はじめに
最近「スト」ってあまり聞きませんよね。
「スト」って言ってもゲーマーにおなじみの
コチラではありません。
賃上げ交渉でおなじみの「ストライキ」です。
さほどおなじみではなくなってきたかもしれません。
私は小・中・高校と徒歩圏内だったため、直接には関係なかったが幼少期はストライキでバス、電車がストップしていたのを覚えています。
高校はバス通学が生徒の大半だったので スト=学校お休み でうれしかったものです。
しかし、最近はめっきりストで公共交通が止まったなんてあまり聞きません。
労使交渉はうまくいっているのでしょうか?
労使交渉だけではなく、そもそも「交渉」って難しくないですか?
うまくいかないと腹立つし、、、
交渉テクニックー賃上げされてないのでは?
確かに、70年代、80年代と比較すると賃金は上昇していません。
ストの件数は2011年は全国で57件。
ピーク時の1974年に9500件を超えていたのとは様変割りしています。
当時の高度成長期は、インフレ率も上昇しているので賃金の上昇を強く求めないと生活していけない状況でした。
今でも、長時間労働やリストラなど、働く人に不満はあるはずです。
しかし、ストが減ったのは、経営側と組合が定期的に情報交換をする、労使協議の仕組みが普及してきたことが背景にあるでしょう。
ストが減った原因
他にも、ストが減った原因として、サービス業への従事者が増えたことが要因としてあります。
どの国でも経済発展とともに小売業や飲食業、介護事業などのサービス業で働く人が増えたことです。
ストは製造業のものというイメージがあります。
あと、非正規労働者が増えたこともあります。
そして、年功序列や終身雇用が崩れつつあり、労組には雇用優先のムードも生まれてストどころではなくなってきました。
さらに、、日本の若者はゆとり世代に代表されるようにのんびりしているのでしょうか?
諦めムードが蔓延しているのではないでしょうか?
全員ではないにしてもそういう雰囲気が出来上がっているのかもしれません。
欲求から「スト」を読み解く
お隣、韓国では自動車メーカーのヒュンダイが労使交渉で問題になってストライキも起きています。
この日本と韓国の違いはしょうがないことで先進国と新興国の違いそのものです。
マズローの欲求の5段階によると日本人は下層の1,2段階の欲求は生まれてきた時点で大半はクリアできています。
しかし、韓国などの新興国では格差が激しく、まだまだ日本ほどではありません。
(韓国が新興国か先進国かという疑問は置いといて)
だから、物的欲求も強いので労使交渉は厳しいものになり、なかなか妥結しないのはしょうがないことです。
日本でも実際30年前は労使交渉がまとまらずストに突入していたのですから、韓国でもいずれ日本と同じようにストライキは減っていくでしょう。
韓国のサムスン電子が元気で世界でも有数の企業に成長しましたが、サムスン以外の韓国企業は元気ないのが実情のようです。
欲求の1,2段階をクリアするのに必死に働く韓国人と、4,5段階の自己実現に向けて働く日本人とはステージが違うので精神的余裕の違いが開発力の違いに直結するのだと思います。
冷静に見るとすばらしい技術革新やノーベル賞などを輩出するのは圧倒的に先進国からです。
これは当たり前のことで単純に高いレベルの物事を考えることができる環境が備わっているからなのです。
交渉テクニックー交渉してみよう
若い世代は命令系統に組み込まれているので、従わなければいけないことが多いです。
しかもパワハラなんてーのも受けてしまう始末です。
年齢を重ねると次第に貫禄もつき、世の中のことが理解できるようになるので交渉ごとも自然と身につくものです。
しかし、年々厄介ごとは増えていくのではないでしょうか。
やはり交渉も経験して強くなるのがイチバンです。
ビジネスにおける交渉テクニック20
選択肢を用意して選んでもらうことは、 交渉において有効なテクニックの1つです。自分が望む結果を得るために、相手に選択肢を提示し、相手が自分で選ぶように促すことができます。この方法は、相手に選択肢を与えることで相手が自分で決めることを促し、相手が自分で決めたことに責任を持つようになるため、交渉の成功率を高めることができます。 ただし、選択肢を用意する際には、相手の立場やニーズを考慮し、相手にとって魅力的な選択肢を提示することが重要です。
相手の立場に立って考えるということは、 交渉において非常に重要なスキルの1つです。
相手が何を求めているのか、どのような立場にあるのかを理解することで、自分の主張を相手に伝える際に、相手にとってもメリットがあるような提案をすることがまた、相手の立場に立って考えることで、相手の気持ちや考え方を理解することができ、相手との信頼関係を認識することができます。それだけでなく相手の立場にも目を向けることが、 成功への近道となります。
ローボールテクニックとは、最初に相手にとって魅力的な条件を提示して承諾を得た後、その後に不利な条件を追加する交渉術です。 この手法は、相手が最初に承諾したことによって、後に提示される条件に対して抵抗しにくくなる心理的効果があります。 ローボールテクニックは、交渉において有効な手法の一つであり、ビジネスや日常生活で使用されることがあります。
交渉のプロセスを理解することは、 交渉において非常に重要なスキルの1つです。
交渉のプロセスには、事前準備、交渉中、交渉後に3つのステップがあります。 事前準備では、自分の目的や目標を明確にし、相手の情報を収集することが重要です。 交渉中は、相手の立場やニーズを理解し、 自分の主張を相手に伝えることが求められます。 交渉のプロセスを理解することで、交渉において必要なスキルや戦略を身につけることができます。
相手の言葉いや表情に注目することは、 交渉において非常に重要な遣いの1つです。
相手の言葉遣いや表情から、相手の気持ちや考え方を解明することができます。 また、相手の言葉遣いや表情に合わせて、 自分の話し方や態度を調整することで、 交渉の成功率を高めることができます。
おわりに
サービス供給停止によるストは生活を不便にしてしまうかもしれないので受け入れ難いものです。
しかし、賃金の上昇は歓迎するものです。
そしてゆるやかなインフレという環境が一番好ましいのです。
低賃金のブラックバイトは根絶できる社会にしたいものです。
だけど、誰でも目に見えないストを行っているのではないかと思います。
この仕事、割に合わないなと思えば手を抜いて仕事するなんてしょっちゅうあるに違いありません。
こちらの目に見えないストの方が企業をじわじわ侵食してタチが悪いかもしれません。
やはり交渉はマンツーマンで交渉術を駆使してお互い納得するのがイチバンです。
生き抜くには交渉術は必須なのです。
交渉テクニックをマスターしましょう!