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「デザインの基本原則」コレを押さえれば絶対に間違いなし!

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「デザインの基本原則」コレを押さえれば絶対に間違いなし!

デザインによって人々の行動が変わる。
そんなポイントがあります。
デザインのチカラの素晴らしさです。
近年「デザイン経営」が叫ばれています。
欧米企業の役員はデザイン部門出身者が多いのです。
それくらい「デザイン」は企業にとって欠かせない分野であり要素なのです。
その基本原則を見ていきましょう。

「デザイン」で売上32%アップという驚異の事実はコチラ

「デザインの基本原則」はいろんな視点から

一言で良い「デザイン」と言ってもいろんなデザインが存在します。
物質的なモノの見た目であるデザイン。
そのモノの使い方や要素も「デザイン」という意味に含まれます。
基本は、直感で無意識に操作でき生活に自然と入り込んでいるのがポイントです。
一般的に日本では「デザイン」と言うと外側の見た目を意味しています。
しかし、そのモノの使い方や原則であったり、使った際にライフスタイルがどう変化したかも「デザイン」に値することを常に考えていれば適切な「デザインのポイント」が現れてきます

「プロダクトデザイン」で人間の行動に変化を起こすデザインの基本原則

「プロダクトデザイン」というコトバがあります。
主に「製品のデザイン」を意味します。
ここにもデザインの基本原則が存在します
とてもシンプルですが、たとえば高速道路の駐車場。
高速道路の駐車場は斜めになっています。
これは逆走防止によるものです。

小さい灰皿

そしてクラブやラウンジで出される灰皿。
これがすごく小さくて1本吸い終わると交換しなくてはいけないのです。
これは交換作業をこまめに演出することで、きめ細やかなサービスを心がけているということをアピールしているのです

ピアノの階段

ピアノの階段

こちらもよく「プロダクトデザイン」の例となります。
階段を使って欲しいために再デザインしました。

楽しんで階段を利用する。
結果、健康のためになっています。
自然と楽しく使わせる仕掛けがなんとも素晴らしいですね。

深いゴミ箱

深いゴミ箱

ゴミを捨てると「ヒュ〜〜〜、ボトン!」と音がします。
その効果もあって音がなるゴミ箱は、近くにある普通のゴミ箱の約1.5倍のゴミが捨てられたそうです

こちらも楽しんで環境問題解決です。

バスケットゴールのついたゴミ箱

同じくゴミ箱ですが、コチラ。
バスケットゴールのついたゴミ箱のほうが1.6倍も利用者が多かったとのこと。

バスケットゴールゴミ箱

駅の階段

上記の「ピアノの階段」と同じくコチラも階段です。
健康のため楽しく階段を利用してもらうための策です。

駅階段

大阪駅の環状線ホームの階段でで実施しました。
階段の天井に設置したセンサーで天満派と福島派のそれぞれの階段利用者数を計測し、設置したモニターで集計結果をリアルタイムで表示しました。
猛暑のなかで、階段利用者が7%増の大健闘だったとのことです。

万引き防止策

コチラは万引き防止実験をしていることをお知らせして万引きを実際に減少させています。

「万引き防止実験していますよ〜」と告知して、、、

「防犯カメラのピント調整場所ですよ〜」とお知らせして防犯カメラで監視している事実を暗に伝えているのです。
これで年間を通して万引きの被害額が18.4%減少したとのことです。
デザインのチカラでここまでの結果が出ているのです。

「言葉のデザイン」でも変化するデザインの基本原則

放置自転車、ゴミの不法投棄、タバコのポイ捨て。
よく注意書きを見ますね。
言葉にもデザインの基本原則があります
「自転車駐めるな!」「ゴミを捨てるな!」「タバコ捨てるな!」
直接的な注意書き、、、全然効果なしです。
では、一体どんな書き方が効果あるのでしょうか。
チカン対策にはコレ!
「ご近所の皆様のご協力で、チカンを逮捕できました。ありがとうございます。」
放置自転車対策にはコレ!
「ここは自転車捨て場です。ご自由にお持ちください」
いかがですか?
コツは、相手の立場にたって「嫌なことを言葉にする」というデザインです。

危険防止策のデザイン基本原則

椅子の向き

駅ホームでの酔っ払い線路転落防止策が秀逸です。
危険防止のデザインの基本原則です
通常はホームと並行に椅子が置かれています。
椅子に座った酔っ払った人が急に立ち上がってフラ〜っとそのまま正面に歩き、線路に落ちてしまう事象が多く発生していました。

しかし、椅子の向きを90度変えてホームと垂直に置いた場合、線路転落が明らかに減ったのです。
単純ですが、すごく効果のある策でした。

運動器具もデザイン指向へ

ル・プリエ スクワット

運動器具にもデザインの基本原則があります
ミズノが2019年6月に発売したスクワット運動補助椅子「ル・プリエ スクワット」が売れているそうです。

売れている要因は、間違いなく「デザイン」なのです。
リビングにあってもインテリアを損なわないデザインがとても秀逸なのです。
インテリア家具を手がける「カリモク」家具のアドバイスを受けながらデザインしたという逸品ならではのデザインです。

こちらは、デザインの工程に関して見た目の視覚(ビジュアル)を重視しています。
しかし、上記のゴミ箱のデザインなどは企画段階から作り上げています。
デザインは広義で「作り上げる」という意味を持っています。
なので、どの段階からデザインするのかによっても意味がかなり変わってきます。
視覚に訴えるだけでなく、なるべく五感に訴えかけるようなデザインは長く愛されることでしょう

デザインの基本原則

では、実際によく使用するプロモーション(販売促進)の基本的なデザインをご紹介します。
チラシなどのプロモーションのデザインの基本原則をまとめてみました。

・字(フォント)を大きく
・色のギャップ(コントラスト比)に注意
・中心に集める(スッキリする)
・スペース(空間)を使ってデザインに余裕を持たせる
・フォントの種類でイメージは大きく変わる
・いろんなチラシを見て参考にする
・クーポンをつける たいてい単一のクーポン券よりも複数種類のクーポン券を乗せた方が効果がある
・数値を使用する際に93%なら「90%を超える方が、、、」と表現する。(ちょっと引いて表現する方が顧客は安心します。)
・色は3色がベスト。 ベース 75% メイン 15~25% アクセント 5~15% これが色の黄金比です。

最低限のデザインの基本原則を列挙しました。
これだけでも気をつけてデザインするとかなり見た人の反応に変化があります。
特にフォントに関しては、故スティーブジョブスが「カリグラフィー」として学生時代傾倒していました。
そして、マッキントッシュをリリースする際に自分のカリグラフィーの知識をすべて詰め込み、美しいタイポグラフィーを内蔵したのです。
それが、現在のたくさんのフォントを生み出しているという事実です。
どういうことかというと、それだけフォントを重要視して、物質のデザインを決定づけるものだからなのです。

そして、同じく紙媒体である飲食店のメニューデザインのポイントです。
コチラの記事から。

コレが推奨する最適レイアウトです。

1ページのメニューでは、ほとんどの人の目は、上から約1/3のところに着地し、次に上に移動してから、下にスクロールします。

メニュー1ページ
2ページのメニューになると、視点はほとんど常に同じ逆の「Z」パターンに従います。
メニュー2ページ

他にも、売り込みたい料理を四角形で囲って注目させる「ボックス」や、最も高い料理のすぐ近くに2番目に高い料理を配置することで、2番目に高い料理をお得だと思わせるというトリックも使用しています。

メニューのトリック

また、以下のような工夫を盛り込むことで、より利益率を上げることを心がけています。

・利益率が高い料理の説明に「特製」「元祖」「有名」などの言葉を織り交ぜて印象を強くすると良いでしょう。
・価格の表記から「$(ドル)」の表記を排除する。価格ではなく単なる数字なように見せることで、客はより多くの支出を受け入れるようになるそうです。
「大きなフォント」と「余白は20%以下」を心掛ける

この世で最も美しい数字1.618、、、

歴史上、ずっと以前より芸術の世界では神秘的なことが多いものです。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」も難解な謎解きが強く引き込まれる内容です。
そんな中で気になる数字”1:1.618”とは???
『1.618』とは?

この世の中で最も美しいとされている数字で、黄金比と呼ばれています。

wikipediaによると

  • 黄金比はパルテノン神殿ピラミッドといった歴史的建造物美術品の中に見出すことができるという。また、自然界にも現れ、植物の並び方や巻き貝の中にも見付けることができるといった主張がある。これらの主張から、最も安定し美しい比率とされ、意図的に黄金比を意識して創作した芸術家も数多い。
  • 黄金比は美容外科にても用いられ、身体において、足底から臍(へそ)までの長さと、臍から頭頂までの長さの比が黄金比であれば美しいとされることがある。また、顔面の構成要素である目、鼻、口などの長さや間隔、細かな形態も黄金比に合致すれば美しいとされることがある。

世の中のいろんな物が黄金比で構成されているらしい。
法隆寺、名刺、Appleロゴ、モナリザ、、、
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自然界では、オウム貝、ヒマワリ、トンボ、、、


日本のような先進国は機能性より見た目の美しさを重視する傾向にあるので、黄金比を意識して活用して人々の潜在意識に作用を働き掛けるのが最先端のマーケティングと位置づけることができます。
そして、黄金比を誰でも手軽にクラウドファンディングに登場。
黄金比を描ける定規です。

持ち歩いて自慢したい!

デザインの基本原則はAIDMA

販売チラシでもLP(ランディングページ)でも、購入に至るまでのプロセスは同じでとても重要です。
自然と意識せずとも購入行動を起こすようなフローを作ることが必須なのです。
内容と順番がきちんと合致していないと購入まで辿り着く確率はグンと低くなります。
行動心理学に基づいた代表的モデルの一つ「AIDMA」に沿ってプロモーションを行っていけば間違いありません。
アイドマ(AIDMA)とは、
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)です。

チラシをデザインするとしたらこのように進めます。

1.ファーストビュー 【Attention(注意)】
キャッチコピーリード(キャッチコピーの説明)◯◯◯

2.特徴・おすすめポイント 【Interest(関心)】
こんな方におすすめです。

3.問題提起・お悩み共感 → 解決 【Desire(欲求)】
こんな事でお悩みではありませんか?

◯◯◯◯なら、解決できます!
ビフォーアフター

4.◯◯◯が選ばれる理由

5.レビュー・実績アピール → 安心感・信頼感 【Memory(記憶)】

6.実績・メディア掲載

7.お問合わせはコチラ 【Action(行動)】

現在のデザインの基本原則

最近は「フラットデザイン」
フラットデザインは、立体感や質感などの演出が少ない平面のデザインです。
立体的な効果を出すシャドウなどを用いず、色や形などによりシンプルなサイン、を用いて構成されます。
凹凸のありなしだけでなく、スッキリとした印象を与えるミニマルデザインなのです。
フラットデザイン
そして「マテリアルデザイン」
マテリアルデザインは、2014年6月、Googleより新たなデザインガイドラインとして、発表されました。
マテリアルは読んで字の如く「物質的な」「具体的な」という意味で、ユーザーの操作性を重視して、直感で理解できることを目的としています。
直感的な理解ができるよう、平面の画面でも立体的に見えるようにデザインするなど視覚的な工夫を取り入れているのです。
例えば、ボタンやクリックが、誰が見てもすぐにわかるように表現されています。
MATERIAL DESIGN

そしてその「フラットデザイン」「マテリアルデザイン」の潮流の中にもうまく入り込んでいるのが「アイソメトリックデザイン」です。
簡単に言うと斜め上から見たイメージで、立体感が出せるのが特徴で、見た目に美しいのです。
コチラの動画はアイソメトリックデザインを動かしています。

成功するデザインには法則が存在します。
経験値を積んで「デザインのポイント」を理解していきましょう。

インターネット時代のデザイン基本原則

スマホの登場でデザインの世界でも大きな変化が訪れています。
以前までは紙媒体が主なチャンネルであったグラフィックデザインも、現代ではスクリーンから表示されることががメインになっています。
スマホの普及が進み始めた2010年代ごろからWebサイトのデザインに “レスポンシブデザイン” が採用されています。
レスポンシブデザインとは、ユーザーが利用しているPCやスマホ、タブレットなどの画面のサイズに合わせ、サイトのレイアウトやコンテンツが可変式に表示されるデザインのことです。
このデジタルデバイスの多様化や、スタートアップを中心に、ロゴの「アイコン化」が急速に進みました。
それが前項に登場した「フラットデザイン」であり「マテリアルデザイン」です。
最近ではロゴなどもレスポンシブにする動きが進んでいます。

5大定義&3大心理的ハードル

デザインとは何か?という定義であり、「基本原則」を紹介しています。

1 審美性 色彩、形状、素材などで満足感を与える。美しさ。
2 独創性 既存のものや競合する商品などに対して、デザインがいかに差別化を図っているか。
3 機能性 使いやすくまた機能的であること。素材や形状が、デザインの目的にあっているか。
4 経済性 かかるコスト(経費)が流通する価格と見比べて適正かどうか。
5 信頼性 権威を使用したり、いかに信頼性を持たせることができるか。

外側の見た目だけではなく、この5点を意識して内面もデザインするとホントに必要とされるデザインが完成されるのです。

さらに、人々は感情で動く生き物です。
色々な心理的ハードルが無意識に発生するものです。
プロダクトやサービスを開発する際の主な心理的ハードルを理解した上でデザインすることが大切です。

1.操作性ハードル
要するにガラケーじゃなく「iphone」ということです。
操作性重視です。
ページ遷移の早いwebページもそうですね。
第一印象で見やすいwebページはやはりどんどんクリックしたくなります。
離脱の多いページはまず改善です。

2.認知的ハードル
アタマを使わせない、脳に負荷をかけない優しいフローなどを心がけることです。
ゲーム感覚で物事が進んでいくことが好ましいのです。
苦痛やイライラを与えないことです。
「メルカリ」がヒットして「ヤフオク」という巨大コンテンツに並ぶ理由がココにあります。
スキマ時間をうまく取り込んだメルカリは、絶えずメルカリをチェックして面白いモノがないか探させるようなデザインを施しています。
エンタメ需要をうまく取り込んだフローを構築できているのです。
定期的に入札状況をチェックするなど億劫になってしまいました。

3.感情的ハードル
これはAIの進歩によるところも大きいです。
自分から情報にアクセスするプッシュ型が面倒になってきているのです。
プル型で情報が自動でやってくることがカンタンになってきているのです。
AIでマッチングして情報だけが降りてくる。
そこにアクセスするだけなら心理的ハードルが低いのです。
Tiktokは踊りを披露しているイメージの強いアプリです。
そこにはTiktokの戦略があります。
Tiktokは同じ曲に対して同じ振付をしたダンス動画が多く見られます。
これは、他のユーザーが行っているダンスを真似て「自分バージョン」の短い動画をアップし、極端に目立ちすぎないようにしています。
気軽に投稿できるようにして心理的ハードルを下げているのです。
流行りの「歌ってみた」や「踊ってみた」ではリーチできなかったユーザーを取り込むことができています。

経営のデザインポイントー「デザイン経営」

近年、「デザイン経営」というコトバを聞くようになってきました。
先進国である日本は成熟市場であり、商品やサービスの差別化も難しくなっています。
そこで「デザイン経営」なのです。
社会のニーズを利用者目線で掘り起こし、デザインの手法を用いてブランドやイノベーション力を高めるのです。
企業価値をバージョンアップさせる取り組みのことを言います。
経済産業省・特許庁もデザイン経営に力を入れ始めました。
民間有識者らと「産業競争力とデザインを考える研究会」を組織し、2018年5月に「デザイン経営宣言」という報告書をまとめました。
そして、デザインについて「人々が気づかないニーズを掘り起こし、事業にしていく営み」としています。
さらに、企業がデザイン経営を実践するために、次の二つをあげています。
1.経営チームにデザイン責任者がいること
2.事業戦略構築をトップダウンでデザインが関与すること

大手企業に関しては、いろんな企業がデザインに対して変化が起きています。
iPhoneの「アップル」を起源として、「マツダ」や「メルカリ」、「MUJI」などが頑張っています。
かたや、中小企業はどうでしょうか?
感度の高い経営者はやはり取り組んでいるようです。

「デザイン経営」は何からスタートする?

「デザイン経営」というのは社内にデザイナーを常駐させることではありません。
意識の問題でデザイン経営を浸透させるには従業員一人一人に「デザイン経営」の重要さを説くしかありません。
しかし、なかなか意識というのはカンタンに変化しないものです。
でも意識を変えること自体は無料でできることとで、根気強く浸透させて決めることなのです。
そこでまずは「会社のロゴ」や「名刺」からでも変えてみればいいでしょう。
案外名刺が変わったことによる心理的影響というのは大きいものなのです。
周りの環境から変えていくことにより内面に変化が訪れるものです。
是非とも、名刺からでも新しく制作していきませんか?
デザインと機能とのバランスが取れた時に商品やサービスがヒットしていくのです。

おわりに

iPhoneの登場により、デザインもずいぶん変化したものです。
iphoneのヒットには「操作性」によるとことろが大きいのです
プロダクト開発の優先順位に「操作性」が欠かせないことの結果です。
「UX」(user experience)の重要性です。
iphoneにしても機能的にはあまり進化してなく、先進性はあまりないのが現状です。
実は再デザインしただけの結果なのです。
最近流行りのチャット系アプリも同様です。
メールという通信手段があるにもかかわらず、「LINE」や後発のビジネスチャットアプリ「チャットワーク」や「slack」は大人気で欠かせない存在となっています。
両アプリケーションともに使いやすくて常時アプリを開いているような状況です。
「操作性ハードル」を下げることがデザインのポイントなのです。
デザインなどの見た目に拘るというのはアイデンティティに変化しやすいものです。
ブランディングとして効果も得やすいのが特徴です。

スタッフの士気などにも影響を及ぼします。
「フェラーリ」で働くスタッフはかっこよくて自慢したいものです。
是非とも「デザインの基本原則」を知っていただきたいものです。

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