はじめに
2019年ラグビーワールドカップ、2020年オリンピックに伴い国内は宿泊業などの観光客向けのビジネスが勢いを増しています。
その観光客の移動手段である交通網整備が盛んです。
その中でもライドシェアの動きも活発化してきました。
Uberのライドシェアは日本では規制の嵐で実用化できていません。
日本ではタクシー事業者の圧力が強くて実用化できないのが現状です。
そんな中でのUberの下記記事は、注目です。
記事:米ウーバー、淡路島で夏から配車アプリ実験
いよいよUberも本気でライドシェアに参入か、、、
タクベルのDeNAやソフトバンクとの戦い
まるで野球の戦いのようですがライドシェアの戦いです。
タクベルを4月より運用開始しているDeNA、そしてソフトバンクは日本一のタクシー事業者である第一交通産業と提携しライドシェアをスタートします。
そして、ソニーもタクシー事業者と提携し、ライドシェアに参入します。
日本では白タク行為は禁止されているので海外のUberみたいに一般のドライバーを使用するライドシェアはできないのです。
既存のタクシー事業者と提携するしかライドシェアを実現することができません。
いまいち面白みに欠ける日本のライドシェア。
移動経費である交通費が安くなってこそのライドシェアですが、一体どのようになっていくのでしょうか?

果たしてライドシェアと呼べるのか?
もともとライドシェアとは、一人で移動するのが勿体無くて空席を埋める目的のためのもの。
日本で進めているライドシェアは、いつも空車で流していたタクシーをネットで見つけやすくして最短で迎えに来てもらうためのシステムくらいでしかありません。
普段使いするくらいの価格の安い移動経費でないと意味はありません。
観光地だけで活用できるくらいの金額の高くつきそうな移動は、普通のタクシーとなんら変わりはありません。
Uberが海外で主に進めているのは一般のマイカー所有者が小遣い稼ぎやダブルワークとしてライドシェアの運転手に登録するパターンが多いのです。
かたや日本のタクシー運転手はメインの労働として働いている方がほとんどです。
それではどうして価格的には安くなることはあり得ません。
今のところはクレジットカード決済による降車時のスムーズ化くらいしかメリットは見当たりません。
事業者や運転手さんにとってはIT化で楽になるだけであって、利用者には特段何もメリットがありません。
実験という域を出るには時間がかかりそうです。
おわりに
あくまで観光客と高齢者向けのサービスでしかないような気がします。
高齢者には割引などが特典として与えられ利用が促されるでしょう。
高齢化社会である日本なので需要はあるでしょうが爆発的なものではありません。
普段の生活で全年代の人が利用できるようにしなければ産業革命のような勢いはあり得ないでしょう。
深夜までお酒を飲んだ帰りに安く自宅まで帰れるのであれば遅くまで飲んで飲食店でお金を落とす人が増えるでしょう。
他の業種まで波及効果がないことには経済効果も期待できません。
Uberがいろんな策を講じて来るのを期待しています。
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