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ブランディング動画がアナタの商品やサービスの「ストーリー」を構成する

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ブランディング動画がアナタの商品やサービスの「ストーリー」を構成する

はじめに

歴史のある会社ってすごくないですか?
でもよく聞きますよね。
なんか難しい年号を使った「文久○○年創業」とか。
「いつやねん!」と ツッコミ入れたくなります。
しかし、和菓子屋さんとか歴史ありそうな店舗でよく聞かれます。
創業200年以上の会社が、世界の50%以上も日本には存在しています。
何代にもわたって愛されている事業が存在しているのです。
欧米の名だたるブランド達よりも深い歴史が刻まれているのです。
もっと日本の老舗企業を世界中の人たちに伝えてみたいと思いませんか?
欧米と比較してもその伝え方がヘタなだけなのです。
伝え方が「ブランディング」と同意なのです。
ブランディングの上手い欧米ブランドとヘタな日本企業との違いなのでしょう。
そんな「ブランディング」を駆使してブランディング動画を制作する流れをご紹介しましょう。

ブランディング動画ー「技術推し」の強い「職人」という世界

「職人」でもいいのですが、それをもっとうまく伝えることが職人としての価値なのです。
いいものを作れば自然と広まると信じているとしたら相当な時代錯誤です。
ほっといて売れていくのはSNSのせいでもあります。
購入したお客さんが勝手に自分のストーリーをSNSにアップしているだけに過ぎません。
勝手にクチコミが起こればいいのですが、そんな悠長にしていれば潰れてしまうだけでしょう。
コチラからクチコミを仕掛けていく必要性があるのです。
そこには秀逸なストーリーが必要なのです。
ストーリーはわかりやすいものでないといけないし、クチコミしやすいものでなければいけないのです。
今は「動画」の時代です。
いろんな動画をTVCMなどでも見ることができます。
レッドブルなんかも動画によってブランディングできている成功例です。

レッドブルは「翼を手に入れる」というイメージがついてまわります。
ナイキは「Just Do It」
ポイントはコレ!
「何を信じているのか・何を伝えたいのか・何をしたいのか」
そんな質問によって浮き上がってくる。
そして、「なぜそれを作るのか」という根源の価値観を掘り起こすことで「ストーリー」は自然と浮かび上がってくるはずです。
それがブランディング動画です。

ブランディング動画ーストーリーには「緩急」を

ストーリーには「緊張」と「衝突」が必要です。
要するに「緩急」です。
飽きさせない展開です。
緩急で言うところの「急」をつけるなら
「もし◯○なら」
もっとも興味を惹かれる状況は、大抵
「もし〜だとしたら」の仮定で言い表すといいでしょう。
「もし、ピザの缶詰があっていつでもピザを食べられるとしたら?」
「もし、どこでもドアがあって瞬時に福岡の幼馴染に会いに行けるとしたら?」

こんな質問をしてみましょう。
「もしこの商品やサービスが魔法を見せてくれるとしたら、どんな時ですか?」
そして「衝突」です。
目的に向かって進む主人公に障害が立ちはだかる。
それが惹きつけるストーリーになるのです。
そしてどうすれば主人公がその障害を乗り越えられるのか。
道筋を作るのが大切なのです。

ブランディング動画ー「つかみ」や「ひっぱり」も

TVCMやYoutubeみたいな無料コンテンツは最後まで見てもらうことは非常に難しいです。
最初に「つかみ」を持ってきて引っ張りながらラストにイチバンのネタを持ってくるのが最後まで視聴させるための構成になります。
しかし、最近は引っ張りすぎることに対して視聴者もアレルギーが強くなっていますので気をつけましょう。
CM前に引っ張っておいて、CM明けに大したことない情報を持ってくる番宣みたいなことも多いのです。

典型的な引っ張り構成
2番目に面白いネタ → 5番目 → 4番目 → 3番目 → 1番面白いネタ

全て面白いコンテンツなら引っ張る必要もないのですが、商品販売するCMやランディングページなどは好んでみる人はいないので構成が重要となってきます

ブランディング動画ーそしてエンタメを

ストーリーには必ずエンタメ要素を取り入れなければつまらないものとなってしまいます
映画でもそうでしょう。
ストーリーを支えるには十分な理由となるでしょう。

ブランディング動画ーキャラクター設定も

ストーリーには主人公がいて、その主人公は「顧客」だと言うことを忘れてはいけません
実在の人物が主人公であり、登場人物も全て実在のものとなります。
そして、その主人公がある商品やサービスを利用して普通に生活するシーンを映し出す。
それがプロモーションとして視聴者が「いいなあ」と感じて購入に結びつく。
それが「ブランディング」であり、ライフスタイルを提案していることこそが「ライフスタイルブランド」なのです。

ブランディング動画ーペルソナの設定

ブランディング動画に必須なのがペルソナです。
ペルソナとは、サービス・商品の典型的なユーザー像のことです。
実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイル……などリアリティのある詳細な情報を設定することで販売戦略が明るみになります。
主要ペルソナの振る舞いが表れた写真などの素材が好ましいです。
なるべく普通の人を使用することです。
プロを出してはいけません。
フィットネスでムキムキなヒトを出してはいけないし、ハードルをあげてはいけません。
普通の人の変化をイメージさせることなのです。
自分にも手の届く存在がいいのです。
一人一人の目的達成までの道のりを考え、その人だけのストーリーを用意してあげましょう。

ブランディング動画ー「ストーリーライン」の設定

コンセプトストーリー設定

7つのポイントでストーリーを構成していきましょう。
1.状況説明:現状
・ターゲット顧客はダレ?
・ターゲットの中で商品やサービスにとって追い風になりそうなものは何か?
・商品やサービスが関係する顧客の最大目標は何?
2.事件/問題の発生
・顧客の問題や悩みは何?
3.盛り上げ:商品・サービス名
・商品やサービスの名称は?
・商品やサービスのタイプは?
4.危機:競争
・競争はどんな状況?
・顧客に解決策の採用をためらわせる心理的なハードルは?
5.クライマックス/解決:価値
・顧客の問題を解決し、さらに危機的瞬間や抵抗を乗り越えさせるものは何?
・商品やサービスの一番の価値提案、差別化要因は何?
6.落とし込み:感想
・商品やサービスについて知った顧客にどんなことを思ったり感じて欲しい?
7.エンディング
・目的を果たした顧客に何が起こりうるのか?
・ゴールは何か?

これを「カッコイイ、オシャレゲーミングPC」と言う商品で組み立ててみましょう。

1.状況説明:現状
・ターゲット顧客はダレ?
女性ゲーマー
・ターゲットの中で商品やサービスにとって追い風になりそうなものは何か?
Eスポーツが認知され、女性ゲーマー人口も増えている
・商品やサービスが関係する顧客の目標は何?
ゲームを楽しみ、コミュニケーションする
2.事件/問題の発生
・顧客の問題や悩みは何?
スペースを取るゲームPCで、ゴツゴツしてカッコ悪い。
3.盛り上げ:商品・サービス名
・商品やサービスの名称は?
○○
・商品やサービスのタイプは?
カスタマイズゲーミングPC
4.危機:競争
・競争はどんな状況?
大手による高性能&価格争い
・顧客に解決策の採用をためらわせる心理的なハードルは?
カスタマイズにおいて難しいパーツが並んでわからない
5.クライマックス/解決:価値
・顧客の問題を解決し、さらに危機的瞬間や抵抗を乗り越えさせるものは何?
・商品やサービスの一番の価値提案、差別化要因は何?
女子が部屋に置いてもしっくりくる洗練したデザイン
15の簡単な質問で最適なPCをカスタマイズするwebページ
6.落とし込み:感想
・商品やサービスについて知った顧客にどんなことを思ったり感じて欲しい?
PCはデザインで選ぶ時代になったと思って欲しい。
PCの購入も女子一人でカンタンにできるのだと思って欲しい。

7.エンディング
・目的を果たした顧客に何が起こりうるのか?
・ゴールは何か?
ゲーミングPCがマニア向けだったのが、デザイン性を重視することによって一般の女子が購入の候補にしようとする。
ファッション性のある商品として購入意欲を刺激する。

ストーリーには「ミニストーリー」とでも言うべく「キャッチフレーズ」が必要です。
カッコイイゲーミングPCを提供したいなら、「高得点を叩き出すオシャレなマシン」

例えば動画の広告を見ていた潜在顧客に対してのストーリーの設定はこうです。
「【ユーザーのタイプ】として、ワタシは【何らかの行動】がしたい/できる。それは【求める結果】のためだ。」
上記のカッコイイゲーミングPCだとこうです。
「【広告の視聴者】として、ワタシは【webで購入】がしたい。それは【高性能なゲーミングPCを購入】のためだ。」
ただし、気をつけなければいけないのは
webの訪問者や動画の視聴者は、価値を受け取った時に行動(購入)します。
価値提供を忘れないようにしましょう。

短時間で説明する「エレベーターピッチ」に最適なストーリーライン

以下の7つの質問から構成されます。
1.ターゲット顧客は誰ですか?
2.顧客のニーズは何ですか?
3.製品名は何ですか?
4.その市場カテゴリーは何ですか?
5.その主な利点は何ですか?
6.誰または何の競争ですか?
7.製品のユニークな差別化要因は何ですか?

ゲーミングPCだとこうなります。

1.女性ゲーマー
2.オシャレPC
3.ゲーミングPC
4.ゲーマー Eスポーツアスリート
5.オシャレ
6.高性能
7.洗練されたデザイン

【ニーズ】を持つ【ターゲットユーザー】を対象とした【商品やサービス】は、【市場の分類】の商品で、【重要な価値】がある。
その中で、【競合他社】とは違い、この商品には【他社にはない差別化要因】がある。

【オシャレPC】を持つ【女性ゲーマー】を対象とした【ゲーミングPC】は、【ゲーマー向け】の商品で、【重要な価値】がある。
その中で、【大手他社】とは違い、この商品には【洗練されたデザイン性】がある。

クライマックスは「ピークエンドの法則」を用いてドカン!といきましょう。

強く印象付けるのです。
ストーリーマッピング
下記リンク記事より「ストーリー構造図」抜粋

「ゲーミングPC」の例でいうと、、、クライマックスに
最高齢100歳女子がカンタンに洗練されたゲーミングPCを購入してコミュニケーションしている姿です。
このインパクトは人々の脳に強く焼き付くことでしょう。

ブランディング動画ー「ストーリーテリング」からのブランディング

「ストーリーテリング」はブランディングに欠かせません。
物語形式にすることにより内容を強く印象づけることです。

<ストリーテリング7つのタイプ>
1. モンスター退治  強くて大きい敵に立ち向かうストーリー。
2. 再生  あなたが自分自身をより良い人物に変えようとしたり、向いている方向を変えようとする物語
3. 冒険の旅  普通の人がある日突然、何か(モノやヒト、場所など)を探す旅に出発するストーリーだ。
4. 出発と帰路 新たに冒険に出た人がそこで経験と知恵をつけて家に戻ってくるというパターンだ。新しい場所で何かを学び、日常が変わるというもの
5. 無一文から大金持ちへ シンデレラのように無一文から大金持ちになったストーリー。このストーリー型は、物語半ばで一旦成功を手に入れるが一度全て無くし、また手に入れる苦労を描いたものが多い。
6. 悲劇  悲しい結末。でもこれはやめたほうがいいでしょう。ハッピーエンドが好ましいです。
7. 喜劇  読んで字の如くコメディです。ちょっと難しいです。


ストーリーテリングの「表現方法」です。

・あなたの会社が生まれた理由は?
・チームが毎日情熱的に働く理由は?
・あなたの製品やサービスはどのように誕生したか?
・どのような顧客があなたのブランドに価値を見出しているのか、そしてその理由は?
・あなたの会社にいる人々がクリアに実感できるものは?
・あなたの会社にいる人々が愛情を持てるものは?
・あなたの会社にいる人々が、あなたは何者なのかを理解できるもの
・直感的に理解しやすいもの
・web上におけるあなたの存在を強調するコンセプト

<ストリーテリング3つのフレームワーク>
1. チャレンジ・プロット
2. コネクション・プロット  人と人・人や社会とのつながりを重視する
3.クリエイティビティ・プロット  全く新しい常識を覆すような発見を公表すること

ここで秀逸なストーリー展開のamazonのCMをご紹介

どうですか?
シンプルだけどインパクトありません。
amazonの価値があがりますよね?
当アイシープが作ったブランディング動画も参考までに。

撮影なしの、ある素材だけで作れる動画です。
内容重視の動画です。
動画はストーリーがしっかりしていると最後まで見てくれてしっかりと記憶してくれるものなのです。

おわり

ストーリーのチカラはスティーブジョブズのプレゼンなどを見てると明らかです。
すごい引き込みが強くてワクワクしてしまいます。
CTAも「登録はこちら」より「○○を始める」など、こうなりたいという具体的なイメージをさせるものがいいのです。
主役である主人公が探検するかの如くコンテンツを作り込んでいくといいのです。
ランディングページも上から下に向かってストーリー構成が重要です。
同様にチラシデザインも上から下。
しかし、やはり見せるとしたら「動画」がイチバンでしょう。
しっかりとしたストーリー構成でショートムービー仕立てで「動画」の強さを体感してください。

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