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原価率を70%以上かけても必ず儲かるコツとは?

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約4分
原価率を70%以上かけても必ず儲かるコツとは?




はじめに


商売においての経費構造というものはどの業界別でだいたい決まっています。
そして、どの企業や商店も同じ割合なのです。
しかし、ここにきてその経費構造が崩れてきています。
しかも、その経費構造にメスを入れた企業がひときわ儲かっているという事実があるのです。
顧客の要望に適応するオンデマンドや、ネットの普及による物流の変化が理由として挙げられます。
儲かっている企業の戦略を見ていきましょう。

原価率驚異の7割、ネット通販専業「ネバーセイネバー」


渋谷にある衣料品専門店「ネバーセイネバー」。
なんと原価は7割です。
渋谷に工場があるということで家賃は日本一高い縫製工場ではないでしょうか。
ネット専業ということでリアルの店舗は存在していません。
そして、若い優秀な職人達を雇用する為に資金を充当していることが原価7割の答えなのです。
なぜ、そんな経費構造になってしまったのでしょうか?
実は、創立者が浅草の靴工場を訪問したときのことです。
百貨店などで3万~4万円ほどで売られる高級靴を作るベテランの職人が、節約のために昼食にカップラーメンを食べていたそうです。
そんな状況を見て、ベテラン職人の世界に危惧が生じると思い、工場にもっとお金が落ちる仕組みを構築したのです。
いい製品を残したい思いが徹底した差別化に繋がったのです。
通常、アパレルの原価率は20%程度と低いのです。
ユニクロなどのSPA(企画から販売までを全て行う)で50%程度なのです。
そこで7割の原価率というのは製品に確実に違いが発生してきます。
そこにきて感度の高い渋谷に工場を作ることで、そこで働く職人もいい人材として集まりやすくなるわけです。


みんなご存知「いきなりステーキ」


立ち食いステーキで大人気の「いきなりステーキ」。
こちらは原価率60~70%と通常の飲食店としてはありえない原価率なのです。
ちなみに通常の飲食店の原価率は30%程度です。
いきなりステーキは回転率で勝負しています。
お店の滞在時間は、立ち食いなので20~30分くらいです。
そんなに長く立ってはいられません。
この経費構造を机上の空論ではなくて実際に商売化したところはホントにすごいことなのです。
いきなりステーキはアメリカ出店も早い段階で果たしました。
アメリカも当初は日本同様のビジネスモデルで立ち食いにしていました。
しかし、今は立ち食いをやっていないとのこと。
それは最初から想定済みで、立ち食いは宣伝効果のためだったのです。
案の定、かなりのメディアに取り上げられ、アメリカでも大人気でガンガン出店しています。
アメリカでは1,000店の出店を見込んでいるらしく、すごい勢いを得ています。
このように、経費構造を宣伝に使用する柔軟な姿勢が素晴らしいのです。


従来の経費構造が成立しない


飲食店だとだいたい原価率30%、人件費率30%となっています。
黄金率とでも言いましょうか。
現場でマネージメントするスタッフは決まった経費構造を死守するべく頑張っているのです。
しかし、この経費構造を突破できるビジネスモデルはないものかと、いろんな企業が挑戦しています。
ワタクシもデリバリー業界でチャレンジしましたが、やはりテスト段階で挫折してしまいました。
成功させることはなかなか難しいのです。
だから、ネバーセイネバーやいきなりステーキの企業努力は相当なものだったと思います。
ネットの普及によりオンデマンド(顧客の要望に即座に応じること)が可能になり、あらゆる点で従来のビジネスを転換可能になりました。
アイデアをカタチにしやすい世の中になってきたのです。
同じように既成概念を崩すようなアクションをしてみるといいのかもしれません。


おわりに


ネバーサイネバーは定期的に工場見学を実施しています。
渋谷という立地にある縫製工場は「ネバーサイネバー」というブランドにとってもストーリー作りとして機能します。
最高のブランディングで企業価値を高めることができます。
経費構造の点でクローズアップされやすい企業ですが、ブランディング手法もかなりウマイなと感心してしまいます。
最近は工場見学も流行っているし、ワタクシもネバーセイネバーの渋谷の工場は行ってみたいなと子供のように思います。
作り手の顔を見せることによって確実にファンをたくさん作ることが可能になります。
そして、職人が年収1,000万を超えるようなシステム作りはこれから必要かもしれません。
職人をもっとクローズアップしていろんな活かし方を模索していかなければいけません。
やはり、優秀な人材のやる気をどのように刺激するかが事業の命運を握ってるのは間違いないようです。




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