
商品やサービスを購入の際、「返品」のリスクはつきものです。
やはりどんなに頑張っても返品はゼロとはならないものです。
であれば、「返品」をポジティブに捉えてビジネスにしていこうという考えがあります。
非常に参考になるビジネス視点を確認していきましょう。
目次
返品マーケティングの最前線

TechChrunchの過去記事
返品代金の即日返還サービスReturnlyが320万ドルを調達
から。
返品の要望に対して守りに入ってしまうのではなく、逆にその不満足さの表現を広い心で受け入れた方が良いのだということだ。なぜなら、スムーズに返品プロセスを完了させることができれば、その不幸な出来事のあとに顧客がリピーターになってくれる可能性が高いことが分かったからだ。
確かに、クレームからのちのヘビーユーザーへと進化するという実例は幾らでもある。
顧客とショップとの間に入って返品プロセスを請け負ってくれるというわけである。
いうなれば「返品クレームのプロ」である。
顧客、ショップ、双方にとって仲介者が入ってくれるのはありがたい。
クレーム処理というのは誰にとってもやりたくないものである。
このビジネスは素晴らしい発想だと思います。
返品マーケティング:そもそも「返品」は当然になってきた

Amazonは返品率がすごい高いです。
AmazonUSに出店していた時その返品の多さにビックリしたものですが、それがスタンダードなのです。
「返品可能」というサービスは世界レベルでデフォルトとなってきています。
それでもネット販売では経費が低いので実店舗より利益が出やすいものなのです。
なので、ネット販売では「返金保証」というキャッチは当然掲載してみるといいでしょう。
実際、レスポンスに違いが出ます。
「120日間お試ししてもらって、合わなかったら返金します」とか「満足いかなかったら全額返金します」と謳ってみましょう。
特にネットでは、実際に商品を確認することはできないですし、売り手の顔もリアルに見える訳でもありません。
買ったこともない会社が出す商品で、「良い商品ですよ」と言われても当然信じられない訳です。
そのために「返品保証」というキャッチが効いてくるのです。
通販でお馴染みショップジャパンは健康器具の販売を大幅に伸ばしています。
みなさん当然ご存知だと思います。
返品マーケティングの導入が小規模事業者にとって不可欠な理由
現代の消費者は「返品が可能であること」を前提に商品を購入するケースが増えています。
特にEC市場では返品保証の有無が購買決定の大きな要因となることが明らかになっています。
返品対応は一見するとコスト増につながるように思えますが、実際には顧客満足度を向上させ、リピーター獲得につながる戦略でもあります。
特に小規模事業者においては、返品マーケティングを適切に活用することで、大手との差別化を図り、安定した売上基盤を築くことが可能になります。
ここでは、小規模事業者が返品マーケティングを導入するメリットや具体的な施策について詳しく解説します。
小規模事業者が返品マーケティングを導入するメリット
1. 顧客の購買ハードルを下げ、売上向上につながる
消費者は購入前に「返品が可能かどうか」を気にしています。返品対応が不十分な場合、
- 「買って失敗したくない」
- 「思っていたのと違ったらどうしよう」
という心理が働き、購入をためらうことがあります。
しかし、「返品OK」「満足しなければ全額返金」などの保証を提示すると、
購入の心理的ハードルが低くなり、売上が増加することが分かっています。
特に小規模のEC事業者では、大手企業に対抗するための重要な差別化戦略となります。
2. 返品対応の良し悪しがリピーター獲得に直結する
消費者調査によると、返品経験がスムーズだった場合、約85%の顧客がリピート購入を検討するというデータがあります。
逆に、返品対応が悪いと、ネガティブな口コミが広がり、新規顧客の獲得にも悪影響を与えます。
小規模事業者にとって、一度獲得した顧客をリピーターにすることは、大手と競争する上で不可欠です。
返品対応を適切に行うことで、信頼を獲得し、長期的な売上向上につなげることができます。
3. 競合との差別化が可能
大手ECサイトやチェーン店では、返品対応が標準化されているため、
小規模事業者が独自の返品ポリシーを打ち出すことで、競争優位性を持つことができます。
例えば、
- 「試着OK」「使用後でも返品可能」などの柔軟な返品ポリシー
- 返品時に次回購入時のクーポンを提供
- 返品対応をした顧客にパーソナライズされたフォローアップを行う
このような施策により、「このショップは返品対応が丁寧だから安心して購入できる」というブランドイメージを構築できます。

返品を活かして顧客満足を向上させる具体的な施策
1. 「返品を前提とした販売戦略」を導入する
返品を単なるコストと捉えるのではなく、販売戦略の一環として考えることが重要です。
例えば、
✅ 返品保証を明示し、購入を後押しする
✅ 返品が発生した際に、他の商品を提案する
✅ 返品率が高い商品を特定し、商品説明や品質の改善を図る
このように、返品データをマーケティングや商品改善に活かすことで、全体の売上向上につながります。
2. 返品手続きを簡単にし、ストレスを軽減する
返品時に「手続きが面倒」「対応が遅い」と感じさせると、顧客満足度が低下し、リピート率が下がります。
そのため、返品をスムーズに行える仕組みを整えることが重要です。
🔹 返品申請フォームを簡素化(最小限の情報入力で完了する)
🔹 返品用の無料ラベルを提供(発送の手間を削減)
🔹 チャットサポートやFAQで迅速対応
このような工夫により、ストレスフリーな返品体験を提供し、顧客満足度を向上させることができます。
3. 返品顧客を「再購入顧客」に変える施策
返品をした顧客に対して、適切なフォローを行うことで再購入につなげることが可能です。
たとえば、
✔️ 返品後に「次回購入時に使える割引クーポン」を提供する
✔️ 返品理由を分析し、より適した商品を提案する
✔️ 「返品手続きをスムーズに行ってくれたお礼」として、個別にメッセージを送る
こうした施策を実施することで、返品後も顧客との関係を維持し、再購入率を向上させることができます。
返品マーケティング成功のために最低限押さえるべきポイント
1. 返品ポリシーを明確にする
返品の条件や手続きを明確に提示することで、顧客の不安を軽減し、返品に関するトラブルを防ぐことができます。
特にECサイトでは、返品条件をFAQや商品ページにしっかり記載することが必須です。
2. 返品率のデータを分析し、改善につなげる
返品データを分析することで、どのような商品が返品されやすいのかを把握し、
商品説明の見直しや、返品率の低い商品の強化につなげることができます。
また、返品率が高すぎる商品は、事前の注意喚起を強化することで、返品を減らすことも可能です。
3. 返品コストを最小限に抑える工夫をする
返品対応が売上に与える影響を抑えるために、
- 返品された商品を再販できる仕組みを整える
- 返品された商品の再利用(リファービッシュ品として販売)
- 返品された商品の一部を割引価格で販売
このように、返品によるコストを抑えつつ、新たな収益源に変えることも可能です。
返品プロセスはいろいろ応用できそう
なるほど、この返品ビジネスの考え方は参考になります。
売買のオペーレーションを分割して、一つのプロセスを拾い、徹底的に追求する。
返品というオペレーションはスルーされがちなイヤなオペレーションである。
1.商品決定 → 2.支払い → 3.配送 → 4.返品
たいていの企業は、最後の「返品」オペレーションはハナからアタマに入れていません。
1の商品決定に関してはwebサイトがその役を担っています。
2の支払いはクレジット会社やコンビニ決済、paypalなどです。
そして3の配送は流通です。
最近はamazonやuberの個人配達員が請け負っています。
「返品」プロセスをビジネス化したのはホントにスゴイ!
その行程にクローズアップできるその視点が素晴らしいのです。
返品マーケティング:返品から昇華して「買い戻しプログラム」

ブランドは、廃棄物を削減するという難問に直面しています。
解決策の1つは、古い商品を顧客から買い戻すことですが、どのようにする必要があるでしょうか。
ブランドが製造し、販売した製品が顧客の手に渡ると、ブランドはどのような責任を負う必要があるでしょうか?
人々が企業に環境の持続可能性に関して圧力をかけ続けているため、特にアパレルブランドは、消費者から古い製品を買い戻すことで、購入と廃棄の間のギャップを埋めています。
買い戻しプログラムにより、製品を簡単に処分できます。
代わりに、通常はストアクレジットを受け取ります。
このプログラムは無駄をなくすだけでなく、サードパーティのプラットフォームを通じて着用アイテムを販売する代わりに、買い物客が戻ってくるようにするための金銭的インセンティブを提供します。
ただし、会社にとっては、戻ってきたアイテムをどのように処理するかを決定し、まったく新しい運用プロセスを作成しなければいけません。
大手ブランドもこの動きに乗り出している。
家具大手のIKEAなどは、過去1年間に社内スキームを立ち上げた企業の1つです。
ただし、中小企業は、買い戻しプログラムをすぐに機能させるためのロイヤリティー、ブランド認知度、または運用能力を必ずしも備えているとは限りません。
しかし、その流れを止めることはできないでしょう。
返品マーケティングの成功事例 – 実際の活用法
返品は多くの事業者にとってコストや手間のかかるプロセスですが、適切に活用することで顧客ロイヤルティの向上や売上増加につながることが実証されています。
特に小規模事業者が返品マーケティングを効果的に運用することで、競争優位性を確立し、大手企業との差別化が可能になります。
本記事では、返品を活用した顧客ロイヤルティ向上の事例や返品を収益につなげるビジネスモデル、
さらに返品マーケティングによって売上を伸ばした小規模企業の実例を紹介します。
返品を活かした顧客ロイヤルティ向上の事例
1. 返品を「リスクゼロの購入保証」として活用
消費者はオンラインでの購入に対して「思っていた商品と違ったらどうしよう」という不安を抱えています。
特に高額商品や使用感が重要な商品では、返品保証があることで購入の決断がしやすくなるという傾向があります。
例えば、アメリカのアパレルブランド「Zappos」は、
✅ 365日以内なら理由を問わず返品OK
✅ 返品送料無料
✅ カスタマーサポートが返品手続きを全力でサポート
この仕組みを導入した結果、顧客満足度が飛躍的に向上し、リピート購入率が向上しました。
さらに、返品をスムーズに行った顧客ほどリピーターになる確率が高いというデータもあり、返品対応の重要性が浮き彫りになっています。
2. 返品時に特別オファーを提示し、再購入につなげる
返品が発生した際、単に返金対応をするのではなく、
次回購入につながる仕組みを作ることで顧客ロイヤルティを高めることが可能です。
🔹 返品時に「次回購入10%オフクーポン」を提供
🔹 返品後にパーソナライズされた商品提案を行う
🔹 返品顧客向けの特別な会員プログラムを設ける
例えば、大手化粧品ブランドのLushでは、
「使いかけの商品でも返品OK」という柔軟なポリシーを打ち出しています。
これにより、安心して新しい商品を試す顧客が増え、結果としてリピート率が向上しました。
3. 返品データを活用して、商品開発やサービス改善につなげる
返品理由を収集・分析することで、商品やサービスの品質を向上させることが可能です。
例えば、
✔️ 返品理由が「サイズが合わなかった」場合 → サイズガイドを改善
✔️ 返品理由が「実物と写真が違った」場合 → 商品画像の精度向上
このように、返品データを活用することで、返品率を下げつつ、顧客満足度を高めることが可能です。
返品を収益につなげるビジネスモデル
1. 返品商品のリセール(再販)モデル
返品された商品を単に廃棄するのではなく、リセール(再販)することで収益化する企業が増えています。
例えば、
- Patagonia(パタゴニア)は返品された商品をリペア・クリーニングし、割引価格で再販する「Worn Wear」プログラムを実施
- IKEAは、返品家具を「アウトレット商品」として再販し、売上を伸ばしている
このように、返品商品を「再利用できる資産」として捉えることで、無駄を削減しながら収益化が可能です。
2. 返品を前提としたサブスクリプションモデル
返品をネガティブな要素ではなく、ビジネスモデルの一部として組み込む戦略も有効です。
例えば、アメリカのファッションレンタルサービス「Rent the Runway」は、
✔️ 一定期間ごとに新しい服をレンタルできる
✔️ 気に入らなかった場合は簡単に交換OK
このような返品を前提としたモデルを採用することで、「返品=価値の低下」ではなく「次の購買機会の創出」に変換することができます。
3. 返品された商品のアップサイクル
返品された商品を単に再販するのではなく、新しい価値を加えて再販する「アップサイクル」も注目されています。
例えば、
- アパレルブランド「Eileen Fisher」は、返品衣料品をリメイクし、限定コレクションとして再販売
- スニーカーブランド「Nike」は、返品シューズを細かく砕き、スポーツコートの素材に再利用
このように、返品商品を単なるコストとして処理するのではなく、新たな収益源として活用する工夫が求められています。
返品マーケティングで売上を伸ばした小規模企業の実例
リピート売上
リピート売上
1. 地方のセレクトショップが「返品保証」を活用し売上2倍
ある地方の小規模セレクトショップでは、オンライン販売の伸び悩みに直面していました。
そこで、「返品保証」を全面に打ち出し、顧客の不安を解消する戦略を導入。
施策内容
- 返品送料無料を実施
- 「サイズが合わなければ交換OK」キャンペーンを展開
- 返品後に「次回購入10%オフ」のクーポンを配布
結果として、返品率は増えたものの、リピーター率が向上し、売上が前年比で2倍に成長しました。
2. 小規模D2Cブランドが「返品データ」を活用して商品開発
小規模D2C(Direct to Consumer)ブランドのある企業では、返品データを分析し、
「どの要素が返品率を高めているのか?」を特定。
✅ 生地の硬さに対する不満が多かったため、改良を実施
✅ 顧客からの要望が多かったカラー展開を追加
結果、返品率が減少し、リピート購入率が30%向上しました。

実際に商品をブランドに返送しているのか?
過半数 (53%) は、ブランドが運営する買い戻しプログラムを利用しないそうです。
その理由は、現時点で商品を返品するのは非常に困難なプロセスだからでしょう。
それを防ぐ方法は、返品のユーザーエクスペリエンスを改善し、顧客に具体的なインセンティブを提供することなのです。
既存の顧客に、古い商品を割引価格で新しい商品に交換できることを認知させることです。
さらに、顧客から商品を返送する際の認知的負荷を可能な限り軽減することが重要です。
そうすれば、配送メカニズムは返品メカニズムと同じであり、新しい製品を購入するのと同じくらい簡単に製品を返送できることを顧客に示すことができます。
また、実際にな小売店があることで、顧客が中古品を取引するのがはるかに簡単です。
そうすれば、配送ラベルや郵便料金の管理者に対処する必要がなくなり、割引が必要な新しいアイテムをより簡単に試すことができます。
これがブランドの新しい収益源に発展することを期待します。
しかし同時に、買い戻しオプションをオンラインで開始して規模を拡大するには、さらに何らかのテクノロジーが必要でしょう。
熱心な顧客は、アイテムを店内に持ち帰っていますが、オンライン注文は当社の最大の収益源となり得るため力を入れたくなるでしょう。
アイテムが戻ってきたら?
買い戻しプログラムの目的は、アイテムがゴミになり環境破壊を防ぐことです。
しかし、どうするかはブランド次第であり、ブランドが手にしたアイテムにどれだけの時間とお金を投資したいかなのです。
ブランドが買い戻すことを選択したアイテムとその処理方法は、追加コストに大きな影響を与えます。
ほとんどのブランドは自社で製造した商品のみを買い戻しますが、それは部品や素材を熟知しており、自信を持って商品を販売できるためです。
一部のブランドは、顧客が送った商品を購入することにしました。
顧客が持っているその他ブランドの商品も買い戻します。
これはもちろん安価な工程ではありません。
顧客は送料を負担することができますし、店舗でのみ提供することもできます。
準備が整ったときに使用できるクレジットではなく、販売時点での払い戻しとして割引を提供することもできます。
買い戻しプログラムを収益性の高いものにする
古い製品を返品するために顧客に請求することはおかしいかもしれません。
しかし、コストの一部を顧客に還元する買い戻しプログラムも開始したブランドもあります。
顧客はストア クレジットを獲得し、古着は再利用、リサイクル、または再利用されます。
このブランドの商品は現在、ブランドのベストセラー商品なのです。
クレーム対応の重要性とその影響
返品対応は総括すると「クレーム対応」になります。
「対応」と言うとネガティブな印象になりますが、ポジティブ反応を持って臨んでいくことが重要です。
なぜなら、クレーム対応によって顧客に大きな変化が現れるからです。

クレーム対応の基本姿勢
「企業の真価は、問題が発生したときに明らかになる」とよく言われます。
この格言は、トラブル対応の方法やスピードが企業の本質を示すという意味です。
あなたの会社では、クレームやトラブルが発生したとき、どのような対応をしていますか?
誤った商品を発送した場合、返送料を負担するだけで終わらせますか?
それとも、迅速に正しい商品を翌日配送しますか?
対応のスピードはどれくらいでしょうか?
また、企業がインターネット上のネガティブなレビューにどう対応するかも、大きな影響を与えます。
ネガティブレビューへの対応が生む結果
ある調査によると、否定的な書き込みに返答を受けた顧客の18%が、その企業のロイヤル顧客となり、さらに購買を続けていることがわかりました。
さらに、返答を受けた顧客の約70%が評価を見直し、元の書き込みを削除したり、新たにポジティブなレビューを書いたりしているのです。
口コミ、特にネガティブな口コミの影響力を考えると、真摯な対応だけでその効果を覆すことができるのは驚くべきことです。
クレーム客への望ましい対応
クレーム顧客一人一人に丁寧に対応することは、新規顧客を獲得するよりもコストがかかりませんが、それでも大変なことです。
しかし、その労力に見合う以上の効果が期待できます。
なぜなら、レビューを見て購入を検討する多くの人々が、放置されたクレームよりも、問題に積極的に対応する企業の姿勢を目にするからです。
私もオンラインで購入を検討する際には、その企業の口コミサイトをチェックし、クレームに対してどれだけ迅速で効果的に対応しているかを見ます。
無返答のクレームがあれば、その企業からの購入を見送ることが多いです。
クレーム顧客には早いうちに対応しよう
あなたがやるべきことは、Twitter、Facebook、ブログ、レビューサイト、自社のカスタマーサポートなど、顧客が書き込みをする場所を常に監視し、クレームに対して迅速かつ建設的に対応することです。
重要なのは、相手を論破しようとしないことです。
顧客を怒らせると、憎悪や敵意を生じさせてしまいます。
誠実に謝罪し、顧客に負担をかけない解決策を提案しましょう。
そうすることで、その顧客をつなぎ止めるだけでなく、他の多くの閲覧者にも良い印象を与えることができます。
クレームに対応した顧客の18%がロイヤル顧客、つまり質の高い顧客になる可能性があるのです。
返品マーケティング:従来のビジネスプロセスを再考
単純な売買プロセスもじっくり考えてみると「返品」プロセスが浮き上がってきます。
そんなにじっくり考えなくても商売にとっては当たり前のことですが、、、
では、品物ではなくてサービスの場合はどうでしょう?
例えばネット英会話だとすると
1.お試し → 2.購入 → 3.支払 → 4.使用
お、早速、新しいプロセス「お試し」が入ってきました。
英会話などはお試しでまず使ってみないとどんなもんかわからないです。
通信状態とか環境で、実は料金支払い後に使用できないことがわかったり。
お試しって結構重要です。
では、「お試し」プロセスで新しいビジネスの構築ができるでしょうか?
、、、
なんだか、幾らでもできそうです。
英会話から外れますが、
まずはお試しサービスを集めたサイトなんか作れそう。
モニター商品を集めたサイトがありますが、似たような感じで。
従来の一つのプロセスをもっと突き詰める
またちょっと考え方を変えて、今度は1プロセスをもっと追究してみるのはどうでしょう。
例えば飲食店。
1.接客、オーダー → 2.調理 → 3.提供 → 4.支払い
「提供」プロセスにクローズアップ!
料理の盛り付けを従来と徹底的に変化をつけてみる。
既成概念にとらわれず。
5つ星ホテルのような高級感いっぱいの提供の仕方があったりと
考えれば何かありそうですね。
そういえば回るお寿司では電車が運んできてくれたりとかありますね。

【Q&A】返品マーケティングに関するよくある質問
おわりに
従来のプロセスを取り出してビジネス化するという、この考え方はホントに素晴らしいです。
TechCrunchを見てると、日々新しいビジネスが登場しています。
複雑に考えられたビジネスもあれば、単純なビジネスもあります。
単純のビジネスはホントに発想の転換だなと感心させられます。
スムーズに返品プロセスを完了させるというシンプルな目的を遂行させるために考えられたのです。
もっとシンプルに考えるべきなんでしょうね。
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