クリエイティビティ(想像力)の高い人というのは大抵どの職場にも存在するものです。
そして、エセアーティストみたいな人間も厄介なことに存在するのです。
アーティストってやっぱりかっこいいですからね。
アーティスト気取りのヤツのことを知るには、まずアーティストのことを知らなければいけません。
やっぱり芸術というものは才能によるところが大きいらしいです。
目次
「クリエイティビティ」は「訓練で得られる技術」ではない?
「クリエイティビティ」は「訓練で得られる技術」ではない?
なぜクリエイティブであることが重要になってくるのか?
「クリエイティビティについて大切なこと12」を見ていきましょう。
クリエイティビティについて大切なこと12
1:クリエイティビティは盲目
「自分のアイデアや製品が受け入れられるのか」は予想できないもの。また、たとえアイデアが優れていても、タイミングが悪く、人々の方が受け入れる準備ができていないこともあります
作り手に対して、市場環境が追いついてないことはよくあることです。
よくドラマや漫画でありますね。
「誰も私の芸術がわからない!みんなが無能なのだ!」とか、、、
2:クリエイティブな人の多くはとっちらかっている
練習によってクリエイティビティが増すのだとすれば、時間がたつごとに優れた作品を生み出せるはずですが、必ずしもそうとは言えません。そのため、クリエイティブな人の最高傑作は人生の後期ではなく、半ばごろに現れることがしばしばあります。
芸術家というのは、その人が生涯を終えてから評価がついてまわるものである。
3:クリエイターが役に立つフィードバックを得ることはまずない
クリエイティビティの分野で役立つフィードバックが得られることはまれです。作品に対して批評が行われることもありますが、批評する人の嫉妬や愚鈍さ、辛らつさが含まれていることが多々あるので、クリエイターにとって「本当に役に立つフィードバックは何か」を見分けるのが困難なのです。
駄作も作り出してこそのクリエイターかもしれません。
駄作に意味があるかもしれないし、そもそもまだ時代が評価できないだけかもしれません。
作品を評価するだけのクリエイティビティを持ち合わせている人はまだこの世にいないかもしれません。
4:「10年ルール」はルールじゃない
有名な作品を生み出すまでにかかった時間が10年以下の人が多く、一方で30年以上かかった人もいたとのこと。クリエイティビティは「いつ発揮される」と予想できるものではなく、「発揮される時に発揮される」ものなのです
競争のない社会、この資本主義社会と対極に当たるのではないか。
クリエイティビティを追求した社会はきっと不便で変人だらけの世の中になるに違いありません。
そうです、競争から脱落した人間がアーティストになりたがってるだけかもしれません。
5:才能はクリエイティビティと関係がある
平均的な作曲家が技術を習得するまでの時間よりもはるかに短い時間・少ない練習で、技術を身につけられる人が存在すると示されました。クリエイティビティにとって才能は非常に重要なようです。
才能は時間を省略します。
これこそが”才能”のなせる技でしょう。
6:性格も関係がある
クリエイティブな人は協調性が少なく、因習にとらわれず、自立していて、経験を恐れず、強い自我を持ち、リスクを取り、精神病理的な傾向さえあることが知られています。これらの性質が本人を練習や訓練とは別の方向に向かわせるとのこと。
協調性のないことと芸術家はイコールなのはほとんどの人は理解できるのではないでしょうか?
社会性がゼロと言っても過言ではありません。
7:遺伝子も関係がある
遺伝的要因がパフォーマンスに与える影響は全体の4分の1から3分の1の間だと説明しています。遺伝子はクリエイティビティと関係がありますが、だからといって環境的要因が重要でないとは言えないわけです。
8:環境的要因は遺伝的要因よりも重要
クリエイティビティは遺伝的要因よりも環境的要因に左右されることがわかっており、特に大切なのは、幼い頃に手本とする人がいたかどうか、とのこと。
遺伝と環境が組み合わさった時にクリエイティブは威力を発揮しそうです。
9:クリエイティブな人の興味は多岐に渡る
クリエイティブな人は幅広い分野にわたって興味を示します。成功している作曲家はさまざまなジャンルの曲を作っていることが判明したのです。
10:専門知識が多すぎることはクリエイティビティを殺す
適度な知識はクリエイティビティによい作用を与えますが、過ぎた知識は柔軟性を損なわせます。例えば物を書く分野でいうと、形式を学ぶ学校に通った生徒はクリエイティブな文章を書く可能性が低くなるそうです。
堅物先生の教えなどは大敵です。
クリエイティブな人は周囲がよく見えています。
自然界、交通、建築物などの万物に美が潜んでいるからです。
知識というのはその現象や事物を決定づけるもので、想像力を阻むものです。
11:アウトサイダーはクリエイティビティにとって有利
過去に存在した多くの革命的な人々は、その分野においてアウトサイダーでした。特定の分野の中で現状に不満を抱き、一度メインストリームから距離を置いたことが、クリエイティビティにとって有利に働くというわけ。歴史上の著名人物は「アウトサイダーにもかかわらずクリエイティブなアイデアを出せた」のではなく「アウトサイダーだからこそクリエイティブなアイデアを出せた」のです。
アウトサイダーだから、見えてくることがあります。
現状に不満を抱いている人が多いから、問題が見えてきます。
不平不満を音楽や絵で表現するパワーがあります。
社会性がないクリエイターですが、問題提起は山のようにしてきます。
これがめんどくさいんですけどね、、、
温かい目で育まなくてはいけませんね。
12:時にクリエイティブな人は「訓練で習得する人」のために道を開く必要がある
クリエイティブな人は問題解決が得意ではありませんが、問題を見つけることは得意です。ガリレイは訓練や練習を積み重ねたのではなく、既存の研究が全く何もないところに発見をもたらした、まさにクリエイティブな人物でした。訓練や練習によって専門技術を取得する人は1つの分野の中で問題を「解決する」ことに終始するため、多面的な見方によって問題を「見つけ出す」クリエイティブな人が重要になってくるわけです。
確かにクリエイティブな人の、いろんな事象にしての捉え方はとてもユニークです。
従来の教育を受けた人間にはとても真似できません。
こういう人材を持つ会社は創造性を発揮できるかもしれません。
クリエイティビティの活かし方
では、上記を踏まえて結局のところ、クリエイティビティの活かし方を考えていきましょう。
クリエイティビティ3つのポイント
仕事においてクリエイティビティを活かすためには、以下の3つのポイントが重要です。
1. 知識と経験を積み重ねる
クリエイティブなアイデアを生み出すためには、幅広い知識と経験が必要です。
さまざまな分野に興味を持ち、常に新しい情報を取り入れるようにしましょう。
2. 多様な視点を持つ
物事を多角的に捉えることで、新たな発見やアイデアにつながります。
常に「なぜ?」「どうして?」と疑問を持ち、固定観念にとらわれない思考を心がけましょう。
3. 失敗を恐れない
クリエイティブなアイデアは、失敗を繰り返しながら生まれるものです。
失敗を恐れずに挑戦し続けることが、クリエイティビティを向上させるための重要な要素です。
仕事においてクリエイティビティを活かせる具体的な例
問題解決
既存の枠にとらわれず、独創的な解決策を提案することで、より効率的かつ効果的な問題解決が可能になります。
企画立案
斬新な企画を立案することで、競合他社との差別化を図り、新しいビジネスチャンスを生み出すことができます。
コミュニケーション
相手の立場に立って考え、分かりやすく魅力的なコミュニケーションを行うことで、円滑な人間関係を築き、仕事を進めることができます。
クリエイティビティを高めるための方法
インプットを増やす
読書、映画鑑賞、旅行など、さまざまな方法でインプットを増やすことで、アイデアの源泉を広げることができます。
アウトプットを増やす
アイデアを書き出したり、絵を描いたり、実際に形にすることで、アイデアをより具体化し、ブラッシュアップすることができます。
人と交流する
異なる価値観を持つ人と交流することで、新たな視点や考え方を獲得することができます。
リラックスする
仕事やプライベートでストレスを溜め込まないように、適度にリラックスする時間を設けましょう。
おわりに
そうです、アーティスト気取りのヤツはココだけは本物の芸術家と同じくらいのチカラがあります。
世の中に対する不平・不満をかなり大量に抱えているのです。
その問題を見つけるチカラを生かしてあげようではないですか。
彼らと組むことによって社会はより良いものとなるでしょう。
人間性さえしっかりしてればアーティスト気取っててもいいかもしれません。
クリエイティビティは、仕事において多くの場面で役立つ重要な能力です。
ポイントを意識して、日頃からクリエイティビティを磨き、仕事に活かしていきましょう。