アナタは自然と商品を買ったことがあると思います。
まんまと集客の仕掛けに引っかかっているのです。
心理学を多用することによってそんな仕掛けを作ることも可能なのです。
では世の中にはどんな仕掛けがあるのかを見ていきます。
目次
集客戦略ー自然誘導する仕組み
自然誘導例①
ローカルネタですが、、、
本州の山口県下関市と九州の北九州市門司区を海底で結ぶ「関門トンネル」
平均通行量1日平均34000台。
これが結構交通量多いのです。
なのに、ETCがない!
この時代に、、、
料金所のおじさんによる手渡し。
この理由から集客につながる仕掛けについて考えてみました。
事故を未然に防ぐための策でもあるのです。
関門トンネルは片側1車線でトンネルへ向けて車線が集約される
ETC未設置の“効果”として、料金精算の一時停止でトンネルへの車両の流入量を抑制できるのです。
1車線に絞られるトンネル前での事故防止になる
トンネルは海峡の底部に向かって下った後、上り坂になります。
上り坂では無意識に速度が落ちて後続車との距離が縮まりやすく、流入量を減らすことが安全管理上、重要なのです。
トンネル内は1車線です。
小さな事故でも通行止めに直結するからです。
しかし、いまいち、ホントのトコロはわかりません。
裏がありそうな雰囲気。
実は、重要な天下り先かもしれません。
自然誘導例②
最近のショッピングモールは巨大で、迷いませんか?
お店の並び方にも一貫性がなく、バラバラに存在しています。
例えば、靴屋さんでお買い物をするなら靴屋さんがまとまっていて欲しいなと思いませんか?
これが実は戦略的にバラバラに店舗を作るようにしているのです。
人の脳は、迷路のような形になっていると衝動買いに走るのです。
「グルーエン効果」といって迷路のような店内をグルグルと回っているうちに、当初の目的を忘れてしまい、衝動買いに走ってしまうという効果なのです。
脳を混乱させて衝動買いを奨励しているという事実なのです。
脳をバグらせるというのは最近非常に多いのです。
おしゃれに作っているショッピングモールはフロアによっては全く構造が違っていたりしてグルグル回遊してしまうことに覚えがあります。
自然と誘導して購入まで落とし込むという心理的効果は参考になりますね。
自然誘導例③
15年ぐらい前のGoogleの広告です。
{ First 10-digit prime found in consecutive digits of e } .com
なんのこっちゃです。
全く意味わかりません。
{first 10-digit prime found in consecutive digits of e}の部分が数式になっていて、この問題を解くことができた人間だけが、採用サイトにたどり着くことができるのです。
採用サイトにはさらに問題があり、その問題を解くと、答えは
7427466391
となります。
そして、
http://7427466391.com
にアクセスすると、はじめてGoogleの人材募集だったことが明かされるという仕組みです。
結果的にはこの広告は失敗だったようですが、自然誘導する仕組みとしては非常に面白いのではないでしょうか。
自然誘導例④
図書室利用者が倍増した施策です。
入ってすぐの所に背の高い観葉植物を複数置くのです。
図書室はもともと受験を控えた三年生の利用は多かったそうです。
しかし、そのせいかちょっと緊張感があって入りにくかったので、とりあえず中を覗いて空席を探せるようにしたらどうか、というアイデアでした。
中が見えない喫茶店は雰囲気は良いけど入りにくい、というのと同じ原理ですね。
集客戦略ー集客の参考になる自然誘導の仕組み
ドライバーに意識しないで安全対策を施すというのは非常にいいお手本ではないでしょうか。
同様に顧客に意識させないで集客を試みることをしてみるといいでしょう。
集客にはよく心理学的要素が織り込まれています。
収集好きを刺激する
昔から「コレクター」というコトバもあるように収集好き、いや収集癖を持つ人は多いものです。
切手収集、カード収集、子供だと昆虫採集など「集める」ことに一生懸命だったのを思い出すことでしょう。
その「集めたい」という感情を刺激できれば素晴らしいことになります。
『コンプリート』を目標に設定してあげればいいのです。
近年では「ポケモンGO」なんていうのは大人も子供もモンスター集めに日本中かけずり回ったものです。
現代版昆虫採集が「ポケモンGO」なのです。
目的が集めることになってしまうのも収集癖のスゴイところなのです。
こうなるとオタクのようにお金を使って集め始めます。
高単価の商品をバンバン買うようになるのです。
あなたのビジネスにおいてコレクターという存在を作ることはできないか考えてみてはいいのではないでしょうか。
行動心理学を活用した集客方法
行動心理学を活用した集客方法には、 返報性の原理、 アンカリング効果、 バンドワゴン効果、 スノッブ効果などがあります。
返報性の原理は、何かを貰ったり、サービスをしてくれた時に、その事に対してお返しをしようと考える心理のことで、無料サービスが1番良い例です。
アンカリング効果は、商品やサービスの広告を見たときに、価格を提示したものをほとんどの人が見たことがあると思います。
サービスの価格が安く感じられる心理のことです。
バンドワゴン効果は、多くの人が支持する物を欲しくなる心理であり、スノッブ効果は、多くの人がすべての物に価値がないので、他のと違う物を所有することで価値を見出すという心理です。
また、集客方法には、ペルソナを明確にする、企画のタイトルを工夫する、来場者数の目標を高く設定する、新聞の折り込みや投稿などのチラシ、郵便やFAXによるDM 、リピーター育成などがあります。
ペルソナを明確にすることで、矛盾する客層に合わせた集客方法を導入することができます。
企画のタイトルを工夫することで、興味を引くことができます。
購入率を上げる20の心理学的方法
すでにこのブログで書いていますが、心理学的効果を狙った集客方法をご紹介します。
難しくなく、明日からすぐできるので是非ともやってみるといいでしょう。
【ウインザー効果】・・・第三者を介した情報、噂話のほうが、関係者から直接伝えられるよりも心理的に与える影響が大きくなるという効果のこと
【認知的不協和】・・・人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられています。
【権威への服従原理】・・人間は権威に弱いものです。専門家やその業界に精通している人の意見は無条件に正しいと盲目的になってしまう心理のことを「権威への服従」といいます。
【ハロー効果】・・・ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の対象の評価を大きく左右する効果のことです。
集客戦略『仕組みづくり』: 商業施設における有料施設の導入
商業施設内の屋内砂場が人気となっています。
子どもの遊び場と言えば公園でしょう。
そして、公園といえば、砂場遊び。
ただ、誰でも入れる、誰でも来られるだけに、不安も多々あります。
そんな親心を反映してか、商業施設内の「屋内砂場」が人気になっているのです。
商業施設における新たな集客手法
中小企業や小規模事業者がイベントで来店動機を高めるための一つの手法として、商業施設内に特設された屋内砂場が注目されています。
神奈川県の「カトレヤプラザ伊勢佐木」にある屋内砂場は、子どもが安心して遊べる清潔な環境を提供しています。
商業施設の一角に設けられたこの砂場は、消毒された白い砂と小型の遊具を備え、子どもたちを惹きつける魅力的な遊び場となっています。
親子で楽しめるこのスペースは、特に雨や暑い日など外で遊べない時に重宝されています。
屋内砂場は単なる遊び場ではなく、商業施設全体のプロダクトフロー戦略における重要な要素です。
ここでは「あげる商品」「売れる商品」「売りたい商品」という三段階の商品が組み合わさっています。
屋内砂場は中間層に位置し、訪れた家族にさらなる購買活動を促す「売れる商品」として機能しています。
「売りたい商品」への導線作り
屋内砂場からさらに他のテナントへと客を誘導する流れが、商業施設全体の収益を向上させる鍵です。
例えば、砂場で遊んだ後に訪れやすいのは、ベーカリーやアイスクリームショップなどの飲食店です。
また、衣類や玩具の店舗も、子ども連れの家族には魅力的な次の目的地となります。
屋内砂場は特に不利な天候時に商業施設を訪れる強力な動機付けとなり得ます。
この「屋内砂場」は、ただの遊び場ではなく、商業施設の集客力を高める戦略的な装置として機能しています。
顧客が外に出たくないときに商業施設に足を運ばせる大きな理由を提供するのです。
「屋内砂場」による集客戦略の成功
「カトレヤプラザ伊勢佐木」での屋内砂場導入事例は、中小企業や小規模事業者がどのようにして特定のニーズを満たし、顧客を引きつけ続けるかの良い例です。
このような施設は、来店動機を増やすだけでなく、顧客体験を向上させることで、長期的な利益につながる可能性を秘めています。
集客戦略の重要性と効果的な仕組み作りのポイント
集客は、ビジネスの成長に欠かせない重要な要素です。特に、競争が激しい現代では、効果的な集客戦略を持つことが、他社との差別化を図るための鍵となります。
また、単なる集客ではなく、持続可能な仕組みを構築することが重要です。
この仕組みが強固であればあるほど、安定した収益を得ることができ、長期的なビジネスの成功に繋がります。
コチラでは、集客戦略の重要性と効果的な仕組み作りについて、具体的なステップやツール、そして持続可能な戦略のメンテナンス方法を詳しく解説します。
効果的な集客戦略を立てるための基本ステップ
効果的な集客戦略を立てるためには、基本的なステップを踏むことが重要です。
まず、集客戦略を成功させるための最初のステップは、具体的な目標設定です。
どのような結果を得たいのか、具体的な数値目標を設定することで、戦略の方向性が明確になります。
例えば、月間100人の新規顧客を獲得する、または既存顧客のリピート率を20%向上させるなど、具体的な数字を目標に掲げることが重要です。
次に、ターゲットの明確化が不可欠です。どのような顧客層をターゲットにするのかを明確にすることで、そのターゲットに合った戦略を展開できます。年齢、性別、職業、興味関心などの属性を考慮して、ターゲットを絞り込みます。ターゲットが明確であれば、それに合ったメッセージやプロモーションを展開することができ、集客効果を高めることができます。
集客の仕組みを強化するためのツールとテクニック
集客戦略を成功させるためには、効果的な仕組みを作り上げることが重要です。
そのためには、デジタルツールの活用が非常に効果的です。
現代では、デジタルマーケティングツールを使った戦略が主流となっており、これを活用しない手はありません。
例えば、SNS広告、メールマーケティング、SEO対策などが挙げられます。
これらのツールを適切に活用することで、ターゲット層へのアプローチが容易になり、効率的に集客を行うことができます。
また、効果的な集客の仕組みを作り上げるためには、実例やヒントを参考にすることも重要です。
他の成功事例から学び、自社の戦略に取り入れることで、より効果的な仕組みを構築することができます。
例えば、ある企業がSNSを活用して大きな成功を収めた事例を参考に、自社でも同様の手法を取り入れるといったアプローチが考えられます。
集客戦略と仕組みを持続可能にするためのメンテナンス方法
集客戦略とその仕組みを持続可能にするためには、定期的なメンテナンスが必要です。
集客の仕組みを維持し、改善するためには、定期的にその成果を見直し、必要に応じて戦略を調整することが大切です。
例えば、顧客のフィードバックを収集し、それに基づいてサービスやプロモーションを改善することで、顧客満足度を高め、リピート率を向上させることができます。
さらに、データ分析を活用して戦略の最適化を図ることも重要です。
集客の成果をデータとして記録し、それを分析することで、どの戦略が効果的であり、どこに改善の余地があるのかを明確に把握できます。
例えば、特定のキャンペーンが他のキャンペーンに比べて集客効果が高かった場合、その手法をさらに強化することで、より大きな成果を上げることができます。
このように、集客戦略と仕組みの持続可能性を確保するためには、定期的な見直しと改善が不可欠です。
これにより、集客の仕組みが長期にわたり効果的に機能し、ビジネスの成長を支える力となります。
おわりに
顧客に意識させないでいつの間にか行列ができてしまうような現象が理想ではないでしょうか?
ステルスマーケティングのような方法もありますが、長続きしないものです。
サブリミナルのような危険な広告もありますが、うまく欲求を刺激することが大切ですね。
そして、商業施設における屋内砂場がどのようにして顧客を引きつけ、商業施設全体の利益に貢献しているかを概観しました。
中小企業や小規模事業者が類似の戦略を取り入れる際の参考になれば幸いです。
◾️イベントやキャンペーンによって集客をするのも活気が出ていいものです。定期的に開催して顧客を飽きさせないことが重要です。集客イベントについてはコチラの来店動機を高める!集客イベントの秘訣をご覧ください。
→来店動機を高める!成功事例から学ぶ集客イベントの秘訣
◾️より集客効果を上げるためにオフライン(リアル)な方法をご紹介しています。ネットでなくてもまだまだやることは山ほどあります。コチラの集客効果を上げるためのオフラインでの方法をご覧ください。
→集客効果を上げるためにオフラインでできること