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急成長でシェア争い勃発中!「フードデリバリー」の未来はゴールドラッシュ!?

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急成長でシェア争い勃発中!「フードデリバリー」の未来はゴールドラッシュ!?

はじめに

近年、世界的にフードデリバリーが急速に進化しています。
北米のUberを中心としたデリバリー網。
かたや巨大マーケット中国で売り上げを伸ばす中国資本のデリバリー網。
東南アジアASEAN地域も巨大人口を背景にデリバリーが根付いていてマーケットが急成長しています。
世界レベルで覇権争いが始まっています。
フードデリバリーを含めた『デリバリー』は今後どうなっていくのでしょうか?

デリバリーシステムを持たなくてもデリバリーをスタートできる時代

最近は「UberEATS(ウーバーイーツ)」や「ファインダイン」の登場で配達用バイクなどのデリバリー設備を持たなくても、料理を入れるデリバリー用の資材や包材を用意するだけで、普通の飲食店がデリバリーをスタートできるようになりました。
Uber Eats レストランパートナー募集


デリバリーのイチバンのデメリットは配達員の確保と、交通事故の多さです。
その2点がないだけでもウーバーイーツに加盟するメリットは大きいのです。
案の定、ウーバーイーツは飲食店加盟の順番待ちになっているようです。
楽天が運営している「楽天デリバリープレミアム」。

そして、シンガポールからやって来た「honestbee(オネストビー)」は進出当初勢いがあったのですが、2019年5月1日よりすべてのサービスを停止しています。。
そして、出前ポータルサイト「出前館」と朝日新聞の提携による、販売店ネットワークを活用した「シェアリングデリバリー」。
料理のデリバリー網構築に各社急ピッチで突き進んでいます。

UberEATSの対抗馬が日本進出

コロナでデリバリー需要が高まるのを追い風に大資本が日本進出です。
動向が気になる2社をご紹介!

フィンランド発フードデリバリー「Wolt」

フィンランド初の「Wolt」はすでに2020年3月に広島、6月に札幌でサービススタートしました。
wolt
UberEATSと同年の2014年に開始した「Wolt」は創業から6年で22カ国80都市に展開しています。
やはり北欧企業ということでクオリティーの高いサービスを売りとしています。

適正テストに合格した配達パートナーのみと契約するというUberEATSで問題となっている配達員の素行の酷さとは一線を画す展開となっています。
また、手厚いカスタマーサポートを提供。
顧客や飲食店が持つフードデリバリーのネガティブ要素に注目し、それらを徹底的に排除しようとする企業努力は、Woltの徹底した差別化となることでしょう。

ドイツのフードデリバリー大手の「Delivery Hero(デリバリーヒーロー)」

ドイツのフードデリバリー大手の「Delivery Hero(デリバリーヒーロー)」は2020年内に欧州で損益分岐点に達し、黒字化を達成する見通しで絶好調です。
delivery-hero

Delivery Heroは日本進出の際、アジア向けブランドの「フードパンダ(Foodpanda)」としてサービスを開始しする予定となっています。
フードデリバリーが盛り上がるのは楽しみです。

元々は東京の「デリナビ」、大阪の「出前館」からのスタート

元々の出前の活性化はITの広まりとともにスタートしたデリバリーサイトです。
東京の表参道に「デリナビ」、そして大阪の「出前館」、この2大サイトが覇権争いをしていたのを覚えています。
東京にオフィスを構えているデリナビの方が機動力があり加盟店舗も増えアタマ一つ抜け出ていたような気がしました。
しかし、いち早くFAXでの受注体制を築いた出前館は大阪ガスの出資も得て、東京での勢力を伸ばし始めました。
デリナビは依然としてデリバリー紹介サイトの位置づけだったのですが、出前館はネットで受注できて各店舗へ注文FAXが届くというシステムを構築していました。
そしてちょっと出遅れた感のあるデリナビは楽天に1億で買収されました。
デリナビは「楽天デリバリー」として生まれ変わりました。
ここから楽天デリバリーが巻き返すものと思っていました、、、、
が、楽天はあまりデリバリーにチカラを入れないまま今に至ります。
そして、飲食店ポータルでトップシェアだった「ぐるなび」が「ぐるなびデリバリー」としてフードデリバリーにも参入してきました。
しかし、途中Yahooも資本参加した「出前館」が圧倒的トップシェアを維持しました。

配送を請け負うデリバリーアウトソーシング

フードデリバリーは需要はたくさんあるのですが、ランチタイムとディナータイムに受注が集中してしまうのが効率性の悪いところです。
各社、現状は料理を宅配していますが、ゆくゆくはいろんな物をお届けする将来像を描いているでしょう。
そのためにテストマーケティングを行なっているという状況なのです。
高齢化社会の到来による在宅率の高さ。
それに伴う通信販売、TV通販、ネット通販の売上増。
これが、一般家庭向などの中小向け物流の拡大なのです。
ロジスティクスという物流とデリバリーを一つにまとめたマーケットに各社知恵を絞ってシェア争いが繰り広げられるでしょう。
かのソフトバンクもフードデリバリーの未来を見据えて莫大な出資を目論んでいます。

おわりに

デリバリーとロジスティックスの未来は「ドローン」やロボット技術の進化により効率化がすごく進みました。
働き方改革とあいまって、一般個人が空いた時間の活用で、副業として働くことができるようにスマホアプリだけでカンタンにできるようになっているのが革新的です。
デリバリーネットワーク網には価値があります。
そのネットワーク網に乗せればなんでも売る事ができるからです。
コンビニに取って代わると言われているのがデリバリーネットワーク網なのです。
消費者の玄関先まで行く事ができるというのは最強のマーケティングなのです。
この金脈に気付いている人は一体どのくらいいるのでしょうか??