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【完全ガイド】売れる商品名の決め方と事例紹介

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【完全ガイド】売れる商品名の決め方と事例紹介

まだまだ人気の「パンケーキ」。
だいぶ落ち着いてきたもののまだまだ行列の絶えないお店はたくさんあります。
生クリームやフルーツ、チョコレートソースなどがかかったデザート。
とってもカラフルで美味しそうなパンケーキ。
Instagramなどの写真投稿サイトでよく見かけます。
さすがに、かなり食欲を刺激されてしまいます。
やはり、一度は食べてみなきゃ、って思います。
「パンケーキ」って商品名がそそられますよね。
商品名の決め方で売上って大きく変わるなあと思います。

売れる商品名の決め方ーパンケーキっていっても、、、

パンケーキ

今更ですが、パンケーキって、実は、、、「ホットケーキ」です。
何を当たり前のことを、と思われるかもしれません。
「ホットケーキ」って言うと、ちょっと安っぽい感じしませんか?
時代の違いでしょうか。
ワタクシの子供時代はホットケーキ全盛だったような気がします。
ホットケーキのミックス粉が必ず自宅に常備されていました。
ちょっと空腹を満たすオヤツタイムはカンタンなホットケーキ。
確か小学校4年生のとき、日本製粉の工場に社会科見学に行きました。
そして、お土産にホットケーキミックスの粉をいただきました。
美味しい美味しいと食べていました。
しかし、、、
続くのです。
ホットケーキが続くのです。
ホットケーキは粉モノだからミックス粉も安いのです。
、、、ということで日々ホットケーキを食べていました。
それで、案の定飽きてしまいました。

パンケーキは新種のデザートか??

そして、パンケーキの流行りに乗ろうと4〜5年前、行列に並びました。
たまたま、空いてたので大して待つこともなかったのが幸いでした。
んで、パンケーキをオーダー。
当時の写真引っ張り出しました。
コチラ
↓↓↓↓
pan_cake
もう、ビジュアルで美味しいに決まってます!
張り切って食べました。
一口目で、
、、、、
ん???コ、コレは、、、
、、、昔の味なんです。。。
生クリームとフルーツが頑張ってるんですけど、
ホットケーキなんです。
やっぱり
パンケーキ=ホットケーキ
なんです。
ジブンと同じ思いをしてるヒトはたくさんいるのではないでしょうか?
大量消費の時代に生まれ育った世代は、ホットケーキをバカ食いしています。
パンケーキ狂騒曲です。

売れる商品名の決め方ー言い方、呼び方を変えるだけで爆発する

結局、何が言いたいかといえば、
言い方、呼び方を変えるだけで違った現象が起きると言うことなんです。
ホットケーキをパンケーキと呼ぶことにした。
それだけなんです。
パンケーキと呼ぶことにして、新たなデザートをイメージさせることに成功したのです。
あれだけの行列を作り出すパワー。
まんまとワタクシ、ひっかかってしまいました。
シンプルですが、すごいことだと思います。
呼び方を変えるだけで新たな市場を創造したのです。
すごくビジネスのヒントが隠されていると思います。
マーケティングの手法の一つです。
同じ商品を別名で販売することにより、いろんな顧客層にアピールすることができます。
顧客には意外なワードがヒットする場合があります。
そして、近年は検索グセがついている人々が大勢います。
検索にヒットさせるためにもいいワードを押さえるべきなのです。

カンタンにできるケーキ

結局パンケーキはホットケーキなんです。
しかし「パンケーキ」と呼ぶことで高単価の商品として生まれ変わることができたのです。
もちろん一手間も二手間もオペレーションを増やしていることが前提となっています。
パンケーキ屋さんで調理作業している人数はとても多いのです。
ある会社が粉に水を加えるだけでケーキが作れるというケーキミックスを開発しました。
しかし、当時の主婦からの人気は今ひとつだったのです。
その理由が、、、
あまりにも簡単すぎて手抜きをしているのではと罪悪感を感じてしまうということだったのです。
その解決策が、水を入れるだけでなく卵を割る作業も追加してあえて主婦の作業を増やしてオペレーションを多くしたのです。
高級ホテルがおもてなしを多く体感させたいために、ホテル構造を複雑にし、トイレを見つけにくくしたのと同じですね。
それによって顧客の満足度が上がっていくのです。
なんでもカンタンに、シンプルにが定説となっている世の中ですが、人々は感情で動いています。
その感情をうまく汲み取っていくことが儲ける秘訣となるのです。

知っていますか?「メタルバナナ」

バナナハンマー

これは一見するとバナナですが、実は全てが「金属」で作られています。
この「メタルバナナ」は現在、世界中で大量注文があるほどの人気です。
特に台湾では、毎日1000本もの注文があり、生産が追い付いていない状況です。
しかし、この製品が市場に登場した当初は全く売れませんでした
そんな状況が一変し、突如として売れ始めたのは「ある変更」が行われてからです。
その驚きのマーケティング戦略について、今回はお話しします。

初めは売れなかったメタルバナナ

このユニークなバナナは、広島県の精密鋳造メーカーによって製造されました。
金属でさまざまなオブジェクトを作ることの面白さから、トマトやブロッコリー、メロン、クワガタといった多種多様なアイテムが金属化されてきました。
その一環として「メタルバナナ」も約3年前に誕生しました。
市場に登場した当初は、オブジェや重しとして売り出されましたが、ほとんど売れませんでした。

名前を変えて突然のヒット

製品名を「メタルバナナ」から「バナナハンマー」に変更したところ、用途も「オブジェ」から「ハンマー」へと変わりました。
新しいキャッチフレーズ「摂氏1000度の世界でも釘が打てる」と共にプロモーションビデオも制作されました。
名前を変えた途端、売れ行きは劇的に改善しました。
1週間で300本が売れ、その後、台湾のメディアにも取り上げられ、一日に1000本もの注文が入るようになりました。
現在ではオンラインショップでは、発送まで2〜3ヶ月かかることもあります。

明太子のアメリカ進出: 初の挑戦と苦い結果

ある時、アメリカで明太子を販売しようとした日本人がいました。
日本国内で広く愛されている明太子は、きっとアメリカでも受け入れられるだろうと楽観視されていました。
しかし、予想とは裏腹にアメリカ人からの反応は芳しくありませんでした。
アメリカでは魚の卵を食べる文化が一般的ではないため、多くの人々からは驚きや拒絶の声が上がりました。
「タラのタマゴ?気持ち悪い!」というのが一般的な反応でした。
ところが、商品の呼び方を一つ変えたことで、事態は一変しました。
それまで「タラのタマゴ」として売り出されていたこの商品は、「博多スパイシーキャビア」という新しい名前で再ブランディングされました。

商品名の決め方

「博多スパイシーキャビア」がもたらしたイメージの変化

この新しい名前は、アメリカ人にとっても魅力的で洗練された響きを持っていました。
突然、「キャビアのような高級感ある美味しいもの」というイメージが広がり、その結果、評価は180度変わりました。
最初は否定的だった反応が、名前の変更だけで明太子はアメリカ市場で大ヒットするに至りました。

商品名がキーとなる消費者の最初の印象

この事例から学ぶべき点は明確です。
商品名が消費者との最初の接点となり、商品の第一印象を決定づける重要な要素であることです。
第一印象が悪ければ、それだけで購入意欲は失せますが、良ければ興味を引き、販売数を伸ばすことができます。
「タラのタマゴ」という名前が否定的な印象を与えたのに対し、「博多スパイシーキャビア」の名前が与えた新しいポジティブなイメージが、商品の運命を大きく左右しました。

もしもあなたが「いい商品を持っているのに売れない」と悩んでいるなら、商品名を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。

売れる商品名がもたらす効果

商品名やサービス名は売上に直結する重要な要素です。「売れる商品名」の背後には明確なコンセプトやメッセージがあり、適切なネーミングがブランドの魅力を最大限に引き出します。この記事では、「バターのいとこ」という成功例をもとに、商品名の決め方とポイントを解説します。

事例:「バターのいとこ」の成功要因

ネーミングの背景
  • 商品概要:「無脂肪乳」を原料としたミルクジャムをゴーフレット生地で挟んだお菓子。
  • 命名の由来:「バターを作る際に発生する無脂肪乳」を基に、「バター」の遠い親戚のようなイメージから名付けられました。
  • ユニークさと直感性:一見奇抜な名前ですが、「事実に忠実」であり、商品の本質を直球で表現しています。
商品コンセプト

社会課題解決:余剰無脂肪乳の価値向上を目指し、酪農家を支援。

一貫性のある構造
製品コンセプト:「無脂肪乳の余剰を解消する」
製品特性:「無脂肪乳」を使用したお菓子。
ネーミング:製品特性を忠実に反映。

商品名の決め方のポイント

商品の本質を表現する

「バターのいとこ」のように、商品特性や背景を直感的に表す名前が効果的。
ネーミングには具体性と一貫性が求められる。

社会的メッセージを込める

単なる商品の特性を超え、社会的な意義やメッセージを伝えることで付加価値を提供。

ターゲットの共感を得る

ネーミングはターゲット層に響く表現を目指す。
例:「バターのいとこ」は消費者に親近感を与え、購買意欲を喚起。

シンプルかつ覚えやすい

短く、視覚的にも記憶に残る名前が理想的。
例:「バターのいとこ」はユニークながら、誰でも一度で覚えられる。

商品名の決め方

売れる商品名の例

  • 食料品:「バターのいとこ」(背景の物語と特性を忠実に反映)
  • 日用品:「無印良品」(シンプルかつ商品特性を直球で表現)
  • サービス名:「Uber」(移動の概念を簡潔に表現)

商品名に込めるメッセージの重要性

「バターのいとこ」では、商品の箱に以下のようなメッセージが記載されています:
このような背景を伝えることで、価格以上の価値を感じさせ、消費者の共感を得ています。
「お菓子で酪農の課題を解決し、地域に喜びの連鎖を生む」

売れる商品名の重要性

商品名は、売上を大きく左右する重要な要素です。
適切なネーミングは、商品やサービスの価値を最大限に引き出し、消費者に強い印象を与えます。
本項では、「闇落ちとまと」というユニークな事例をもとに、売れる商品名の決め方を解説します。

事例:「闇落ちとまと」の成功要因

ネーミングの背景
  • 商品概要:黒い模様が特徴的な「尻腐れ」を持つ規格外フルーツトマト。
  • 命名の由来:「スター・ウォーズ」の悪役ダース・ベイダーの「闇落ち」から着想。
  • 付加価値の創造:「規格外品」という弱点を「闇落ち」とポジティブに変換。
成功の理由
  • 希少性と価格:250g 1,500円と正規品より高価ながら、即完売する人気。
  • ネーミングの力:ユーモアとインパクトのある名前で消費者の興味を引きつけた。

商品名の決め方のポイント

弱みを強みに変える

規格外品や欠点を、消費者が魅力と感じる形でネーミングする。
例:「闇落ちとまと」は「尻腐れ」を「闇落ち」と表現し、希少性を強調。

事実を効果的に解釈する

弱点を「事実」として羅列し、その価値を再解釈。
強みとして認識されるストーリーを顧客に提案。

インパクトと覚えやすさを意識

「闇落ち」というユニークな表現で記憶に残る名前を作成。
消費者の共感やユーモアを誘う要素を含める。

基本的価値を忘れない

ネーミングだけでなく、商品そのものの価値(例:美味しさ)が重要。

売れる商品名の例

  • 食品:「闇落ちとまと」(規格外品を希少性に変換)
  • 日用品:「無印良品」(シンプルで本質的な価値を表現)
  • サービス:「LINE」(直感的で覚えやすい)

ネーミングの成功要素:「ドイツ理論」

独自性(ド)

「闇落ち」という独自のフレーズで商標的な問題を回避。

インパクト・覚えやすさ(イ)

一度聞いたら忘れられない強烈な印象。

強みのわかりやすさ(ツ)

見た目の特徴とストーリーが商品の強みを伝える。

ネーミングの裏にある創造性

「闇落ちとまと」の例では、スター・ウォーズが着想の源でした。
自分の趣味や興味を切り口にすることで、独自の発想を生むことが可能です。
他にも「モンスターとまと」や「レッドデビル」のような派生案も考えられるでしょう。

名前が製品の存在を明確にする

例えば、かつて「完全崩壊重力天体」という名称で知られていた宇宙現象は、一般の人々には理解しづらいものでした。
しかし、ある博士によって「ブラックホール」という名前がつけられ、その結果、非科学者でも容易にイメージできるようになりました。

名前を変えて成功した他の事例

「モイスチャーティッシュ」→『鼻セレブ』

「モイスチャーティッシュ」という名前で売っていたティッシュは、『鼻セレブ』という名前に変えて、売上はなんと10倍にもなったのです。

「フレッシュライフ」→『通勤快足』

「フレッシュライフ」という名前の靴下は、『通勤快足』という名前に変えて、コチラも売上上昇。

「缶煎茶」→『お〜いお茶』

「缶煎茶」という名前の缶入りのお茶は、『お〜いお茶』という名前に変えて、ご存知緑茶業界でNo.1商品になり、ギネス世界記録にもなったのです。

モスバーガーの新しい食パン→
『バターなんていらないかも、と思わず声に出したくなるほど濃厚な食パン』

モスバーガーの新しい食パンは一斤600円ですがバカ売れしています。
その理由がネーミングにあります。
『バターなんていらないかも、と思わず声に出したくなるほど濃厚な食パン』です。
大手でもこれくらいのことをやっています。
なおさら個人店がやらない理由はないですね。

これらは、全て、商品の中身は一切変えず、商品名だけを変えて、上手く行った事例なのです。
すごくないですか?
商品名やサービス名の決定には、もっと時間とエネルギーをかけなければいけないなと感じますよね。

適切な商品名の重要性は、その製品が市場でどのように受け入れられるかに大きく影響します。
適切なネーミングは非常に重要です。
名前は長く残り、事業や顧客、製品は変わっても名前は変わりません。
名前は企業の長期的な継承物として、存在を形作る魔法のような力を持っています。

商品名の決め方

「売れる商品名」の基本構造と心理学的アプローチ

商品名は消費者の購買行動に大きな影響を与える重要な要素です。
成功する商品名の背景には、心理学や消費者行動に基づいた深い洞察があります。
本項では、「売れる商品名」を作るための心理的要因、共通点、ターゲット層へのアプローチ方法を具体例を交えて解説します。

「商品名 決め方」の心理的要因:感情と直感がカギ

商品名が消費者に与える最初の印象は、感情や記憶に基づく判断に大きく影響します。
これは「感情と直感」に訴えるネーミングが成功する理由の一つです。

第一印象の重要性

  • 人間は視覚や聴覚で得た情報を瞬時に処理し、好意的か否かを判断します。
  • 商品名はこの第一印象を左右する「入り口」となる重要な要素です。例えば、「ポカリスエット」という名前は独特な響きで印象に残り、機能性飲料というカテゴリーを強く認識させます。

感情に訴えるネーミングのコツ

  • 共感を生む名前:「チョコレート効果」のように、商品が持つ特性をダイレクトに伝え、消費者の興味を引きつける。
  • 好奇心を刺激:「闇落ちとまと」のようにユーモラスかつインパクトのある名前は、商品自体に対する興味を高めます。

記憶に残る工夫

  • リズム感や語感:「PayPay」や「LINE」のようにシンプルで響きが良い名前は覚えやすく、口コミの広がりやすさにもつながります。

売れる商品名の共通点:シンプルさと独自性

売れる商品名には共通して「シンプルさ」と「独自性」が備わっています。
この2つの要素を組み合わせることで、消費者に強い印象を与えることが可能です。

シンプルさの力

  • 短くわかりやすい名前が有利:「無印良品」や「Uber」は、短い名前が特徴で、意味が直感的に伝わります。
  • 曖昧さを排除:余計な装飾を省き、商品の価値や特性をストレートに伝えることが重要です。

独自性で差別化

  • 競合との差別化:「バターのいとこ」のようなユニークな名前は、競合商品との差別化を図りやすくなります。
  • 物語性を付加:「カルピス」は、独特の響きと背景にある開発ストーリーがブランドを強く印象付けています。

成功例から学ぶ

  • 食品:「闇落ちとまと」―規格外品の弱点を個性として打ち出し、消費者に希少価値を感じさせる。
  • 日用品:「無印良品」―「無印」という言葉でシンプルかつ高品質なイメージを伝える。

ターゲット層に刺さる「商品名 決め方」

ターゲット層に響く商品名を作るには、顧客層の特性やニーズを深く理解し、それを反映させた言葉選びが重要です。

ターゲット層に合った言葉選び

例:自然派志向の顧客
「オーガニック」「ナチュラル」などのキーワードが共感を生みやすい。
「自然派ワイン」「グリーンティーエッセンス」のような名前は、健康や自然を重視する消費者に刺さります。

例:若者向けのトレンド
「映える」「キュート」などSNSでの拡散を意識した名前が効果的。
「インスタ映えスムージー」「カラフルポップコーン」などは、見た目や楽しさを重視する層に響きます。

ペルソナに基づいたネーミング

  • 商品名を決める際には、理想的な顧客(ペルソナ)を具体的に想定します。
  • 例:30代女性をターゲットにする場合、「働く女性」「美しさ」「癒し」などの要素を盛り込む。

ローカライズの重要性

地域や文化に応じた名前選びも必要です。
例えば、「味噌スープ」を「ジャパニーズスープ」と変えるだけで、海外市場での受け入れが大きく変わります。

売れる商品名の決め方:商品名をつける

商品は『ネーミング』が9割と言われるくらい重要です。
逆に言うとネーミングさえ秀逸であれば売れることは間違い無いのです。
例えば、「投資zoomセミナー」って聞くとなんか難しそうで全く興味が湧きませんよね。
投資オタクとかであれば別ですが、投資に興味ない普通の主婦なんて見向きもするはずがありません。
でも、これが例えば、
『お小遣い程度でも稼げる zoomセミナー』
だったら、どうでしょうか?
主婦の人でも、一回話聞いてみようかなと思うはずです。
世の中を見渡せば、商品名を変えただけで(商品を変えなくても)売上がドンと伸びた事例はたくさんあるのです。

zoomセミナー

名前が全てを決めるかもしれません

先日、ある知り合いから相談されたことがあります。
彼は個人でヨガスタジオを運営していたのですが、共同運営者との方向性の違いから、それぞれが別のスタジオを開くことになりました。
彼が新しく立ち上げるヨガスタジオの名前について相談を受けたとき、私はその名前を聞いてすぐに考えを改めるべきだとアドバイスしました。
なぜなら、その名前は市場での成功を左右する可能性があったからです。
そして、このようなアドバイスをするのは今回が初めてではありません。

売れるかどうか?は名前で決まる

商品を売る場合、その成功はしばしば名前にかかっています。
書籍ではタイトル、講座では講座名、セミナーではセミナー名がそれにあたります。
多くの人は、とりあえず名前を決めてしまい、その後にどう売るか、どんなサービスを提供するか、内容をどうするかを考えがちです。
今回相談されたケースでも、彼は名前をかなり適当に決めていました。
その理由を尋ねると、「テレビで聞いたから」とのこと。
これは明らかに間違ったアプローチです。
効果的な名前が商品やサービスの市場での成功に重大な影響を及ぼすことを理解していない証拠です。

名前を適当に決めた典型例

もし私が整骨院を始めるとしたら、適当な名前をつけるかもしれません。
例えば、「サクラ整骨院」とします。
これには特別な意味はありません。
「サクラ整骨院」は、ただの名前に過ぎません。
特に、個人名を使ってビジネス名をつけることがありますが、その人が著名でない限り、違う名前の方が効果的です。
著名人が自身の名前をビジネスに使えば、その名前自体がブランド価値を持つため、集客効果が期待できます。
しかし、名前が一般的であれば、特定の技術や特徴を表す名前の方がずっと良いでしょう。
例えば、整骨院なら「サクラ整骨院」よりも「腰痛専門整骨院」の方が、訪れるべき理由が明確です。

名前で決まる顧客の選択

サービスの名前は、特に目に見えないものに関しては、顧客がそのサービスを選ぶ際の重要な基準となります。
名前だけで、そのサービスの価値や品質を判断することが多いからです
たとえば、フィットネスクラスを名付けるとき、「60分のヨガクラス」とするか「心と体を整える60分のヨガ」とするかで、受ける印象は大きく変わります。
商品名やサービス名は、一度決めるとなかなか変更することはありません。
だからこそ、最初に適切な名前をつけることが、その後のビジネスの成功に直結するのです。
あなたは、商品名やサービス名を決めるのにどれくらいの時間を費やしていますか?

日本一のセールスレディから学ぶ

柴田和子さんをご存知でしょうか?
柴田和子さんとは、生保セールス日本一を連続30年間、ギネスブックに2度も載り、年間に444億円を売った記録はいまだに破られていない伝説のセールス・レディなのです。
彼女は新宿の京王プラザホテルのラウンジでよく見かけるとのこと。
ホテルのラウンジというのはクロージング場所としてセールスの方はよく利用します。
彼女はいきなり商品の説明をすることはありません。
とっておきのセールストークがあるのです。

普段から「僕はあなたのことを愛しているよ」とか、「子供のこと大事にしている」とか、「家族を大事にしている」とか、いくら言っていても何があるかわからない。
どんなことで突然最後を迎えるかわかりませんよね。
ご自分がなくなったとき「あとのこと頼む」と言い渡しせなかったり、遺書を書いとかなかったりしても、きちんとした生命保険があればご自分の思いが家族に伝わるんです。
だから、生命保険は人生最後のラブレターなんです。

どうですか?
生命保険を『人生最後のラブレター』と言い換えているのです。
これで、契約が決まらないわけはありません。

呼び方変えてコイツも、、

そうそう、呼び方変えてヒットしているのって他にもあります。
ワタクシの田舎のご当地グルメのコレ!

そう「焼きカレー」。
、、、、
これって、、、「カレードリア」でしょ!?
カレードリアの呼び方変えただけでしょ!?
それでご当地クルメにまでしてるって、もはややりすぎ!
でもコレが「売り方」なんですよね!

焼きカレー

売れる商品名の実践事例とネーミング戦略

商品名は、ただの名前ではありません。
消費者に商品の魅力を伝え、購入を促進する「最初の接点」として非常に重要です。
ここでは、具体的な成功例や失敗例を基に、売れる商品名を作るための実践的な戦略を紹介します。

商品開発から考える「商品名 決め方」のステップ

商品名は、商品の特性や背景に基づいて作られるべきです。
ここでは、「闇落ちとまと」や「バターのいとこ」といった成功事例を分析し、ステップを解説します。

ステップ1:商品の特性を洗い出す

  • 具体例:「闇落ちとまと」は、規格外品であることが商品の特徴です。尻腐れという見た目の特徴を「闇落ち」という個性的な表現で名前に反映しました。
  • 実践:自社商品について、味や見た目、使用方法など具体的な特性をリストアップします。

ステップ2:ストーリーを付加する

  • 具体例:「バターのいとこ」は、無脂肪乳を使用した背景に酪農家の課題解決というストーリーが隠されています。この物語性が消費者の共感を呼び、ブランドの信頼性を高めました。
  • 実践:商品の開発経緯や製造過程に注目し、それを伝える名前を考えます。

ステップ3:ターゲットの共感を意識する

  • 消費者の心理に響く名前を考えることが大切です。
  • :「闇落ち」というユーモラスな言葉は、特に若者層に刺さりやすいと考えられます。

ステップ4:シンプルで記憶に残る名前を選ぶ

  • 名前が短く、直感的に理解できるかどうかを確認します。

売れる商品名 例:カテゴリー別の成功事例

異なる業界で成功した商品名には、それぞれ共通点があります。
ここでは、食品、ファッション、サービス業などの成功例を紹介します。

食品

  • 闇落ちとまと:規格外品の弱みを「闇落ち」というユニークなネーミングで強みに変えた例。
  • バターのいとこ:社会課題を解決するストーリーを含んだ名前が消費者の共感を呼びました。

ファッション

  • GU:短い名前で「自由」というブランドの哲学をシンプルに伝えています。
  • UNIQLO:日本らしいシンプルさとグローバル展開を見据えた覚えやすい名前です。

サービス業

  • Snapchat:即座に写真を共有するアプリの特性をわかりやすく伝えています。
  • LINE:簡潔な名前がサービスの手軽さを表現。

共通点

  • どの事例も、シンプルで記憶に残りやすい点が特徴です。
  • 消費者に商品やサービスの特性を直感的に伝えることに成功しています。

ネーミングの失敗例から学ぶ商品名 決め方

成功例だけでなく、失敗例からも多くを学べます。
ここでは、過去に失敗したネーミング例を取り上げ、その原因と改善策を考察します。

失敗例1:意味が伝わらない名前

  • 具体例:「iSmell」という商品は、インターネットで匂いを送るデバイスでした。しかし、「私は臭い」というネガティブな意味に捉えられることがありました。
  • 改善策:名前が持つ意味やニュアンスを慎重に検討し、ターゲット層に適切に伝わるか確認する。

失敗例2:文化的な誤解

  • 具体例:「Pajero」(三菱自動車)は、スペイン語圏で侮辱的な意味として捉えられ、改名を余儀なくされました。
  • 改善策:ターゲット市場の文化や言語に配慮したローカライズが重要です。

失敗例3:長すぎる名前

  • 具体例:「The World’s Most Advanced Mobile Operating System」(Apple iOSの初期のキャッチコピー)は、覚えにくく浸透しませんでした。
  • 改善策:短く、要点を押さえた名前を選ぶべきです。
商品名の決め方

学び

消費者の視点に立ち、簡潔でポジティブな印象を与える名前を選ぶことが重要です。

おわりに

パンケーキ、、、っていいワードです。
なんか食感が気持ち良さそうじゃないですか?
イメージが先行して期待値が高まります。
期待値以上の商品を提供することはなかなか困難です。
しかし、顧客を刺激するきっかけを作って背中を押してあげることが初期段階として重要です。
商品名の決め方って重要ですよね。
同じ商品でもネーミングで売上が格段に変わってくると言うのを覚えておきましょう。

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