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「デザイン」という考え方を意識して売上32%アップという驚異の事実

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「デザイン」という考え方を意識して売上32%アップという驚異の事実

はじめに

私たちの周りにはデザインがあふれています。
どんなものにもデザインという過程を経て商品やサービスとしてリリースされます。
そしてそのデザインにこだわりを持つかどうかで結果が変わって来るという事実もあります。
どういうことなのでしょうか?
「デザイン」の定義について最近は色々議論されていますが、今回で言う「デザイン」はハッキリと「見た目」のデザインとします。
「デザイン」という考え方、そしてデザインのポイントを見ていきましょう。

「デザイン」を意識するだけで驚異の事実


冒頭に書かれています。

2018年10月のマッキンゼーによる調査では、デザインを経営に活用している企業は平均と比べ、売り上げの伸びが32%もアップし、株主へのリターンも56%高くなっているという結果が出ている。

また、ロンドン・ビジネススクールの調査によると、製品デザインへの投資が1%増えるごとに、売り上げと利益は平均して3-4%増加するという。

感覚的にはとても理解できるところです。
SONYの前会長の大賀典雄氏のこのコトバも非常に重みがあります。

SONYでは、同業他社の製品は全て基本的に同じ技術を使っていて、価格、性能、そして特徴に差はないと考えている。市場において製品を差別化できるものは、デザインをおいて他にない。

SONYが言ってるところにすごく説得力があるものです。
アナタも「デザイン脳」にしましょう。
そうすると意識することによりデザインスキルが上昇することでしょう。
そもそもデザイン”DESIGN”とは「作り出す」という意味があります。
そうです、創作していかなければいけないのです。

Googleもデザイン志向へ

世界的なテクノロジー会社である「Google」も近年は変化が訪れています。
ページのUI(画面)が劇的に見やすくなったと思いませんか?
Googleは、心理学者のバーバラ・L・フレドリクソン氏が提唱している、「ポジティブ感情とネガティブ感情における3対1の法則」というのを採用しています。
これは、ポジティブな感情がネガティブな感情を上回るには3つのポジティブな感情が必要であるという理論です。
プロダクトの機能を通じてユーザーに対して、驚きやスムーズさ、期待通りなどのポジティブ体験を届けるたびにポジティブに1つチェック。
逆に、エラー表示や複数のステップ、予期しない動きなどの体験が一つ起こった場合には、ネガティブ瓶にビー玉を3つチェック。
そしてその合算値を天秤にかけて、イコールもしくはポジティブに傾いた場合は合格。
ネガティブに傾く場合は改善を行うという指針です。

非常にシンプルですね。
デザイン全般にこのやり方が浸透しているようです。
アメリカ西海岸を中心としたテクノロジー企業やスタートアップ企業にデザイン競争が始まっているようです。

コモディティー化と呼ばれる「画一化による大量消費」の弊害

「家電の三種の神器」と呼ばれた、「テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」。
戦後はこの3つを手に入れるために頑張って働いた時代です。
しかし、ほとんどの家電やモノがひととおり揃った現代は、所有していない生活必需品はなかなかないものです。
そんな時代の商品の差別化は「デザイン」しかありません。
購入したいと思うようなデザインが必須です。
まず、デザイン重視で購入するものの代表として「クルマ」があります。
デザインやアートに造詣が深いヨーロッパだからこそ、クルマもヨーロッパメーカーが強いのも納得です。
ドイツの「メルセデス」や「BMW」「ポルシェ」。
イタリアの「フェラーリ」「アルファロメオ」。
フランスの「プジョー」「ルノー」。
イギリス「ロールスロイス」「ジャガー」。
世界的に大売れしているヨーロッパ自動車。
デザインでちょっと遅れている日本車は「レクサス」など最近調子がイマイチです。。。

世界的なデザイン元年

ワタクシの感覚でのデザイン元年があります。
しかし、世界レベルでのデザイン元年は’98年の「iMac」でしょう。
初代iMac
故スティーブジョブスが主導して発売までこぎつけた名作マシーンです。
ここからデザイン主導であるAppleの快進撃が始まったのは言うまでもありません。

デザインの影響

過去に、下記リンク掲載「デザイン事情」では日本のデザイン史を明記しています。

デザイン事情

【デザイン効果ランキング(デザインが経営に与えた13の効果)】

1位 サービス / 製品の品質向上 不可欠72%
2位 企業イメージの向上
3位 競争力の増加
4位 顧客とのコミュニケーションの向上
5位 新製品/サービスの開発
6位 売上の増加
7位 利益の増加
8位 新しい市場の開拓
9位 生産性の向上
10位 マーケットシェアの増加
11位 雇用の増加
12位 組織内コミュニケーションの向上
13位 コストの削減

出典:British Design Council, “Design in Britain 2004-2005”

【日本のデザイン革命近代史 日本を代表する革新的なデザインとなったものを紹介しています】

1964年 新幹線誕生
1971年 日清カップヌードル誕生
1979年 SONYウォークマン登場
1993年 ルーズソックス誕生
2003年 六本木ヒルズ登場
2012年 スカイツリー登場

【デザインの5大定義 デザインとは何か?という定義を紹介しています】

1 審美性 色彩、形状、素材などで満足感を与える。美しさ。
2 独創性 既存のものや競合する商品などに対して、デザインがいかに差別化を図っているか。
3 機能性 使いやすくまた機能的であること。素材や形状が、デザインの目的にあっているか。
4 経済性 かかるコスト(経費)が流通する価格と見比べて適正かどうか。
5 信頼性 権威を使用したり、いかに信頼性を持たせることができるか。

ブランドの色とデザイン

ブランドアイデンティティには涙を誘う力があります
いいか悪いかは別として、ブランディングが与える影響の力なのです。
ヨーク大学の研究者によると、33ミリ秒の一瞬見ただけで、ステータスと信頼性に関する第一印象を形成することができます
これは、おそらくブランドにも当てはまります。 
製品を購入したり、テストするかを決定する前に、ブランドの色とデザインは、ずっと前に目にします。
強力なブランドは、作品の質感を伝え、適切な視聴者を引き付け、エクスペリエンスを向上させます。
1986年、ルドルフ・アルンハイムは、視覚に関する先駆的な研究で、特定のグラフィック要素がコンテンツを強化し、目標を達成するのにどのように役立つかを教えてくれました。
さらにさかのぼると、20世紀初頭の前衛的な書物は、意味を生み出す新しい方法の構築におけるタイポグラフィとグラフィック デザインの重要性を示しました。 
最近では、心理学と刑法で使用されている結論を含む筆跡学研究により、個々の手書きの特徴が個人のアイデンティティについて多くを明らかにできることが示されています。 
画像がますます視覚化され、より多様なプラットフォームに表示されるオンラインの世界で、増えています。
より多くのブランド、より多くのコピー、より多くのデザインが登場する中、ブランディングとコミュニケーションの仕組みを活用することがこれまで以上に重要になっています。
ブランディングのような具体的なものに自分自身と自分のビジョンが反映されているのを見ると、創業者が新しいブランドとロゴを見て感動し、泣いてしまうほどのことがあります
なぜこれほどまでに強力な力が得られるのでしょうか? 
おそらくそれは、愚かな夢想家、労働を嫌うはみ出し者、以上の存在になれると感じたからなのです。
涙が出てくるのは、デザインから意味全体を大きく理解したと感じたからかもしれません。
かつては単なるクレイジーなアイデアだったものが、デザイナーによってキャプチャされ、もはや夢のようには感じられなくなりました
ひょっとしたらデザインからのブランディングがうまくいきやすくなったのかもしれません。 

おわりに

やはり時代は「デザイン」です。
ヒトもモノも見た目重視です。
ヒトは中身重視なんて言いますが、モノは機能や性能と言った中身はほとんど変わりません。
差別化は「デザイン」でしかできないと言うことを強く認識していないといけません。
デザインのポイントを押さえておきましょう。
これからの時代は、そのことを強く意識して「デザインファースト」という考え方で行動を起こしていかないと生き残れない時代が到来してきました。

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