこと。
3in1でヘアケア時間をもっと短く。
あなた史上最高のヘアケアを。
これからはNO SHAMPOOの時代へ。

こんな感じでノーシャンプーというライフスタイル自体をアピールしています。
何がスゴイって、、、今までシャンプーという商品をたくさん世に送り出していたのにそれを真っ向から否定しているわけです。
正確に言うとシャンプーを否定しているわけではないのですがノーと言うことで多大なインパクトを演出しています
ノーと言うことで興味を惹きつけることができます。
同様に「ノー」ではないのですが「空っぽ」というワードでインパクトを出しています。
それが、文具メーカーの呉竹(奈良市)が販売する「からっぽペン」
「空(から)」のペンに自分でインクを入れてオリジナルのペンを作ることができる商品です。
ペンの内側には縦に長く綿が入っていて、その綿をインクに浸して吸い上げたものを外に漏れないようにカッチリと蓋を閉めることで完成します。
こちらもネーミングで商品自体に興味が湧くのは間違いありません。

禁止マーケティング?

上記の「ノー」と似ているけど違うのがコレ!
ダイエット食品のCMで
「1日3kg以上体重が減った場合、使用を控えてください」と、、、
これはずいぶん効果があるんだなという印象です。
「控えてください」や「やめてください」とあえて否定的な言葉を使っています。
しかし、逆にお客様の信用を高めているではないか。
「1日3kg以上体重が減っていきます。効果バツグンです」
も悪くはないでしょう。
しかし、あえて禁止や否定をすることでお客様の感情をぐっと掴むことができるのです。

「はじめての、、、」マーケティング

アサヒグループ食品が「和光堂」ブランドで発売した1歳児から食べられる「はじめてのシリアル」。
ターゲットは1人で食べようとしだした1歳前後の子供。
目をつけたのはシリアル。
「はじめてのおつかい」はご存知大人気のTV番組。
語呂がよく、自然と手にとってしまう商品ではないでしょうか。
ネーミングがとても秀逸ですね。

「クイズ」は人気コンテンツ

面白かったり役に立つクイズの結果をシェアするのは人気があります
消費者や視聴者向けにクイズを作ると、いろんな情報や機会を提供できます。
極端ですが、こんなおもしろクイズはシェアされますよね?

「ガチャ」はトレンド!

最近はゲームでも「ガチャ」が大人気!
元々はカプセルトイまたはカプセルトイの販売機のことです。
景品が入ったカプセルを購入する形式であり、ガチャガチャなどとも言います。
カプセルの中身を選択することはできず、何が入っているかは取り出すまで分からない、という点が主な特徴となっていて、ソーシャルゲームなどではガチャを模したアイテム課金の方式も多いです。
それを模しているのが、航空会社ピーチアビエーションの「旅くじ」です。
ガチャを5000円でひくと、行き先の決まっている「ピーチポイント」がもらえます。
そのピーチポイントを使って、ガチャに入っている行き先に行く、というキャンペーンですね。
行き先は選べません。
ガチャで「ランダムに」ということです。

くじ
行き先がガチャで決まるなんて楽しいですよね!
こんな旅があってもいいかなと思います。
おかげさまで大人気のようです。

「段階的な販売ステップ」マーケティング

「ヤマハ音楽教室」などの音楽教育事業を手掛けるヤマハ音楽振興会は、シニア層を主なターゲットとした新たなプログラムを開発し、大人向け音楽教室のグループレッスンの会員を募集しています。
1回60分のレッスンが月3回で月額税別9000円前後の料金となっており、ハードルを下げて、幅広い顧客の獲得につなげることに成功しています。
1960~80年代のフォークソングや歌謡曲を歌いながら、簡単なステップとハーモニーを楽しめるプログラム「青春ポップス」を展開しているとのこと。
楽譜が読めなくてもよく、90分が月2回で月額税別3500円と気軽に参加できる点が好評で、会員数は大幅に増えています。
ライト版から通常の大人向け音楽教室へのステップアップも見込んでいるところが秀逸です。
まずはライト版で広く会員を募集してステップアップして単価の高いコースへ誘引する
「フロントエンド」と「バックエンド」の関係を構築しています。

一点モノで行列を作る

成熟社会ではターゲットを絞ってビジネスをするのが当然です。
誰にでもいろんなモノを販売しても価格競争に巻き込まれるだけです。
そんな中、一点モノで行列を作っている話をよく聞きます。
田舎なのに何時間もかけて訪れるとのこと。
「フルーツサンド」だけを売っているパン屋さん。
「おはぎ」が一日何千個も売れるスーパー。
埼玉奥地の「かき氷屋さん」。
色々あります。
そう、一点だけにチカラを入れる。
そうするとこだわりが見えるのです。
職人技に見えるのです。

一歩間違えれば「炎上」マーケティング

手元の300万円ではじめたクラフトビールの会社が、クラウドファンディングで資金を集め、発足から8年で70億円を売り上げるまでになったというイギリスのクラフトビール会社。
当時24歳だった創業者のバズりがエグイのです。
まだ2007年なので「炎上」というコトバは存在しません。
「パンクマーケティング」と呼ばれるゲリラのような過激さがありました。
何をしたかと言うと、、、
・マイナス30度の冷蔵庫に裸で入り、動画に撮ってブログに掲載
・車にはねられたリスの死骸を、ビールのパッケージに
・英国の国会議事堂の壁に、創業者2人の裸の写真をプロジェクターで映す
・他社のビールの瓶をゴルフクラブで割る

どうですか、この過激行動。
しかし、これで大きくなったのです。。。

味噌に音楽を聴かせる

新潟県上越市で味噌樽(だる)に水中スピーカーを入れ、音楽を直接響かせる新たな味噌造りが始まったとのことです。

『水中音響のウエタックス(上越市)が専用スピーカーを開発し、同市内で創業100年を超える山本味噌醸造場の味噌樽に設置した。
樽の外壁にスピーカーを取り付けて振動を与えたり、熟成室でクラシック音楽をかけたりする先行事例は他地域にあるが、味噌に直接スピーカーを埋めて音楽を響かせる試みは全国でも初めてだという』

『ウエタックスと山本味噌の共同開発は2019年から始めた。
試験醸造では音楽を響かせた味噌の方が通常に比べ色が濃くなり、味がまろやかになったという。山本味噌の味噌は大豆・麹(こうじ)・塩のみで仕込んでいるが「音楽の有無で味や色すら別物になるのかと驚いた」と山本幹雄社長は振り返る』

これってスゴくないですか?
昔、キャベツに電極を挿して話しかけると反応する、なんて実験がありました。
そうです、味噌もキャベツも生きてるのです。
さらにスゴイのが加工済みの味噌が反応するということです。
でも考えてみたら当然かもしれません。
音は周波です。
万物は波の影響を受けるものなのです。
量子力学の世界に通ずるものもあって面白いですよね!
「世界初! 音楽を聞かせて作った味噌」なんてキャッチがあったら商品を手に取るに決まってます!
このプロモーションは使えます!
music
あなたが販売している商品に音楽を聴かせてみてはいかがでしょう?
変化が現れる確率は0.001%かもしれません。
でも「世界初! 音楽を聞かせて作った○○」として販売すると売上は100%アップは間違い無いでしょう!

客寄せパンダを売上に直結

客寄せパンダがあっても売上に結びつかないこともしばしば。
あるホームセンターは店先にペット用の猿を用意しました。
猿を見に来る客で、集客に成功、、、は当たり前です。
しかし、子供ばかりが集まってしまい、売上に結びつきません。
なので、店長は近くの小学校に出向き、猿を見に来る子供たちが(猿のいたずらで)ケガをしたら大変なので、必ず親同伴でお店に行くように学校から通達をしてもらいました。
結果的に店は親子で賑わい売上は急増したのです。
しっかり導線を作ってあげると売上にも影響してくるプロモーションなのです。

おもしろいプロモーションマーケティングあれこれーアメリカのユーモラスマーケティング

アメリカでは、ユーモラスなマーケティングプロモーションの成功例が数多くあります
たとえば、Dollar Shave Clubはユーモアを使ってマーケティングを強化し、聴衆に永続的な印象を与えました。
Allstate はまた、「テールゲートがうまくいかなかった」という広告でユーモアを広告に使用しました。
スニッカーズは、「ハングリー ベティ ホワイト」キャンペーンで象徴的なベティ ホワイトを活用しました。
一方、ドリトスは500 万ドルのスーパー ボウル広告でバイラル ヒットを作成しましたが、制作費はわずか200ドルでした。
バド・ライトの「スラップ」コマーシャルも大成功を収め、史上最も面白いスーパーボウルの広告の1つと呼ばれています。
最後に、 ProShade は、最初に顔を平手打ちできた人に400万ドルを提供しました。
アメリカは移民の国ですので、アメリカンジョークのように誰でも理解できるプロモーションが必要です。
でもやはりユーモアでは一歩上で参考になりますよね。

おもしろい海外プロモーション

・『私はジャックですが、ジャック・ライアンではありません』
amazonプライムでお馴染み「ジャックライアン」はもちろん日米以外でもヒットしていますが、タイではまったく知名度がありません。
しかし、「ジャック」が非常に一般的な名前であるタイで、「ジャック ライアン」が注目を集めるようにすることが課題だったのです。
ジャックという名前のタイ人はたくさんいて、100人いれば少なくとも1人のジャックを見つけるほどの数です。
したがって、この危機は宣伝するいいチャンスなのです
スーパースターの「ジャック」から街頭の普通の「ジャック」まで、タイ全土のあらゆる「ジャック」を集めて、SNSの広告に使用します。
クラウドソーシングされたデータを使用して、タイのジャックという名前のすべてのSNSアカウントを追跡し、それらのアカウントに連絡します。
Facebookの人気ページも、キャンペーンに参加するために「ジャック」とジャックの友達を描くコンテンツを投稿するのに役立ちました。
全国の何百人もの「ジャック」が「私はジャックですが、ジャック・ライアンではありません」Tシャツを着て、ネットに写真を投稿しました。
この現象は、ジャックの友人、すべてのジャックのファン、および周囲の人々の間で好奇心を引き起こしました。
「ジャック」という名前が人々の注目を集めると、人々は「ジャック・ライアンとは誰ですか?」と話し、質問し始めました。
その後、このトピックはより広い範囲に広がり、最終的にはプライムビデオで答えを見つけることにつながったのです。
jackryan

・コチラは面白いPRというよりも「いいキャンペーン」です。
Noodles&Companyは、新しいお気に入りのメニューの初トライのお祝いを紹介し、食事時にルーティンを破ることの利点を強調する新しいキャンペーンを開始しました。
全国的なスポットで、Noodles&Companyのスタッフが、新メニューを試そうとするおしゃれな身なりのZ世代の顧客のポラロイド写真を撮っています。
写真を撮りながら、彼は「初めてのメニューは1回しか試すことができない」と言い、全国で提供されたさまざまな最初のパスタ料理を記録したスクラップブックを取り出し、最初の「ウィスコンシン マック&チーズ」という商品で締めくくります。
スタッフは、首からぶら下がっているロケットを開けて、「マック&チーズ」の写真を見せます。
このキャンペーンは、ゲストの訪問頻度を増やすことを目的としています。
新メニューを新たな視点から紹介しているということがとても新鮮です。
商品にも「一期一会」の心がこもっているのですね。

おもしろいプロモーションマーケティングあれこれー他にも市場を制するために大切なことやいろいろマーケティングアイデア

●顧客の発想をはるかに凌駕する発想が必要
軸となる考え方です。考えることに費用は発生しません。考え続けることによって、より発想にシナジー効果が生まれます。ブレーンストーミングもいいでしょう。
●差別化では真似されるが独自化で真似のできないレベルにする
こちらも軸となる考え方です。オリジナルを追求すれば誰も追いつけないレベルに昇華します。
●中国で成功するために必要なのは今やネットワークでなく、ストラテジー(戦略)です
中国などの発展途上国では、先進国が行うように戦略を持って市場をリードしましょう。感覚ではなくロジカルに運営していくことです。
●中国よりもサービスに対する意識が低い米国。だが、米国のサービス業は属人的な能力に頼らずに、しっかりした仕組みを作ることによって高いパフォーマンスを上げている
戦略とともに大切なのが「仕組み」です。人材に頼るソフトウェアではなく、仕組みであるハードウェアを構築するべきでしょう。
●キャンセルをすぐできるのがポイント・・・フラッシュマーケティング
amazonもそうですが、キャンセルを気軽にできるようでないといけません。購入の決断に神経を使うようだと現代は売上が伸びないのです。
●楽天市場やamazonなどのプラットフォーム戦略
大資本でないとプラットフォーム戦略は難しいでしょう。華やかな玄関であるポータルサイトに騙されないようにしましょう。
●顧客は理屈ではなく感情で動くことを忘れない
顧客も人間です。感情の変化がないと行動は起こしません。そんな単純なことなのに難しく考えすぎる傾向に注意しましょう。
●出前は満足を買うのではなく、面倒くさいに焦点を合わせている。だからもっと楽できることに焦点をしぼる
出前のニーズの変化です。現代人はいかに楽をしようか常に考えています。そんなサービスは間違いなく継続できるのです。
●『20名の法則』・・・コミュニティは20名までは活性化する。
これは心理学的要素です。20名まではとにかく集めましょう。
●誕生日マーケティング
誕生日は消費力が大幅にアップする。感覚的に理解できると思いますが、誕生日の消費力は人によっては10倍以上のチカラがあるのです。

おわりに

売るための努力と言っても、要は顧客にきちんと商品力を伝えることです。
しつこいようにいいタイミングで伝えることがプロモーションです。
おもしろい会社の商品だから期待するみたいなこともあります。
伝え方を磨くことが市場をリードするのです

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