目次
はじめに
今の世の中、一人で生きることはなかなか難しいことです。
ましてや、事業を大きくするためには一人では何もできません。
いろんな人の助けが必要になってきます。
しかし、いろんなヒトの助けを仰ぐにはカンタンではありません。
いろんな絡みが障害として目の前に現れてきます。
ヒトを巻き込むためには、カリスマ性だったりの求心力が必要だったりと、いろんな要素があります。
しかし、カリスマ性というものは即座に身につけることは難しく、経験の多さがカリスマ性を身につけてる場合が多いのです。
長年の蓄積によるものが人間をたくましく輝きにあるものにしているのです。
しかし、特定のヒトしか求心力を生み出すことができないことはありません。
仕事の成果とはー他人を引き込むには
普通のヒトが他者を巻き込む。
ジブンのビジネスに巻き込む。
他者をビジネスパートナーに巻き込む。
そのために必要なのは「スピード」です。
普通のスピードではありません。
圧倒的なスピードです。
凌駕するようなスピード。
物事が圧倒的なスピードで進んでいる時、人々はそこに注目します。
進んでいるということは、変化が急速に訪れているということ。
急速な上昇気流が発生しているということです。
そこに人々は参加して、私もあやかりたいと思うわけです。
自然とその場に魅力が生じて、人々が集まりだしてきます。
ジブンも店長時代、飲食店の売上を急速に5倍超にして、350店舗売上NO1にした時は、忙しいにもかかわらず、不人気のサービス業にもかかわらず、優秀な人間が集まってきた覚えがあります。
飲食店の運営自体はそんなに難しいことはやりません。
しかも、一昔前だったので現在ほど飲食店も競争が活発ではありません。
きちんと普通のことをスピードつけてやれば結果はすごいスピードで返ってきたのです。
内部からは優秀な人間を採用できたりもしましたが、外部からもがヒトが集まってきました。
そのスピードに乗ろうと食材業者さんもいっぱい集まり、食品メーカーも加わって商品開発なども始まりました。
他業種とのコラボレーション企画などもあり、予想だにしない出来事が次から次に起こり始めたのでした。
ですので、「スピード」から起こる現象はとてつもない大きさだと肌で感じ取ってわかっています。
ちなみに、ジブンが人生で一番頑張った時期でした。
何と言っても「スピード」があると「デキる」人に見えてしまうのです。
「行動力」ととられることもしばしばあります。
「スピード」に慣れておくことは脳を高速で回すことにもつながるのです。
常に脳を高速化しておくことは相乗効果も大きいことでしょう。
結果的には生産性が他者の2倍3倍になっていることは間違いありません。
仕事の成果とはー最も早く連絡が返ってきたと契約
お客さんが、契約を決めるときに、どんな会社と契約を決める確率が高いかご存知でしょうか?
それは最も早く連絡が返ってきた所なのです。
50%の顧客は、最初に返事をくれた会社を選びます。
1時間以内に顧客に連絡を取ろうとした人は、60分でも待った人に比べて、意思決定者と有意義な会話をする可能性が7倍になるとのことです。
つまり、お客さんから連絡が来た時に、いかに早く反応するか?が、勝負なのです。
それが、商談や成約に繋がってくるということなのです。
お客さんの立場になってみると確かにそうですよね。
お客さんは、実際に何かしらの連絡や行動を起こしているわけなのです。
もちろん、その商品やサービスに興味があるわけです。
よくあるマッチングサイトでも当然レスポンスが早い人の方が成立する確率は圧倒的に高いのです。
これは知っておかないといけない現実です。
スピードは何よりも高契約率なのです。
仕事の成果とはーアイデアよりスピード
アイデアある商品やサービスしか売れないと思っていませんか??
ワタクシ自身、ネット黎明期には「ビジネスモデル特許」というコトバとともに日々アイデアを考えていたものです。
しかし、アイデア先行型のビジネスは失敗が多いのです。
amazonよりいち早く電子書籍を開発したソニーは後から出現したキンドルにいともカンタンに市場を奪われました。
発明家でもない限り、新しいアイデアを出すことにほとんど意味がないのでは?と思ってしまいます。
起業家はそのアイデアを「どうやったら自分のビジネスに適応出来るのか?」「どのように人々にに伝えられるか?」ということを常に考えなければいけません。
それをいかにスピーディーにやるかということが大きく意味があるのです。
仕事の成果とはー「スピード」が危機を回避する
リーダーの決断スピードが国家を危機から救う場合もあります。
コロナ対策でドイツは素早い動きで称賛されています。
感染拡大をヨーロッパ内ではどの国よりも回避しました。
アメリカサンフランシスコ市が州政府や連邦政府よりも先立って、緊急事態を発動しました。
この判断は、ニューヨークよりも1週間以上も早かったのです。
これにより両都市は、その後の結果が大きく明暗を分けました。
「スピード」の持つ意味がそこにはあったのです。
仕事の成果とはー「スピード」が加速すると?
世界一の起業家と呼ばれるイーロン・マスク。
映画「アイアンマン」のモデルとなった人物で、電気自動車メーカー、アメリカ ”テスラモーターズ”のCEOです。
電子決済のPaypalを創業し、今ではロケット開発や、パイプを音速で駆け抜ける超高速旅客システムの開発も行っています。
彼は、次から次に新しい事業をもうスピードでやり遂げています。
それが、巻き込むチカラを生み出して、さらにまた別事業へと進む意欲が湧いているのです。
ソフトバンクの孫さんも同じです。
次から次に決断してスピーディにいろんな事業を立ち上げる。
あのスピード感覚に惚れ込んでいるビジネスマンは多いのではないでしょうか。
他にも、急速な動きで法律が追いつかなくて問題が発生しているというのが最近よくあることではないでしょうか。
Uberによるライドシェアの拡大、airbnbによる民泊の拡大。
やっと政府は重い腰を上げて法律改正に動き始めました。
急速なベンチャーの仕事ぶりが政府を動かすのです。
政府を巻き込み始めたのです。
国をも動かすチカラが「スピード」には、あるのです。
おわりに
誰にでもできる、物事に「スピード」をつけること。
これが、圧倒的に他者を巻き込む方法です。
もちろん、物事を正確にやり遂げることが前提条件となりますが。
成果を求めたいなら、より多くのヒトを巻き込み、スピードに乗っかることです。
ベンチャー企業の手法です。
時間の流れを狂わせるイメージでしょう。
「スピード」は徹底的な攻めの戦略です。
攻めと守りをしっかりと認識してビジネスを行えば急速に成長し、長期間継続できるでしょう。
「時間」と言う概念を取り払って夢中で物事を成し遂げてみることが絶大なる成果を生み出すのです。