目次
はじめに
近年、派遣労働が幅を利かせ社員雇用も少なくなり、自然と賃金も減額の方向に向かっていました。
この流れに乗ると二極化に巻き込まれ、一方の極の低収入生活が待っています。
なんとかしてジブンでこの流れを変えないと政治任せはアテになりません。
、、、ということで今後の方向性を過去にご紹介しました。
個人で仕事を受けるにあたって、「チーム制」の導入を推奨します。
一つのプロジェクトに対して一つのチームを組む。
他のフリーランスとの協業が必須です。
今回は、正社員という従来の雇用形態だけでなく、いろんな働き方が出てきた近年の状況をご紹介します。
オンデマンドサービスを使っていろんな種類の仕事を請け負う
日本でもいろんなオンデマンドサービスが登場しています。
民泊でおなじみ、Airbnbは自宅を宿として貸し出すことができます。
Uberは海外では一般人がマイカーでタクシー代わりになって移動のお手伝いを安価でしてくれます。
散々紹介しているUberEatsは飲食店の料理を一般の配達員がお届けしてくれます。
他にも、自宅にスタイリストや美容師が来てくれたり、出張修理サービス、直前ホテル予約、犬の散歩などスマホからカンタンに予約ができます。
スマホでオンデマンドサービスを利用して空いた時間を使って仕事をマッチングする方法はムダがありません。
しかも、軒並み報酬は従来の給与体系と比較すると高めになっています。
マッチングするプラットフォームとなるものが、ITを駆使しているので人件費も節約できて経費があまりかかっていないぶん、そこの利用者に還元される仕組みだからです。
従来ならば派遣会社などが半分ほど持っていったりしていましたから末端の利用者は搾取されるばかりでした。
なのでオンデマンドサービスをスマホで利用して日々違うお仕事を請け負うという世界がやって来ているのです。
個人でも小遣い稼ぎに、空いた時間でamazonの配送をゲットする新しい働き方
amazonの配送急増により、クロネコヤマトの配送遅延や荷物の不適切な取り扱いに波及し、今や社会問題化する配送問題。
クロネコヤマトは配送時間帯を変更し、ドライバーに十分な休息を与える方向にシフトしました。
そんな中、アマゾンのニュースがコチラ!
6/22記事:
注文当日に商品を届ける「当日配送サービス」を専門に手がける個人運送事業者を2020年までに首都圏で1万人確保する。
amazonが個人の配送人員を1万人確保
この記事から読み取るに、、、「個人」というところです。
個人でamazonの荷物を配送する人員を確保するというところです。
今までは配送専門のヤマト運輸のような会社に配送を委託していました。
それが、今度は個人と直で取引するということです。
実際、本国アメリカではこの「オンデマンド配送」というのが始まっています。
ついに同じことが日本でも始まるよ!、、、とそれだけのことです。
amazonはクロネコヤマトから配送を切られても、実は先手を打っています。
アメリカでは個人の配送員がスマホ片手にアプリを起動させ、荷物の配送があれば受信し、仕事のマッチングを行います。
オンデマンド配送により好きな時間に働くことができ、副業が可能に
オンデマンド系のサービスは、配達を仕事とするパートタイムのスタッフが好きな時間に必要な分だけ働くといった仕組みが主流となっています。
そして、彼らはタイムカードを切る代わりに、専用のアプリを立ち上げることで仕事を開始します。
このように、彼らがスマートフォン経由で配送のお仕事をゲットし、商品を配達するというサービスを提供できるのは、多くのヒトがスマートフォンを所有している今の時代だからうまく機能していくのです。
ネットのメリットというのは、直接個人と個人が取引できる社会になったということです。
それがついに配送の分野でも可能になったということです。
マイカーを所有していると圧倒的有利なオンデマンド配送
今回のニュースの詳細はどこにも書かれていませんが、アメリカ本国ではマイカーを持っているヒトを募集しています。
そもそもアメリカではピザのデリバリーすらマイカー持ち込みで配達しています。
日本でも料理デリバリーのUberEats(ウーバーイーツ)は自転車やバイクを持っているヒトのみ参入できるオンデマンド配送です。
なかなか首都圏でクルマを所有しているヒトも少ないので配送の車両をamazonで用意するかもしれません。
それか、カーシェアリングサービスをも巻き込んで展開するかもしれません。
amazonの配送量の増加に伴い
「アマゾン」から荷物の配送を委託された下請け会社と契約を結ぶフリーランスのドライバーが、契約の見直しを求めて労働組合を結成しています。
下請け会社と委託元の「アマゾン」に長時間勤務の労働時間の是正などを求めていくことになっています。
ドライバー1人当たりの担当地域が広がるなど、去年の夏ごろから運ぶ荷物が増加しています。
さらに、一日の勤務が13時間に上り、休憩をとることも難しい状況が続いているということなのです。
今後はある程度は是正されるとは思いますが、いつまでも長く働き続けることはできないでしょう。
個別委託を受けてるとは言え、ドライバーの使い捨て感は持たなくてはいけないでしょう。
いつ契約を打ち切られるかわからない、そんなリスクを抱え続けることはできないでしょう。
今回のamazonのニュースは、個人で配達するヒトを募集します!という単純な求人のニュースではありません。
配送の直取引が可能になり、従来の配送会社で働いてるヒトにとっても影響が出て来ます。
普通の主婦でもマイカーがあればすぐお仕事に参入できるかもしれません。
配送料の価格破壊が起きて来ます。
ただし、日本はデフレが進行しています。
しかもサービス業に関してはこれ以上の価格下落は悪影響で好ましくありません。
Uberでも配送スタッフへの報酬はかなり厚遇されています。
きっとamazonのオンデマンドデリバリーも好待遇が期待されます。
そうすると配送会社のスタッフにも賃金の上昇が発生するのではないでしょうか。
良い意味で価格破壊が起き、緩やかなインフレが始まると良いなと思っています。
あくまでも働き方の多様性が広がっているなあと見つめつつ、個人個人で次なる手を打っていかないと企業に切り捨てられてしまうかもしれません。
最終的には、下請けにならないようにジブンから発生するビジネスを構築しない限り、自由は手に入らないと言っても過言ではありません。
下請け仕事を手掛けるにしてもその比率をなるべく低く、30%は超えないようにしたいですね!
柔軟な働き方であるジョブローテーションという考え方
最近、日々違う仕事を請け負う体制ができて来ています。
しかし、請け負う人間が一つの決まったスキルしかないのであれば、迫る新しい働き方の世界に対応することができません。
いろんな仕事を請け負うことができるよう準備をしましょう。
いろんなスキルが必要になって来ます。
会社勤めのヒトは部署を定期的に異動してどんな部署でも対応できるように柔軟性を身につけましょう。
いろんな仕事を請け負う「ジョブローテーション」を実践しましょう。
いろんなヒトと接するために、コミュニケーションスキルも必要です。
もう、一箇所で働き続けるという世界はおわりに近づいて来ているのです。
価値観の変化
現在、労働市場に参入する人の多くは、仕事の柔軟さと自主性に価値を置いていることがほとんどです。
キャリアより働く場所を重要視し、昇進よりジョブローテーションを気にかけます。
ある調査では、平均55歳の人は10年同じ仕事を続けるのに対し、一般的な25歳は3年ほどです。
若い世代は、昇給より柔軟なスケジュールでの働き方やリモートワークを選択する場合もあるといいます。
終身雇用を追い求める考え方は、もうとっくに終わってるのかもしれません。
おわりに
固執した従来の考えを持っていては昨今の労働市場で生き抜くことは難しいのかもしれません。
しかし、逆を言えばいろんなスキルや趣味がお金になる可能性を秘めています。
どんなことがお金を生み出すか全く予測がつかない社会へ変貌してきています。
そしてそれがオンデマンドサービスによってスポットライトが当たる日が来るのかもしれません。
まずはジブンの趣味、スキル、特質、好きなことを整理してもっと日々追求していくのがいいのかもしれません。