はじめに
最近聞かないですね、「ターボエンジン」。
昔はクルマ好きの憧れでした。
「キュイーン」という過給機の音はサイコーに楽しいものでした。
窓を開けるとターボ音が聞こえてきてテンションが上がっていました。
ターボエンジンはココから
クルマの排気ガスを使った加速装置であるタービン。
そのタービンを使用したターボエンジンが最近徐々に盛り上がってきている。
過去、1970〜80年代に日本で搭載されたターボエンジンは『ドッカンターボ』と言われるほどパワフルで高燃費なイメージが付きまとっていました。
イチバン印象深いのは1980年代の「スカイラインターボ」でしょう。
「ジャパン」の愛称の「黒いスカイラインターボ」から「ターボの時代」が始まったような気がします。
「西部警察」に登場する車両「スカイラインジャパン」でしたね。
そして同じくスカイラインRSターボ。
当時小学生の時、このRSターボの後ろ姿のかっこよさに感動を覚えたものです。
そう、コレです。
テールランプがかっこいいですよね!
長谷見昌弘のトミカスカイラインが忘れられません。
中学生当時好きすぎてカレンダーを購入したものです。
そしてスカイライン、シルビア、910ブルーバードの「3兄弟スーパーシルエット」!
総じて80年代の日産車はドッカンターボのイメージがあったものです。
ワタクシの初めてのターボ車は「Z31」でした。
白い2シーターでした。
V6ターボ2000ccでしたがSOHCでしたので確か170psだったと思います。
しかしターボ音がサイコーで首都高環状線を回ったものです。
その後乗ったシルビアK’sよりはるかに面白かったクルマでした。
またZ31に乗ってみたいなと思っています。
ホンダのターボは無敵
F1ではホンダがターボエンジンでブイブイ言わせて無敵状態でした。
しかし、一般販売の車両にはほとんどターボ搭載車はありませんでした。
当時覚えているのは「ホンダシティターボ」と「レジェンドターボ」。
この2車種以外にあったでしょうか?
ターボの弱点「ターボラグ」
「ターボラグ」なんてコトバもありましたね!
排気と吸気のタイミングによってスムーズにタービンが回転しなくてエンジンの回転に影響が出てくる現象でしたね。
これがどうにももどかしかったのを覚えています。
古くはスーパーカーブームの時代の人気漫画「サーキットの狼」で主人公の風吹裕矢のロータスヨーロッパが国産のターボを後載せで装着してターボラグが発生していたのを覚えています。
その弱点をカバーしつつ、筑波サーキットでの「A級ライセンス模擬レース」に出場して早瀬左近のポルシェ930ターボに負けてしまったのがとても悔しい印象でした。
そして次世代カーブームの立役者「よろしくメカドック」でホンダCRーXにターボラグを抑えるようにしたのを覚えています。
ゼロヨンに挑戦するメカドックのCR-Xは発生を抑える独自のシステムを搭載して、ボアアップを行っていました。
時は変わって、現在のターボエンジンは、、、低燃費の代名詞になってしまった。
しかし、日本ではターボエンジンのイメージを払拭することはできず、表立って進化することはなかったのです。
ターボと言えば「IHI」
タービンに刻印された「IHI」の文字忘れません。
石川島播磨工業のことですね。
当時、福岡北九州の実家に住んでいた時10号線をかっ飛ばして、夜中の「苅田のゼロヨン」を見に行ったものです。
チューニングカーのエンジルームを見せてもらい、この「IHI」の文字が入っていたのをかっこよく思ったものです。
チューニングブランド「HKS」もターボブランドですね。
未だにかっこいいです。
ハイブリッドカーの台頭
日本では、低燃費といえば『ハイブリッドカー』である。
プリウスがハイブリッドの代表として日米ではバカ売れ状態である。
しかし、ヨーロッパで、ターボエンジンは進化して今や低燃費エンジンの代表なのである。
もちろん、ハイブリッドカーは素晴らしいのですが、低燃費ターボエンジンも素晴らしい!
地道に研究を続け、着実に進化しているまぎれもない事実である。
同じように、今自分が取り組んでいることに対して、日々ちょっとでも前に進めるよう心がけてみてはどうだろう。
20年後、、いや10年後には、世界を変えうる可能性が出てくるに違いないでしょう。
おわりに
ターボエンジンが大好きです。
GT-Rなんてツインターボが搭載されたりと、まだまだ面白いです。
現在はキチガイのような加速を持ち合わせたクルマは国産では減ったものです。
フェラーリやランボルギーニ、ポルシェのようなスーパーカーは当然ドッカン加速を持ち合わせていますが、国産セダンのドッカンターボがかっこいいなと思います。
「ハの字」「シャコタン」「ソレックス」、、などのコトバが懐かしいものです。。。