
現代のビジネスでは、クチコミレビューが売上に直結すると言われています。
消費者の70%以上が購入前にクチコミをチェックし、信頼できるレビューがある商品・サービスを選ぶ傾向にあります。
本記事では、クチコミレビューの重要性と、レビューを増やし、評価を向上させる具体的な方法を解説します。

目次
クチコミレビューの重要性|売上・集客に与える影響とは?
やはりクチコミは非常に効果があります。
何の気なしに見てしまっていますが、実際に売上に直結しているのです。
以下に効果の程を書きますね。
1. 新規客の68%が口コミで購入する
ある調査によると、新規顧客の68%が『商品説明よりも、実際のクチコミレビューを参考にする』と回答しています。
また、口コミのある商品は、口コミがない商品と比べて購入率が2.7倍になることが分かっています。
特にBtoBでは、実際に導入した企業の事例やレビューが意思決定に大きな影響を与えます。
2. 事業者からのメッセージの85%以上をスパムメールと感じている
消費者は事業者から受け取るメッセージの85%以上をただのスパムメールと感じていることを知っていますでしょうか?
3. クチコミ投稿は、広告の700%多くの契約を成立させている
顧客による口コミ投稿は、企業がその商品の魅力を語った投稿の700%多くの契約を成立させているという事実を知っていますでしょうか?
4. 消費者の94%が、悪いレビューによってその企業を避けるようになった
顧客が悪い経験をした後に悪いレビューを残す可能性が高いことは驚くことではありませんが、事実94%の消費者が、
「悪いレビューによってその企業を避けるようになった」と答えているのです。
良いレビューによって、新たな顧客を獲得することはできますが、悪いレビューを避ける方がずっと簡単なのです。
ネガティブなレビューがいくつも積み重なれば、顧客は完全にあなたを避けるようになるので気をつけましょう。
しかし、クチコミレビューも怪しい??
ネット上のクチコミレビューは信用するかどうかは個人差がありますが、一般的にはあまり信用できるとは言われていないのが現状です。
理由としては、以下のようなものがあります。
クチコミレビューを信用できない理由
1.偽のレビューが多い
企業や商品の評判を上げるために、偽のレビューを投稿する人もいます。
2.意見が偏向的
クチコミレビューは個人の意見であり、偏向的な見方をする人もいます。
3.評判の正確性がわからない
クチコミレビューは匿名で投稿されることが多いため、正確な情報を提供できない可能性があります。
しかし、多数のレビューを読んで様々な意見を見比べ、平均的な評価から推測することは有用です。また、信用できるサイトやアプリを選ぶことも重要です。
そんな中、GIGAZINEの記事から
投稿されたレビューの多くは主観的情報としてバイアスがかかっており、購入検討の判断材料として考慮するには難しいという弱点を含んでいる
え!マジ!?
どゆこと??
しかも、
Amazonのユーザーレビューは、特にプレミアム・ブランドや高価な製品に対して極度に主観的影響を受けることがわかっており、イメージによって実際の品質以上の評価を下してしまう可能性が高い
なんと、高単価の商品であれば、特にバイアスがかかってるとのこと。
購入検討をしている時は、心理的にも「この製品は買っても大丈夫」という都合の良いレビューだけを求めてしまうという「確証バイアス」の影響も考える必要があります。
確実に思い当たる節があります。
購入の際、背中を押してもらいたいがために高評価のレビューを探し求めた経験があります。
そして、なぜか高評価レビューを確認したら安心してしまっていました。
損をしたくないという強迫観念が起こした行動なのです。
今は、楽天市場では当たり前ですが、『レビュー書き込みで◯◯プレゼント!』なんてあります。
そりゃ、プレゼントもらったら悪いコト書けません。
もはや、虚偽のランキングです。
しかし、googleのSEOでは、きっちりと対策を講じています。
金品授受によるレビュー獲得は大きく検索順位を下げるのです。
近い将来、レビューも実際の評価と近いものとなっていくでしょう。
それまでは、自己責任です。
ネットの世界には詐欺師がウジャウジャいるのです。
そもそもクチコミレビューに左右されないようにする

レビューを書く人は限られています。
購入に失敗したくない、というかハードルが高いのです。
サービス業に従事している人にストレス発散目当てで当たりのキツイ人も一定数います。
価格設定の低いお店なんかは格好のターゲットになってしまいますので気をつけましょう。
「安かろう悪かろう」と言いたい人が大勢います。
思い切って価格を高くしてみるのもいいでしょう。
例えばラーメン店だとすると1杯4000円とか。
中途半端はいけません。
そしてもちろん美味しいのは前提です。
個人のブログやグルメサイトなど口コミのほとんど全てが「高いけど、とても美味しい」「値段に見合う美味しさ」「至極」というような評価ばかりで、「高過ぎる」といった批判的な声は見当たらなくなってくるもなのです。
どんなお店でも一定数の批判的な意見は必ずあるものです。
では、なぜこの店にはそうした声が見られないのでしょうか。
おそらく、このラーメンとは思えない高価格が理由となってきます。
ラーメンにこれだけの金額を出せるのは、価格が高いことにいちいちネットで文句など言わない層のはずなのです。
こういう層の方は、美味しくない、価格に見合わないと思えば、次はもう行かないだけでクチコミなんて書くことはありません。
逆に美味しいと思えば、当然高くても繰り返し利用する層のはずなのです。
この価格設定でなければ、こうした層の顧客と出会えることはありません。
結果として一部の優良顧客層だけを惹きつけることに成功するのです。
クチコミレビューにうまく付き合うコツ
以下は、インターネット上のクチコミレビューをうまく付き合うコツです。
1.多数のレビューを読む
一つのレビューだけを信用するのではなく、多数のレビューを読んで意見を平均することが大切です。
2.目的に応じて選ぶ
自分が探している情報に応じて、信頼性の高いレビューサイトやアプリを選ぶことが大切です。
3.評判を検証する
不正なレビューや偏向的な意見がある場合があるため、評判を検証することが大切です。
4.公正な意見を探す
公正な意見が多いレビューサイトやアプリを選ぶことが大切です。
5.自分自身の目で確認する
最終的には、自分自身の目で商品やサービスを確認することが大切です。
これらのポイントを考慮して、クチコミレビューをうまく付き合い、正確な情報を得ることができます。
クチコミレビューをマーケティングに活かす戦略
インターネットやSNSの普及により、消費者の購買行動は大きく変化しました。
従来の広告ではなく、実際に利用した人の「クチコミレビュー」が購買意思決定に大きな影響を与えています。
本項では、クチコミレビューを効果的に活用するマーケティング戦略について解説します。
クチコミレビューがもたらすビジネス効果
クチコミの「質」と「量」の違いを考慮したマーケティング戦略
クチコミレビューには、「質」と「量」の両方が重要です。
多くのレビューが集まることで信頼性が増しますが、単なる短文よりも詳細なレビューがある方が、購買意思決定に貢献します。
項目 | 影響度 | 説明 |
---|---|---|
クチコミの量 | ⭐⭐⭐ | 数が多いほど安心感が増し、検索エンジンの評価も向上する |
クチコミの質 | ⭐⭐⭐⭐ | 詳細なレビューは説得力があり、購買を後押しする |
クチコミの新鮮さ | ⭐⭐⭐ | 最新のレビューがあると、より信頼性が高まる |
マーケティング施策としては、「短期間で一定数のレビューを集める」ことと、「高品質なレビューを促進する」ことを両立させることがポイントです。
BtoC・BtoBでのクチコミの役割の違い
BtoC(個人向け)とBtoB(企業向け)では、クチコミレビューの重要性と活用方法が異なります。
BtoCの場合
- 感情的な共感が重要(例:「この商品を買ってよかった!」)
- 短期間での拡散が求められる
- SNSやECサイトでのレビューが影響大
BtoBの場合
- 具体的な成果が重視される(例:「導入後、業務効率が30%向上した」)
- 長期的な信頼関係が必要
- 導入事例やケーススタディが重視される
BtoBでは、公式ウェブサイトでの「成功事例」や「顧客の声」を充実させることが効果的な施策となります。
クチコミの拡散によるロイヤルカスタマーの獲得
ロイヤルカスタマー(リピーター)は、企業にとって最も価値のある顧客層です。
彼らが積極的にクチコミを発信することで、新規顧客獲得につながります。
ロイヤルカスタマーを活用する方法
- 優良顧客に特典を提供(例:レビュー投稿で割引や限定特典)
- SNSでのクチコミを増やす(ハッシュタグキャンペーンなど)
- アンバサダー制度を導入(熱心なファンを公式の推薦者に)
クチコミレビューを増やすための具体的な施策
SNSでのクチコミ投稿キャンペーン(UGCの活用)
UGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)とは、消費者が作成したクチコミや写真・動画などのコンテンツです。これを活用することで、信頼性の高いマーケティングが可能になります。
効果的なUGC施策
- InstagramやX(旧Twitter)で、購入者がハッシュタグ付きで投稿すると特典がもらえるキャンペーン
- TikTokでのレビュー動画コンテスト
- YouTubeでのアンバサダープログラム(インフルエンサーによるPR)
視覚的にわかりやすいインフォグラフィックを用意しました。
UGCの活用フロー
消費者の投稿 ⟶ 企業がシェア ⟶ 信頼性の向上 ⟶ 他の消費者が購買
この流れを作ることで、企業側の広告よりも消費者のリアルな声が拡散され、購買意欲を高めることができます。
クチコミ投稿インセンティブの工夫(割引・ポイント付与など)
消費者に自主的にクチコミを投稿してもらうためには、適切なインセンティブを設けることが有効です。
インセンティブ | メリット | デメリット |
---|---|---|
割引クーポン | 即時的なメリットがある | コストがかかる |
ポイント付与 | 継続的な購買につながる | 長期的な運用が必要 |
限定特典 | ブランドロイヤリティが向上 | 特典の管理が必要 |
「ただの割引」ではなく、「特別感のあるインセンティブ」を設計することが重要です。
顧客と直接コミュニケーションを取るタイミングの最適化
レビューを依頼するタイミングも重要です。適切なタイミングでアプローチすることで、投稿率が向上します。
効果的なタイミング
- 商品到着から 3〜7日後(実際に使用した後)
- リピート購入時(継続利用している顧客の声は貴重)
- 顧客サポート対応後(問題解決後のポジティブな感想を引き出す)
クチコミレビューを「見える化」する重要性
ECサイトやLPでのレビュー掲載方法の工夫
ECサイトやランディングページ(LP)でのレビュー掲載は、購買率に直結します。以下のような工夫が効果的です。
- 星評価だけでなく、詳細な体験談を表示
- ネガティブレビューも適切に掲載し、誠実な対応を示す
- 「よくある質問」とクチコミを連動させる
レビュー掲載の例
⭐⭐⭐⭐⭐
「この商品はコスパが良く、長持ちするので大満足です!」(30代・男性)
詳細なレビューがあると、信頼性が向上します。
動画レビュー・写真付きレビューを活用するメリット
消費者はテキストだけのレビューよりも、写真や動画付きのレビューを信用する傾向があります。
- 商品の実際のサイズ感や使用感を伝えられる
- 信頼性が向上し、購入後のギャップを減らせる
- SNSでの拡散効果も期待できる
YouTubeやInstagramでの「開封動画(Unboxing)」も人気のコンテンツとなっています。
ネガティブレビューをポジティブに変える返信テクニック
ネガティブレビューが投稿された際の対応は、ブランドの評価に直結します。以下のポイントを押さえましょう。
効果的な返信例
- お詫びと共感:「ご不便をおかけして申し訳ありません」
- 具体的な対応策:「改善のため、次回の製品に反映させます」
- 誠実な態度:「貴重なご意見ありがとうございます」
誠実な対応を見せることで、ブランドイメージを向上させることができます。

クチコミレビューを管理し、ブランド価値を高める方法
クチコミレビューは、企業のブランド価値を大きく左右する要素です。ポジティブなクチコミは集客や売上の向上に貢献しますが、ネガティブなレビューの管理を誤ると、ブランドの信頼を損なう可能性があります。本記事では、クチコミレビューの信頼性を向上させ、ブランド価値を高めるための具体的な方法を解説します。
クチコミの信頼性を向上させるポイント
フェイクレビューを避けるための対策
インターネット上には、競合企業による悪意のあるレビューや、過剰にポジティブな自作自演のクチコミが存在します。これらのフェイクレビューは、消費者の信頼を失わせるだけでなく、検索エンジンからの評価も下がる可能性があります。
フェイクレビュー対策
対策方法 | 効果 |
---|---|
AIによる自動検出 | 不自然なレビューを特定し削除 |
実名認証の導入 | 信頼性の高いレビューを確保 |
ユーザー通報システム | フェイクレビューの排除を促進 |
ECサイトやレビューサイトでは、フェイクレビューを減らすために、AIを活用したスクリーニング技術や実名認証を導入することが重要です。
第三者機関の認証(Googleレビューの認定、Trustpilotなどの利用)
信頼性のあるレビューを確保するために、第三者機関の認証を活用する方法も効果的です。
代表的なレビュー認証機関
- Google マイビジネス:Googleが提供する公式レビューで、検索結果に表示されるため影響力が大きい
- Trustpilot:世界的に利用されているレビューサイトで、企業の透明性を高める
- Yelp:飲食店や小売業に強いレビューサイト
第三者機関のレビューを活用することで、消費者が安心して購入を決定できる環境を作ることができます。
クチコミの「リアルさ」を重視するブランディング
消費者は、リアルな体験談に基づいたレビューを最も信用します。そのため、企業は「本物の声」を引き出す仕組みを作ることが重要です。
リアルなクチコミを増やす方法
- 写真や動画付きのレビューを推奨する
- 実際の商品を使用した画像をアップできる機能を導入
- YouTubeやInstagramでの体験動画を推奨
- 購入者限定のレビュー投稿システムを導入
- 実際の購入者のみがレビューできる仕組みを作る
- ユーザーインタビューを実施
- 実際のユーザーの声を記事や動画として公開
信頼性の高いレビューを集めることで、ブランド価値の向上につながります。
ネガティブなクチコミレビューをブランド価値に変える
クレームをポジティブに変える対応方法
ネガティブなレビューを適切に対応することで、企業の誠実さや顧客対応の質をアピールできます。
ネガティブレビュー対応のポイント
- 迅速な返信を心がける
- 24時間以内に対応することで、誠意を示す
- 謝罪+解決策を提示する
- 例:「この度はご不便をおかけし申し訳ありません。改善策として○○を実施いたします。」
- ポジティブな印象を残す
- 例:「今後もより良いサービスを提供できるよう努めてまいります。」
顧客が不満を感じたとしても、適切な対応をすることで、ブランドの評価を高めることが可能です。
企業側ができる「謝罪+改善提案」の型
企業の対応によっては、ネガティブレビューをブランドの強みへと転換できます。
対応フロー | 内容 |
---|---|
1. 事実確認 | レビューの内容を正確に把握 |
2. 謝罪 | 顧客の気持ちに寄り添った言葉を使う |
3. 解決策の提示 | 問題の解決方法を具体的に提案 |
4. 改善策の実施 | 社内で共有し、同じ問題が再発しないよう対策を取る |
企業が誠実に対応すれば、ネガティブなクチコミが「対応の良さ」を示す材料になります。

「対応の良さ」を逆にアピールする手法
クチコミ対応の良さは、ブランドの強みとして活用できます。例えば、以下のような事例があります。
対応の良さをアピールする成功事例
- 航空会社の対応
- 乗客がフライトで不満を持った際、担当者がすぐに対応し、後日手書きの謝罪状を送付 → 「神対応」として話題に
- ECサイトの返金対応
- 商品に不備があった際に、返金+お詫びのギフトを送付 → SNSで拡散され、ブランドイメージが向上
企業が迅速かつ適切に対応すれば、クチコミがブランドの「信頼性」を高める要素になります。
クチコミデータを活用して商品・サービスを改善する
クチコミ分析ツールの活用(Googleマイビジネス・SNS解析ツールなど)
クチコミレビューを単なる評価として捉えるのではなく、データとして活用することで、より良い商品やサービスの開発につなげることができます。
主なクチコミ分析ツール
ツール名 | 特徴 |
---|---|
Googleマイビジネス | ローカル検索での評価を分析 |
Trustpilot | 国際的な企業評価が可能 |
SNS解析ツール(Brandwatchなど) | ソーシャルメディア上のクチコミを分析 |
クチコミデータを分析することで、顧客のニーズを深く理解し、改善点を明確にできます。
顧客のニーズ変化をデータで把握する
クチコミの傾向を分析することで、以下のような顧客のニーズ変化を把握できます。
時期 | クチコミの傾向 | 改善ポイント |
---|---|---|
2023年1月 | 価格が高いとの声 | 割引キャンペーンの導入 |
2023年5月 | 使い方が難しいとの声 | 取扱説明書の改善 |
定期的にクチコミデータを分析し、マーケティング戦略に反映させることが重要です。
クチコミを商品開発に活かした成功事例
クチコミを活用した商品開発の成功例として、以下のような事例があります。
事例:食品メーカー
- 顧客の「もっと辛いバージョンが欲しい」というレビューを反映
- 辛さレベルを調整した新商品を発売
- 発売後、クチコミの評価が向上し、売上増加
クチコミデータを活用することで、顧客のニーズに合った商品を開発し、ブランド価値を向上させることができます。
このように、クチコミレビューを適切に管理し、活用することで、ブランド価値を大きく向上させることが可能です。適切な対策を講じ、クチコミの信頼性を高めることが成功の鍵となります。
クチコミレビューは量より質である
そうは言ってもジブンもamazonで買い物する場合に必ずレビューを参考にします。
事業者側としてレビューの活かし方を考えてみましょう。
レビュー件数は多いに越したことはありません。
しかし、短文レビューがたくさんあるより少ない長文レビューの方が効果絶大なのです。
「この商品とてもよかったです」20代男性
「明日からの仕事に活かせると思います!」30代男性
「今まで知らない機能があったので、ビックリました」30代女性
こういったレビューが100件以上あったとして、あなたは欲しいと思うでしょうか?
一方で、こんな声が5つだけあったらどうでしょうか?
冷凍ピザを購入したとしましょう。
「普段からいろんなところのピザを購入していました。今回は見た目にもトマトソースとチーズがたっぷりなので注文してみました。やはり期待は裏切りませんでした。綺麗にラッピングされたピザは開けやすくても汚れなくオーブンにスムーズに入れることができました。生地はモッチモチで窯で焼いた焦げの香りが鼻をつきチーズが溢れんばかりでした。トッピングされたバジルは香りが見事で新鮮でした。トマトソースはトマトの塊が残ってるところに食感のやさが伝わります。クリーミーで玉ねぎの甘みがニンニクと相まって食欲をそそります。エッジまで残さず美味しく食べることができる見事なピザでした。常備しておかないといけないアイテムですね」40代女性
どうでしょうか?
はるかに違いがありませんか?
長いレビューをゲットするには「インタビュー」がいいかもしれません。
インタビューを編集することによって秀逸なレビューの出来上がりです。
ぜひオススメします。

クチコミレビューは資産
クチコミは広告のように一過性の効果でお金をかけ続ける必要性がなく、「資産」として蓄積されていくのも大きなメリットです。
店舗ビジネスの集客導線は広告だけで認知と来店を獲得するのではなく、来店の決定打になるクチコミをいかに集めるかがポイントとなります。
広告はあくまでも認知の獲得であり、来店の決定打になるのはやはりクチコミとなります。
どれだけお金をかけてホームページをつくったり、リスティングや折込広告につぎ込んでもクチコミを見て「やめよう」と、かけたお金が無駄になるリスクが高いのです。
一度このクチコミという資産を築けば自動的に集客できるので、店舗経営の安定化に繋がります。
ある程度集客も読めるようになるので先行投資もしやすく、攻めどきを逃さずに店舗経営を推進することができるのです。
おそらく「クチコミだけで集客できたらサイコー!」とすべての店舗経営者が思うでしょう。
しかし、実際に口コミだけで集客できている店舗は数えるほどしかありません。
なぜなら、口コミを集めるのが大変だからです。
だからこそクチコミは大きく価値があるのです。
クチコミをうまく利用する
クチコミをうまく利用した典型例です。
ワタクシもamazonのクチコミはかなりチェックします。
ジブンと同様の行動を取る人々が非常に増えてきてマーケットが変わってきているようなのです。
ノーブランドでも勝てるのがクチコミのチカラ
amazonを制する者が実質amazonを制すると言われている現代において特筆すべき事態なのです。
Amazonで商品を眺めていると、ドラッグストアやCMでよく見かけるナショナルメーカーよりも無名のブランドが上位を占めていることがある。
実は、それにはしっかり「カラクリ」があるのをご存じだろうか。
たとえば、シャンプーで検索すると、資生堂や花王といった大手を押しのけ、「ベストセラー」「おすすめ」に選ばれている“無名”のメーカーが目にとまる。

消費者行動研究者のヘンリー・アサエルが提唱した消費者の購買行動を4つのパターンで分類したフレームワークだ。
横軸が表すのは、消費者がそのブランドを区別・判断できる力があるか、その違いを認知しているかを示す「ブランド認知」、縦軸が表すのは、消費者が商品をそもそも熱心に調べる気があるかを示した「商品関与度」だ。

画像出典:YouTube「たなけんのEC大学」
ブランドの差はそこまでわからないが、商品を選ぶうえである程度調べたいという人が第二象限に位置する「不協和解消型」の消費者が我々のような最近クチコミを確認して購買するタイプなのです。
amazonで検索上位に表示され、さらにレビューが多く点数も高いが故に「検索上位に位置しているからよい商品に違いない」
「レビュー数が多く、平均点が高いからよいに違いない」という“不協和解消型”の購買判断を消費者がしていると言えるのです。
これは立派なマーケティングなのです。
amazonで高評価を得るための商品開発をしているからです。
新興ブランドが、先行している他社ブランドや認知を借りるテクニックで、確固たる地位を気づいている商品をオマージュしてリリースしています。
ボトル形状や色が似ていたり、商品名が近かったりします。
戦略的にクチコミを築いて市場シェアを伸ばしているのです。
クチコミレビューを取り入れて大成功したブランド
今度は企業側にとってクチコミとの付き合い方です。
消費者がクチコミを書いてくれることはとてもありがたいことです。
商品やサービスの使用後の感想を知ることは更なる商品開発へのモチベーションとなります。
青い箱でお馴染み牛乳石鹸には赤い箱もあることをご存知でしょうか?
懐かしいな、と思うかもしれません。
昔はよく見かけたものですが最近はあまり見ないなと思っていました。
2015年当時、赤箱の売上高は約20年前の3割にまで落ち込んでいたとのことです。
どうにかしなければいけないと思っていた矢先に、口コミサイトに赤箱を「洗顔」に使うといい、という「お客様の声」を拾ったのです。
そして、今までの「体を洗う」という使い方よりも、「洗顔」にフォーカスした方が「強み」が活きるということに気づいたのです。
泡立ちが良いから、「洗顔」にぴったりという強みでアピール開始しました。
いいですよね、「モコモコ泡の作り方」なんて。
クチコミをきちんと捉えることは企業にとって大きな前進となるのです。

意見にブレないチカラも必要
意見は全て正解ではありません。
もっともらしく聞こえることもあるが違います。
他人の意見というのは話半分で聞くことが重要です。
飲食チェーン店の料理を有名レストランのシェフや料理人たちが評価するTV番組があります。
飲食チェーンの開発責任者が料理人たちにボロクソに評されるのです。
TVショーという一面もありますが、料理人たちは最もなことばかり言っていますがほとんどはコストを無視した発言です。
チェーン店と有名レストランでは料理の商品単価も違います。
チェーン店は金額も抑えながら味を追求しています。
それなのに「イマイチだ、、、」「美味しくない」と連呼しています。
これは信じてはいけません。
チェーン店の料理はもれなく美味しいです。
コストパフォーマンスは最高であり、料理人には同じ状況下では再現不可能です。
チェーン店の料理は英知の結集であり、研究所で複数人で開発しています。
開発者は自信を持っていいのです。
彼らはパフォーマンスしているだけなのです。
本音とタテマエにも気をつけろ!
ある食器メーカーが「次に買うとしたらどんなお皿がいいか」というテーマでグループインタビューをしました。
参加者はデザイン案・経験談をもとに討議を進め、最終的には「これまでとは違う、オシャレでカッコイイ黒い四角いお皿」という結果です。
そして、インタビュー協力のお礼に、食器サンプルの中からどれでも好きなモノを1つだけ持って帰って良いことになりました。
しかし、参加者全員が持って帰ったのは、、、「白い丸い皿」だったのです。
ヒアリングする側は「発言は本音とは限らない」という前提に立たなければいけません。
複数人でヒアリングすると本音が出てこないこともしばしば。
複数で話すと、その場の同調圧力がかかり、本音が出てこないきません。
人はよく見られたいと思ったり、こう言った方が良いかなと思ったりと、色んな意識が働くものなのです。
本音をリサーチしないと何も意味がありません。
本音が出る環境づくりも大切です。
クチコミレビューの管理と活用|評価を資産に変える方法
項目 | 良いレビュー | 悪いレビュー |
---|---|---|
内容 | 詳細で具体的な体験談 | 短く曖昧なコメント |
感情 | ポジティブで推奨の言葉が多い | 怒りや不満が強調される |
影響 | 購入意欲を高める | 他の消費者の購買を妨げる |
対策 | シェアして拡散 | 迅速な対応と改善策を提示 |
クチコミレビューは資産と認識して収集を継続する必要性があります。
以下は、クチコミレビューを集める方法です。
1.ソーシャルメディアを活用してクチコミを増やす
Facebook、Twitter、Instagramなどのソーシャルメディアを活用して、クチコミレビューを集めることができます。
・InstagramやX(旧Twitter)でのハッシュタグキャンペーン
・YouTubeレビュー動画の活用
2.レビューサイトを利用する
Amazon、Yelp、TripAdvisorなどのレビューサイトを利用して、クチコミレビューを集めることができます。
3.カスタマーサポートに問い合わせをする
カスタマーサポートに問い合わせをすることで、顧客からの意見やクチコミを得ることができます。
4.ブログやウェブサイトを利用する
ブログやウェブサイトを利用して、顧客の意見やクチコミを得ることができます。
5.サーベイを実施する
サーベイを実施することで、顧客の意見やクチコミを得ることができます。
これらの方法を組み合わせて、正確で有用なクチコミレビューを集めることができます。
『5.サーベイを実施する』の応用編で、「紹介カード」を送るのがオススメです。
必要事項を印刷した封筒も切手もいらない、返信用の「紹介カード」を送るのです。
ポイントは、できる限り「簡単」であることです。
さらに、紹介にはメリットがある(例えば収益の一部が寄付につながる)こともポイントとなります。
是非ともお試しくださいませ。
6.顧客にクチコミを促すタイミングの最適化
・商品到着から3〜7日後にリマインドメールを送る
・2回目の購入時に特典付きレビューを依頼
7.BtoB向けのクチコミレビュー戦略
・LinkedInや業界専門サイトでのレビュー掲載を促す
・事例インタビューを公開し、導入企業の信頼を得る
8.ネガティブレビューを活かす対応策
・企業がすべき3つの対応「迅速な返信・謝罪・改善策の提示」
・実際の返信例と成功事例を紹介
9.クチコミデータをマーケティングに活用する
・Googleマイビジネスを活用したローカルSEO戦略
・AIツールでレビューを分析し、商品の改善に活かす

高いクチコミレビューをゲットするにはアイシープまで
クチコミは助かりますよね?
でもそれがウソのレビューだとしたら詐欺と同じような気がします。
ウソのレビューを出している業者に関しては罰するなりの方法が必要かなと思います。
今回の記事では、クチコミレビューの重要性を解説してきました。
個人事業主・中小規模の事業主の方は特にクチコミレビューは大切です。
意識的にクチコミレビューを収集する努力が必要です。
アナタも事実のクチコミを出して商売に生かしてくださいね!
当サイトでは、クチコミレビュー以外にもブランディング要素を詰め込んだ記事がたくさんありますので覗いてみてくださいね。
