
はじめに
25年、いやもっと前に日本でも流行ったクルマ、SAAB(サーブ)。
VOLVO(ボルボ)とほぼ同時期くらいにクローズアップされた、共に北欧スウェーデンのカーメーカーです。
「頑丈」というイメージの強かったSAABとVOLVO。
同じヨーロッパのBMWやメルセデスとはテイストが違う北欧のクルマは上品で感度の高い人たちが乗るハイセンスなクルマでした。
VOLVOは 現在でもかなりの台数を見かけますが、SAABはさっぱり見かけなくなってしまいました。
一体どうしてしまったのでしょう。

SAABの現在
SAABは、1977年に量産車初のターボを搭載したりしてヒットを飛ばしていました。
しかし、GMの傘下に入ったSAABは、2000年以降、GMの衰退に引きずられどんどん落ち目になっていきました。
何度か経営権が移ったり、破産を繰り返して、2017年度よりブランド名を社名と同じNEVSに変更し、SAABを使用しないことを発表しました。
、、、ということでSAABは無くなってしまったのです。
SAABのシンボルカー
SAABといえばやっぱりコレ!SAAB900ターボカブリオレ。
無骨なデザインですが、これこそ北欧デザイン、という感じがしたものです。

日本人の目から見てカッコイイ!というデザインのクルマではないと思います。
もともとヨーロッパのデザインはぶっ飛んでるイメージがあるものです。
しかし、どこかしらセンスと気品を感じるのがヨーロッパなんでしょう。
そして、現在のSAAB、、、
日本人にとってもカッコイイと呼べるデザインではないでしょうか。

SAABベースの電気自動車が中国で復活
そして、NEVS社の最新のモデルがSAAB9-3をベースにしたEV車(電気自動車)が中国で復活です。

NEVSは9-3のコンセプトモデルを披露し、これらのモデルが中国の天津市で運用されるカーシェアリングなどのサービスを提供することを発表しました。
航続距離は約300kmで、車載Wi-Fiやスマートフォンによるバッテリー管理機能を搭載し、無線によるソフトウェア・アップデートも可能だ。
NEVSによれば、キャビンのエアフィルターにはかなりの高品質のものが装備され、車内の空気を屋外の有害な微粒子から守ります。
NEVSの新型EVは中国で生産され、2018年から路上を走り始める予定とのこと。
おわりに
SAABブランドは無くなりましたが、SAABのDNAはNEVSの電気自動車に引き継がれています。
なかなかのデザインで、先進性を持って新たな旋風を巻き起こすのではないかと期待しています。
ぜひ、早めにカブリオレを出して欲しいものです。
あっ、中国の大気汚染ではムリかも、、、、
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