ピザってスキな人多いですけど、そんなにいつもは食べれないですよね?
一つはカロリーが高い。
そして、二つ目が価格が高い。
デリバリーピザで注文するとMサイズで2000円ほど。
最近はクーポン使ったりすると安くはなりましたが、まだまだアメリカとかと比較すると高い食べ物には間違いありません。
そこにきて近年『500円ピザ』が登場してだいぶピザも購入しやすくなりました。
ピザ好きにはたまらなく嬉しいことです。
そんなに安くしてピザ屋さんは大丈夫なのでしょうか?
儲かっているのでしょうか?
500円ピザを参考に実情を見ていこうと思います。
過去記事の
デリバリーピザ(チェーン店)の現状はコチラ
デリバリーピザ(個人店)の現状はコチラ
アメリカのピザチェーンのトレンドはコチラ
ピザは移動販売がいいらしい?
目次
ピザ屋は儲からない・・・500円ピザのお店は潰れる?
『500円ピザ』が佳境に立たされています。
最近こんな記事が、、、
目玉商品だった「500円ピザ」の1枚当たりの限界利益は、500円×64.8%=324円です。これを売ることで店舗固定費を回収するわけですから、必要な年間販売数は4000万円÷324円≒12万3500枚。これを365日で割ると1店1日339枚の販売が必要だったことがわかります。
、、、だそうです。。。
孫子の兵法にいわく、「戦勝攻取してその功を修めざるは凶なり。命づけて費留という」。この一節を改めて「商売」の文脈でとらえ直しておきましょう。
もともと「敵を攻め破り、敵城を奪取しても、大きな戦争目的を達成できなければ失敗である。これを骨折り損のくたびれもうけという」という意味ですが、商売においてはこう言い換えておきましょう。
「売り上げ増加しても利益が増えざるは凶なり。命づけて費留という」
孫子の兵法を持ち出して経営者を律しています。
一生懸命電卓弾いたり難しいことを後付けして説得力をつけています。
何も知らない人はこんな記事を信じてしまうのでしょう。
500円ピザは客寄せパンダ
アタマだけで経営しようとするとこんな記事を書いてしまうのでしょう。
やはりコンサルタントと名乗るヒトには気をつけなければいけません。
現場を見てもいないのに『500円ピザ』をメインで売っていると決めつけています。
いや〜、ホントに恥ずかしい。
ホントに孫子の兵法は恥ずかしい。。。
500円ピザはサプライズを狙った『客寄せパンダ』の商品なのです。
500円ピザのインパクトは相当なものです。
しかし、思ったより原価がかかっていないことも事実です。
やはり粉物は最高です。
そして500円ピザで集客してドリンクで利益を出しているのです。
お酒で儲けるのはどこの飲食店でも同じです。
ビジネスモデルも体型立てて
上記のコンサルタントはネット情報だけで記事を書いているのでしょう。
物事を断片的に捉えるからのこの結果です。
ジブンもそうですが、情報を取得するときに検索をかけるのですが、そうするとブログなり何かしらの記事が結果として出てきますが、大抵の情報は一部を切り取った断片的な情報なのです。
ここは非常に気をつけなければいけないところで、現象の全体を見ていないのです。
大抵の現象は全体があることによって一部にその現象が起こるのです。
だから、一部の情報で全体を決めてかかるのはおかしいことなのです。
何かを習得するときも、順を追って体型立てて学習していくことが一番身に付きやすいのです。
だからこそ、スクールや講座が存在するのです。
学習効果的にも、ただビデオで学ぶだけよりも、実際に手を動かしながら進めるスクール形式の方が6倍効果が高いと言うデータもあ流くらいです。
新しい事に取り組む際は、断片的な情報ではなく、体系的な情報に触れてから取り組むのがいいのです。
それが最短距離で成果に繋げるコツなのです。
マクドナルドはポテトで利益を捻出する
みなさんご存知マクドナルドはポテトで利益を出しています。
ハンバーガー類は原価率50%の商品もあります。
しかし、ポテトはMサイズで10円か20円です。
これと同じです。
500円ピザも原価率は高いかもしれません。
しかし、50%の250円もかけていません。
マクドナルドはハンバーガー類が客寄せパンダなのです。
500円ピザは宣伝広告費
事業を営む時に経費として宣伝広告費の存在があります。
集客手段として経費をかけて宣伝することは当たり前のことです。
最近は目立たなくなりましたがグルーポンやルクサなどのクーポンサービスがあります。
これらは新規のお客様向けに初回は低価格のクーポンを発行して集客します。
500円ピザはこれと同じ発想なのです。
500円ピザを経費として宣伝広告費に計上するという発想の転換をしなくてはいけません。
500円ピザをフツーに食材費としてカウントしてしまうというガチガチなアタマのヒトが上記記事を書いてしまうのです。
もっと柔軟性を持たなくてはこの変化の激しい時代には生き残って行くことはできません。
結局、、、ピザ屋は儲からない?
ピザ屋が儲かるかどうかは、一概には言えません。
結局のところ、成功しているピザ屋もあれば、そうでないピザ屋もあるからです。
ピザ屋の収益は、以下の要素によって左右されます。
ピザ屋の収益要素
売上
- 客単価
- 客数
- 営業日数
コスト
- 原価(食材費)
- 人件費
- 家賃
- 光熱費
- 広告宣伝費
その他
- 競争環境
- 立地
- 経営者の経験や能力
これらの要素をすべて考慮した上で、適切な経営戦略を実行すれば、ピザ屋は儲かる可能性があります。
ピザ屋が儲からない理由
ピザ屋が儲からない理由として、以下が挙げられます。
競争が激しい
ピザ屋は参入障壁が低いため、競争が激しい業態です。
生き残るためには、差別化が必要です。
利益率が低い
ピザの原価は比較的低いため、利益率も低くなります。
売上を上げるためには、客単価を上げたり、客数を増やしたりする必要があります。
人件費がかかる
ピザ屋は人手がかかる業態です。
人件費を抑えるためには、効率的なオペレーションが必要です。
経営者の経験や能力が重要
ピザ屋を成功させるためには、経営者の経験や能力が重要です。食材の知識、調理技術、経営管理など、さまざまなスキルが必要です。
ピザ屋が儲けるために
ピザ屋を儲けさせるためには、以下のような対策が考えられます。
差別化
他のピザ屋との差別化を図ることで、顧客を獲得することができます。
独自のメニューやサービスを提供したり、特別な雰囲気の店舗を作ったりすることが考えられます。
売上向上
客単価を上げたり、客数を増やしたりすることで、売上を向上させることができます。
クーポンやキャンペーンなどを実施したり、SNSを活用して宣伝したりすることが考えられます。
コスト削減
食材の仕入れ価格を見直したり、オペレーションを効率化したりすることで、コストを削減することができます。
経営者のスキルアップ
経営者のスキルアップは、ピザ屋の成功に不可欠です。
食材の知識、調理技術、経営管理など、さまざまなスキルを磨く必要があります。
ピザ屋は儲からないというイメージがありますが、適切な経営戦略を実行すれば、十分に儲けることができます。
ピザ屋が儲からなくなったら?
この記事を読んでいる方は、おそらく楽に儲けたいと思っている方がたどり着いていると思われます。
その考え方は決して悪いものだとは思いません。
生産性の高いしっかりとした思考に基づいているからです。
とっつきやすさからピザ屋に参入してもいいのかもしれません。
大ヒットする可能性は十分にあります。
ただ、覚えておいて欲しいのは、その成長期の後には必ず、成熟期が訪れ、衰退が始まります。
それをアタマに入れておいてどのように動いていくかをしっかり決めてスケジューリングしておけばいいのです。
ピザ屋が儲からなくなった時の対策
ピザ屋が儲からなくなったら、以下の対策を検討することができます。
1. 問題の分析
まず、なぜ儲からなくなっているのか原因を分析する必要があります。
売上減少、コスト増加、競争激化など、考えられる原因は様々です。
原因を特定することで、適切な対策を講ることができます。
2. 売上向上
- 客単価アップ
- 高級食材を使ったメニューの提供
- 飲み放題プランの導入
- デリバリーサービスの開始
- 客数増加
- クーポンやキャンペーンの実施
- SNSを活用した宣伝
- イベントの開催
- 新規顧客向けの割引キャンペーン
- 顧客満足度向上
- サービスの改善
- 清潔感のある店舗づくり
- スタッフの接客態度向上
3. コスト削減
- 食材費
- 仕入先の見直し
- 自家製生地の導入
- フードロス削減
- 人件費
- オペレーションの効率化
- アルバイトの採用
- 人材育成
- その他
- 光熱費の節約
- 家賃の見直し
4. 差別化
- 独自のメニュー
- 地元食材を使ったピザ
- 季節限定メニュー
- ヘルシーなピザ
- 特別な雰囲気
- テラス席
- ライブ演奏
- キッズスペース
5. 経営者のスキルアップ
- 経営セミナーへの参加
- 書籍や記事を読む
- 他のピザ屋の視察
- コンサルタントへの相談
6. 業態変更
上記のような対策を講じても状況が改善しない場合は、業態変更を検討することも必要です。
例えば、パスタやデリバリー専門など、他の業態の方が儲かる可能性があります。
7. 閉店
どうしても経営が続けられない場合は、閉店を選択することもあります。
損切りを早めに行うことで、負債を最小限に抑えることができます。
おわりに
しかし、500円ピザを提供しているお店は今やたくさんあります。
儲かっているお店もたくさんあります。
もちろん儲かっていないお店もあります。
当然、500円ピザの影響ではありません。
上記記事はあたかも500円ピザが悪いみたいな言い方をしています。
なので、チャンスかもしれません。
500円ピザで新規参入しようとするヒトが減ることは確実です。
500円ピザで市場を席巻できるかもしれません。
そして事業を営む時には、現場を見ないで憶測で判断する愚かさには気をつけなければいけません。
愚かな記事を書くようなことにならないようにしなけれないけません。