Adobeの動画・アニメーションソフト「After Effects」(アフターエフェクト)はプロも使用するソフトです。
使い方を覚えれば覚えるだけ素晴らしい映像に変わっていきます。
そこで、主な使い方を備忘録としてメモしておきます。
目次
よく使うAfter Effects TIPS
では早速よく使うTIPSをご紹介していきます。
設定
カラープロファイルの設定方法
クライアントさんからいただいたmp4をAEに読み込み編集してエンコード後お渡ししたら完成動画に赤みがちょっと強くなるというアクシデント。
全く理由がわからず、以下を試す。
作業用スペースに「Rec.709 Gamma2.4」を設定する。
エフェクト一覧
エフェクトの一覧・プレビュー
エフェクトの一覧。画像付なので使用前に確認できます
テキストアニメーションの一覧
でもやはり「Adobe Bridge」(Br)経由で確認するのがイチバンでしょう。
AEから「アニメーション」→「アニメーションプリセットを参照」。
この時点でBrがインストールされていれば、Brが自動で立ち上がります。
右画面の「プレビュー」で確認ができます。
アニメーションプリセットを活用
よく利用している「motionelement」には素材がたくさんあります。
その中に「プリセット」というものがあり、いろんなエフェクトの詰め合わせがあります。
これをAEに取り込むと便利でしょうがありません。
上記プレビューと組み合わせて効率よく活用が可能です。
これで一気に高品質動画が制作できます。
ユーザープリセットのフォルダ自体を他のマシーンにコピペすれば、別のPCでもすぐプリセットを使うことができます。
エフェクトのチュートリアル
後光が差す
2Dライトフロー
ネオン管みたいなやつです。
画面を揺らす
画像(イメージ)を揺らす方法です。
ウィグルの速度と量で強さを調節します。動画内に消したいものがあるときにカンタンにできます。
でも、ちょっと複雑になるとうまくできない、、、ですね
画面上のいらないものを消す
ページをめくる
テープを剥がすようなエフェクトもOK。そして平面の大きさを小さくします。シェイプレイヤーは使いませんので間違えないようにしましょう。
湯気を出すエフェクト
バウンド
キレイにバウンドさせるとモーショングラフィックにも重宝します。
AEでバウンドさせたいレイヤーの
位置を選択してアニメーション→エクスプレッションを追加
そして下記コードをエクスプレッション欄にコードを入力します。
freq = 2;
decay = 2;
n = 0;
if (numKeys > 0){
n = nearestKey(time).index;
if (key(n).time > time){
n–;
}
}
if (n == 0){
t = 0;
}else{
t = time – key(n).time;
}
if (n > 0){
v = velocityAtTime(key(n).time – thisComp.frameDuration/10);
value + v*amp*Math.sin(freq*t*2*Math.PI)/Math.exp(decay*t);
}else{
value;
}
amp=○
freq=○
decay=○
○の数値で動きを調節します。
上記動画2:36あたりに適切数値が流れます。
マスク
線が伸びていく感じのエフェクトです。マスク扱いですね。
テキストの効果
文字を1文字ずつアニメーション
文字を1文字ずつアニメーションできるアニメーターの使い方
素材効果
素材を点滅させる
書き出し
After Effectsでコンポジションの背景を透明で動画書き出ししたい
After Effectsで編集したLowerThirdsコンポジションをPremiere Proなどで使用する場合に、背景を透明にしておかないといけません。
その方法がコチラ!
ちなみに、Premiere Proで使用するコンポジションならQuicktimeの.mov書き出しで大丈夫です。
GIFで出すときはコチラが有効!
素材動画が重いときは「プロキシ」で
PremiereProでもありましたが、素材動画が重い時に「プロキシ」です。
レンダリングが遅い…高速化させる方法
AEは尺が長いとエンコード、レンダリングに時間がかかります。
ちょっとミスって12時間もかかった動画もありました。
そうならないように下記記事を参考にしましょう。
別ファイルのコンポジションを結合
別ファイルからコンポジションだけを移動させて別プロジェクトに結合させたいことはよくあります。
その方法です。
【ファイル→読み込み→ファイル】
読み込んだフォルダから目的のコンポジションを使用します。
動画上の消したいモノを『コンテンツに応じた塗りつぶし』で
動画上の消したい人物やテロップなどはコチラを使用します。
でも、長時間動画は重くなるのでなるべく短時間のコンポジションにします。
エッジブレンディングに設定して生成すると、急ぎの時や軽くしたい場合はこちらで対応でもよいかもです。
でもペンツールでマスクした時の黒い線が微妙に残る場合があります。
その時は「減算」していたのを「なし」にしてみましょう。
『最後のフレームでフリーズ』
タイムラインにmp4を入れた場合にラストシーンをそのままずっと表示させたい場合に使用します。
いずれかのレイヤーを選択し、レイヤーメニュー>時間>最後のフレームでフリーズ、を選択します。
モーショングラフィック
ヒトをナチュラルに動かす
AnimationComposerなどのエクステンションのインストール
.jsxなどのスクリプトファイルの使い方
トラブルシューター
終了できない時によく使う対処法
ある日突然Aftereffectsが動かなくなり、閉じることができません。
そんな時の対処法です。
「B. 環境設定フォルダーの再作成」にお世話になっています。
落ちやすい時ありがちなこと
やはりaftereffectsはよく落ちます。
最近はファイルが壊れて再度ファイルが開かないことがあります。
明確な解決法ではないのですが、、、
画像などの容量が重い素材を使用するとファイルが壊れることが多いです。
クライアントさんから素材を頂いた場合、1枚の画像でも平気で2Mとか超えてたりします。
なのでなるべく軽く100k以内にはしましょう。
ワタクシは50k以内で抑えるようにしています。
AEおすすめプラグイン
AfterEffectsにプラグインをインストールすればあっという間に高機能です。
以下のオススメプラグインは是非とも最低限インストールしたほうがいいかもしれません。
Flow
イージーイーズをカンタンに使用できるプラグイン
AnimationComposer
AEjuice
「AEJuice」はとにかくコスパ最強の拡張機能です。
Element3D
プラグインTIPS
Element3Dが起動しない
Element3Dを起動するとSceneSetupにならず、レインボーカーソルがグルグルのままになります。
アンインストールしようにも当然Setup画面にいかないのでできません。
そういう場合はプラグインの競合が考えられます。
ジブンの場合はプラグイン[AEJuice]が[Element3D]とバッティングしていました。
以下のディレクトリにあります[AEJuice]フォルダーを削除してください。
MacintoshHD/ユーザ/ユーザー名/書類
MacintoshHD/ライブラリ/Application Support/Adobe/Common/Plug-ins/7.0/MediaCore/
そして、再度[AEJuice]をインストールしてください。
Element3Dがインストールしているマシンに[AEJuice]をインストールすると競合するようです。
日本の代理店で購入してよかったです。
海外の代理店経由の購入だと解決できなかったであろうと思います。
海外代理店だと購入金額も安いのでいろんな方がオススメしていますが、トラブルになった時がタイヘンです。
日本の代理店だとスムーズなので解決もかなり早かったです。
こういうことがあると海外での購入は怖いですね。