あなたは出前やデリバリーを頼みますか?
なぜ頼むのでしょう。
お腹すいたから?
めんどくさいから??
まあ、いろいろと理由はあるわけですが、デリバリーをオーダーするきっかけを提供してあげることが大切です。
売上に直結することはたくさんあります。
なかでも重要な点を挙げてみます。
目次
良い商品だけで勝負できる?
ワクワク感の創出
実際、デリバリーをオーダーする際チラシなどの販促物やwebなどがきっかけとなります。
そこでどれだけのワクワク感を打ち出すことができるかが鍵となります。
そしてお届け先での期待値を超える商品やサービスの提供やサプライズ。
お客さんの期待を裏切るとリピートはありません。
なので期待値を上げ過ぎるのも問題です。
安心感の提供
最近は様々なデリバリーが誕生しています。
せっかくお金を払うのだからハズしたくはないという感情が芽生えます。
変わったお店を利用してみてもいいけどハズレたらヤだから無難なお店にしよう!ということはよくあります。
安心できるお店に流れていきます。
『〇〇推薦』、『〇〇認定』なんてワードは安心できます。
そんな中、過去記事、
→広告はうざいし逆効果!ではどうすれば?
から
『モンドセレクション』受賞なんてハクがつきます。
他にも、一瞬で視覚に飛び込んでくる安心感が必要です。
例えばロゴです。
マクドナルドのロゴなんて一瞬で安心感を生み出します。
そんな誰でも知ってるようなロゴをジブンのお店の販促物に使用できるというのはかなりの安心度です。
McDonald’s マクドナルド /
他社のロゴを使用できるような企画を計画することも一つの案です。
コラボレーションなんてこともできます。
信用のある企業とコラボレーションできるといいですよね。
例えば、Tポイントなんて使えるとなったら消費者は安心します。
ロジカルにサービスをデザインする
どうしても事業を創出する時に革新的アイデアを求めてしまうものです。
タイムマシンやどこでもドアみたいなものを発明するのはナンセンスなのです。
iphoneは「電話の再発明」によるところだと言うのは誰しも知るところです。
操作性のハードルを下げることによる大人気なのです。
良い商品が売れない理由
多くの企業が疑問に思っているのが、「自分たちの商品は他社よりも優れているのに、なぜ売れないのか?」ということです。
実際、私自身が事業を運営していた際にも同じような疑問を持っていました。
品質向上が逆効果になることも
例えば、ハーバード大学のクレイトン・クリステンセン教授は、商品の品質を上げ続けることが逆に顧客流出を招くことがあると指摘しています。
例としては、かつて売れ行きが好調だったSHARPのAQUOSなどが挙げられます。
この商品は品質向上を続けた結果、消費者が必要とする品質を大きく超え、結局は価格が安くて画質が「十分な」他の液晶テレビに顧客を奪われる結果となりました。
競合他社と比べて技術的に優れているからといっても、最終的に商品の価値を決定するのは市場、つまり消費者です。
たとえば、スマートフォン市場においては、機能を意図的に削減して使いやすさを高めたシニア向けや子供向けの製品が、特定の顧客層から高い評価を受けています。
競合よりも優れた商品を持っているのに
もしもあなたが提供している商品やサービスが競合よりも優れていて、顧客も満足しているにも関わらず、売上が伸び悩んでいる場合、それは品質のさらなる向上よりも他の戦略が必要かもしれません。
例えば、マーケティングの見直しや販売戦略の改善が考えられます。
このように、ただ単に「良い商品」で市場に出るのではなく、消費者が何を価値と感じるかを理解し、それに基づいたサービス設計が求められています。
良い商品だけで勝負できる?ー3種類の心理的ハードルをクリアする
人々は感情で動く生き物です。
色々な心理的ハードルが発生するものです。
プロダクトやサービスを開発する際の主な心理的ハードルがあります。
1.操作性ハードル
要するにガラケーじゃなく「iphone」ということです。
操作性重視です。
ページ遷移の早いwebページもそうですね。
第一印象で見やすいwebページはやはりどんどんクリックしたくなります。
離脱の多いページはまず改善です。
最近はやりの「フラットデザイン」や「マテリアルデザイン」も見やすさ優先でウケていますね。
2.認知的ハードル
アタマを使わせない、脳に負荷をかけない優しいフローなどを心がけることです。
ゲーム感覚で物事が進んでいくことが好ましいのです。
苦痛やイライラを与えないことです。
「メルカリ」がヒットして「ヤフオク」という巨大コンテンツに並ぶ理由がココにあります。
スキマ時間をうまく取り込んだメルカリは、絶えずメルカリをチェックして面白いモノがないか探させるようなデザインを施しています。
エンタメ需要をうまく取り込んだフローを構築できているのです。
ヤフオクはタスク的に入札したりと、ワタクシ自身も遠ざかっていきました。
定期的に入札状況をチェックするなど億劫になってしまいました。
3.感情的ハードル
これはAIの進歩によるところも大きいです。
自分から情報にアクセスするプッシュ型が面倒になってきているのです。
プル型で情報が自動でやってくることがカンタンになってきているのです。
AIでマッチングして情報だけが降りてくる。
そこにアクセスするだけなら心理的ハードルが低いのです。
Tiktokは踊りを披露しているイメージの強いアプリです。
そこにはTiktokの戦略があります。
Tiktokは同じ曲に対して同じ振付をしたダンス動画が多く見られます。
これは、他のユーザーが行っているダンスを真似て「自分バージョン」の短い動画をアップし、極端に目立ちすぎないようにしています。
気軽に投稿できるようにして心理的ハードルを下げているのです。
流行りの「歌ってみた」や「踊ってみた」ではリーチできなかったユーザーを取り込むことができています。
おわりに
やはり、こちらから注文動機を与え続けてあげて注文頻度を増やし、売上を上げる努力をしないと生き残れないでしょう。
商品力を上げることは当然ですが、顧客心理に訴えかけるような策を常に講じていかなければ明るい未来は見えてこないでしょう。
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