
はじめに
生産性を上げるためにいろんな業界でいろんな会社が取り組んでいます。
産業革命に欠かせないのがITの活用とロボット。
生産性が上がって効率的になり、一人当たりの生産高も上昇してきています。
しかし、まだまだサービス業の生産性は低くて、賃金の上昇は微々たるものです。
そんな中、ドローンを使った配送やロボットの活用によって人のチカラを使わずに事業を成り立たせる試みが増えてきています。
amazonももちろんドローンによる配送実験を行なっていますし、ドミノピザはロボットによる配送実験を行なっています。
そして、今回ご紹介するのが「ズームピザ」の究極の生産性。
Zume Pizza(ズームピザ)はムダがない
アメリカでスタートしたZume Pizza(ズームピザ)。
現時点では開発を中止していますが、なかなか内容がスゴイのです。
何がスゴイのかと言うと、、、ピザ作りの全工程をロボット化し、焼きながら配達するのである。
生地にトマトソースを塗ったり、オーブンに入れたりするのを自動化しています。
ロボットの導入により人件費を削減し、そのぶん食材に経費をかけています。
まだまだ発展途上のシステムではありましたが、着実にシステム化していってました。

そして、将来性があるのでベンチャーキャピタルからも資金を調達して順調に事業規模も膨らんでいたのです。
ロボットによる全自動化の流れは止めようがありません。
人間が介在しなくていいのであれば衛生上にもいいことです。
「ズームピザ」は究極の自営業
まだ、完全なる自動化には至っていませんが、近い将来の全自動化が見えてきたのではないでしょうか。
複雑な製法を自動化できるとメリットも大きいです。
要するにこのズームピザ、「石焼き芋のクルマ」と同じである。

一人で全てをこなすことができます。
食材をセットすればピザが自動で焼き上がり。
ズームピザは56個のオーブンが搭載されていました。
部分的に焼かれたピザをクルマに載せ、目的地到着4分前に最後まで焼き上げ、配達する。
ズームピザはこの配達中に焼き上げる技術で特許を取得しました。
デリバリーもGPSとビッグデータの分析によって効率のいいデリバリーも近々可能になることでしょう。
そして、自動車のほうも自動運転の実験が盛んに行われています。
そうなると、管理者が一人いれば成り立つビジネスで、焼き芋屋さんよりはるかに多くの売り上げを稼ぐことができます。
一人で全てを完結できる。
まさしくコレがこれからの新しいビジネスのカタチかもしれません。
2021年現在最新の「デリバリーピザ」のカタチ
石焼き芋の話が登場していますが、やはり焼き芋屋さんは、いいビジネスのカタチとしてよく出てきます。
なぜかというと、単純に儲かるからです。
一人でやるお仕事で仕入れが安く販売価格が高いし、家賃がかかりません。
(もちろん、車両や燃料費などの経費は発生しますが、、、)
横浜にはマツダのオープンカー「ロードスター」の焼き芋屋さんが繁盛しています。
同じく、ピザ屋をやるならズームピザ同様移動販売です。
しかもなるべく焼き芋屋さんに近づける形態です。
ズームピザみたいな大きい車両がホントはベストなのですが、実際駐車に困りますし、バイクみたいに住宅街の狭い路地に入って行ける方がデリバリーに近くていいのです。
大きくても宅急便の車両くらいまででしょう。
そして現時点では進化段階ですが、全自動ピザ調理マシンを搭載しましょう。
そこはズームピザやフランスのpazziのシステムです。
生ライブ配信とGPS連動させて、現在地周辺の顧客に訴求できるようにしましょう。
これがイチバン儲かりやすい生産性の高い商売です。
さらに自動車業界の全自動運転の進化次第でさらに面白い商売へ様変わりです。
デリバリーに関してはミクロで言えば日米でビジネスモデルが変わってきます。
それは地形と文化による影響です。
この部分はワタクシもモデル作りを研究していきたいなと思います。
ありました石焼き芋風「移動ピザ屋さん」
ピザ好きがお送りするニュースとしては、なかなかの驚きを持ってお届けする情報です。
なんと!
アメリカのピザハットが作った「ピザトラック」!
2年くらい前にコチラで紹介していました。
アメリカらしくピックアップトラックでかっこよく仕上げているところがグッドです。
荷台には全自動ピザ製造マシンを搭載しています。
冷蔵庫・ロボットアーム・コンベアオーブンなどを装備。
ピザを焼く作業は店舗製造と変わらず、注文から6~7分で出来上がります。
何と言っても、この「ピザトラック」があれば、製造→お届けまでができてしまうことです。

やはり、ピックアップトラックだからカッコいい!!

荷台からピザ製造機械が飛び出てるのがクールです。

コンベアーオーブンもしっかり装備。

もちろんピザをカットしてくれます。

ピザ箱にしっかりと収めます。
究極の焼きたてピザを提供できるこの「ピザトラック」を是非とも量産化して日本でもリリースしてほしいものです。
おわりに
サービス業も、全自動になって初めて他の業種と同じくらいの生産性かもしれません。
そこでサービス業にも推奨している年収600万という壁を突破できるかもしれません。
もう単純労働はロボットに置き換えが可能になってきています。
そして、単純労働に従事しているヒトはロボットに職を奪われるかもしれません。
それが何年後かはわかりません。
技術革新は早いので案外早くやってくるのかもしれません。
ズームピザは他人事ではありません。
サービス業は人手不足だから仕事はあるさ、なんて思ってたら大間違いです。
単なるピザ屋のオートメーションと思って呑気に構えてるだけではきっと取り残されるでしょう。
ロボットに職を奪われるのではなく、管理する側にまわることに早く気づいた人は何かしらの行動を起こすべきでしょう。
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