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飲食店のマーケティングを「ハンバーグ」から学ぶ!?

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約5分
飲食店のマーケティングを「ハンバーグ」から学ぶ!?

はじめに

福岡で有名なハンバーグ店「極味や」
人気の秘密は、独自の提供方法にあります。
通常のハンバーグは、火の通りを良くするために平たくしているが、 コチラのハンバーグはまん丸です。
“球体”と言っていいほど丸く高さがあります。
このハンバーグを箸で割ると、肉の赤身が見える。
表面のみ焼かれており、中はレアという状態なんです。
ハンバーグを載せた鉄板には、熱せられた丸い鉄製のプレートも添えてあります。
お客さんは、レアの赤身をこのプレートで焼いて食べる。
プレートに載せたときに鳴るジューッという音、立ち上がる煙、そして肉が焼ける香ばしさが、お客さんの食欲を刺激します。
あえてお客に一手間かけさせることで、おいしさを存分に引き出したハンバーグを提供でき、満足を得られています。
↓↓こんな感じ
ハンバーグ
この画像だけ見ると赤身が多くてそんなにそそられはしないですが、、、
きっと「ジュ〜ジュ〜」という音にヨダレが落ちるのではないでしょうか。

飲食店のマーケティングー五感を刺激して美味しさアピール

しかし、よく考えたものです。
お客さんに半分調理させるってことですから。
ハンバーグの赤身が変色していく様子って目に見えます。
それを一つのウリにするわけですから大したものです。
やはり、どれだけ多くの感覚に訴えかけるかではないでしょうか。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚がいわゆる五感です。
もちろん、視覚、聴覚、味覚、嗅覚には絶大な刺激を与えています。
しかし、このハンバーグはレアから焼きあがるところを触って感じてもらい触覚にも訴えかけています。
五感をフル活用して美味しさをアピールしています

飲食店のマーケティングー感覚が優れていると思わせる

さらにダメ押しで集客します。
あらゆる感覚を刺激したその後のクロージングのようなもの。
例えば、、、よく匂いに負けてしまいそうになるのが焼鳥屋さんや焼肉屋さん。
わざと路上を歩く人にウチワを仰いで煙を浴びせるお店もたまに見られます。
そこまではよくある話です。
そこに
「お肉の香りが気になったそこのあなた、いらっしゃいませ」
と張り紙がしてあったらどうでしょう?
これは負けます。。。
入ってしまいます。
嗅覚の敏感なジブンに向けて言われてるような気がしてなりません。
「あなた」と個人的に訴えかけられると誰しも弱いのです。
張り紙によるワントゥワンマーケティングの完成です。
素通りさせないことは大切です。
大抵の飲食店は「大盛り無料」や「10%割引」などの訴求をしがちです。
しかし、一個人に訴えかけるコピーは最強なのです。
お店の前を実際に歩いてみて、どういう訴求が嬉しいか考えてみるといいでしょう。
手が離せない時のために張り紙を用意し、アイドルタイムには店頭でそのままコピーを発生し、集客してみるといいでしょう。

飲食店のマーケティングーいろんな感覚を使わせる

視覚効果や聴覚効果は当たり前のように使いますが、他の感覚に訴えかけることは難しい場合もあります。
飲食店は味覚と嗅覚にアピールできますが、他の業種ではなかなかアピールできません。
美容系のビジネスはいい香りによって嗅覚にアピールしますが、味覚へ訴えかけることはできません
最近よく見かける「蒟蒻シャボン」なんかは店頭に石鹸を置いて「どうぞ触ってください」って触覚を楽しむようになっています。
コンニャクみたいにブヨンブヨンしてるので触ってみたくなるのです。
大概、店頭で皆さんワイワイ言って楽しい雰囲気いっぱいです。

同様にサンプルを展示して触ってもらうことが大事です。
トイレットペーパーなどは近年手触り感が重視されているようです。
肌触りに自信があるのならサンプル展示してみるといいですね。
触覚を刺激する方法がないならイメージさせるだけでも随分違います。
パンケーキなんてどこもふんわりアピールしてますよね。
ことば巧みにふんわり感を表現するのに必死です。
同様にアタマで触感をイメージさせるとそれが刺激になり購買意欲が発生します。

飲食店のマーケティングー「極み焼ハンバーグ」とは?

同じハンバーグでもコチラはチルド食品のハンバーグからも学びがあります。
この「極み焼ハンバーグ」は名前が表すように「極み焼」でわかりやすいネーミングでヒットしています。
開発担当は「『焼き』にこだわったハンバーグ。自宅でちょっと専門的、外食で食べられるようなアッパー層に向けた商品にしたかった」とのこと。
鉄板で焼く従来の製法に加え、直火焼き製法をプラスして、鉄板で下から、じか火で上から包み込むように焼き上げ、肉汁のうまみを閉じ込めて香ばしく仕上げました。
もちろん製法も工夫をしていてバツグンに美味しいのは当然としても、やはりネーミングが秀逸なのは否めません。
そして「強み」である焼き方にさらに磨きをかけた、というところです。
「強み」が既にあると、他のところに手を広げたくなりますが、ブレずに「極み焼」という「強み」をさらに極めにいきました
なかなかできることではありません。
アナタはもっと追求していますか??

おわりに

激戦の飲食店で勝ち残るには美味しいだけでは難しい時代です。
もちろん、美容業界なども同様に激戦です。
しかし、ちょっとアタマを使うだけで飛び抜けることは十分に可能なのです。
サービス業に従事する方は肉体労働だと思ってるかもしれませんが、頭脳労働だと思って取り組むべきです。
ハンバーグもちょっとアタマをひねっただけなのです。
成熟市場で戦うのはタイヘンですが、どの業界も成熟市場になるのです。
それでしたらアタマを使って働くことにシフトした方がよろしいかと思います。
なんといってもアタマ使うのはタダですから。。。

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