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プロモーション例ー無料、タダ、0円のチカラを有効に使えば市場を制する

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プロモーション例ー無料、タダ、0円のチカラを有効に使えば市場を制する

はじめに

誰しもが「●●が無料!」ってコトバに弱いと思います。
「無料ギフト」と付けることで、一般的に広告の効果を30%増やすことができます
しかし、何かウラがあるのではないかとわかってても引っかかってしまうものです。
現在は無料のアピールをしてもいいものでないとヒトを引き寄せることはできません。
そして、無料を乱発すると無料が当然と思われてしまうので慎重に無料オファーをしなければなりません
最適なプロモーションの例としてクーポンの使用例を披露していきます。

プロモーション例ー売上を上げるのなんてカンタン!

そうです、カンタンなのです!
割引券を乱発すればいいだけなのです。
ただ、5%オフは消費者に対して何もインパクトがありません。
15%オフとなれば消費者の動きに変化が見られることもありますが、それはターゲットと商品やサービス次第です。
さらにクーポン発行は、短期的には忙しくなり、お店の売上が上がり満足してしまうのですが、副作用が大きいことも覚えておかなければなりません
長期的にみるとお店のオペレーションの質の低下を招き、お客さんが徐々に離れてしまいます。
お店は長期で運営していくものです。
しかし、お店によっては運営スタッフが1年以内でドンドン入れ替わるところもあります。
目先の売上を取って自分の成績に反映させようとするものです。
これがマズい。
仕事のできない営業がよく使う手法です。
割引券もきちんと計画的に使用すればすごく強力な武器になるのです。

同じオファーでも意味が違う

同じ内容ですがちょっと違います。
①ランチプレート、ドリンク付  1000円
②ランチプレート ドリンク無料 1000円
③ランチプレート 提供時にキャンペーンにつき『ドリンク無料です』と伝える 1000円
①より②、②より③ではないでしょうか。
①②は新規客は取り込みやすいでしょう。
③は感動を与え、リピート率が跳ね上がるでしょう。
どんな商売でもリピート率は100%に近いほうが儲かります。
同じオファーでも顧客の心理を巧みに解析しなければ有効なオファーとはならないでしょう。

『無料』というワードを有効に

もちろん割引や無料を奨励するわけではないのですが、どうせやるならよく考えて顧客の感情を動かす仕掛けが必要です。
『無料』『タダ』『0円』などのワードを意識して選択するようにします。
何がベストかといえばやはり「無償提供」なのです。
どうしてもキャンペーンといえば、割引などに走りがちです。
売上に直結しやすいのもわかりますが、経営は長期的視点でみていかなければなりません。
LTV(ライフタイムバリュー)という考え方があります。
顧客の生涯売上を高めようということです。
高い商品を一回売り上げたら終わりではなく、長いおつきあいをして定期的に売上げてより高い売上を稼ごうということです。
そのために、初回は無料や低い単価でお客様を引き寄せ、単価の高い商品や定期購入に結びつけたりします。
それが「2ステップマーケティング」です。
直接売るのではなく、ステップを作って売る手法。
化粧品などでは、まずは無料サンプルで試してもらいます。
その無料サンプルが「フロントエンド」です。
そして、満足していただけたなら、きちんとした価格の商品を購入してもらう。
その商品が「バックエンド」と言います。
一昔前に【free〜(無料)からお金を生み出す】という戦略がありましたが、現在ではネットサービスの分野でしっかり根付いています。
無料会員登録させて、より高いサービスを提供するには有料にするという戦略です。
スマホゲームなども同じです。
「お得」なブランド、「叩き売り」ブランドと思われたくなければ、1つ購入すれば1つプレゼントといったやり方が賢明です。
普通に50%以上の割引を提供したりすれば、それが実際の価値だと受け取られてしまいかねません

『無料』をパンダに集客する

我らが横浜の野毛動物園は入場無料です。
なので大人でもついふらっと立ち寄ってしまうのです。
しかし、無料なのをいいことに他のことに散財してしまいがちになります。
得したから気が緩んでしまうのです。
車で行くから駐車場代、ジュースはもちろんアイスクリーム、そして軽食で焼きそば。。。
あっという間に2~3000円消費してしまいます
入場無料が客寄せパンダとしてうまく機能している好例です。
人間はどうしてもメインの入場料を見てしまいがちで錯覚を起こさせているのです。
無料のチカラをうまく使えば儲けることは可能なのです。
他でしっかり儲けることができる仕組み作りをしましょう。

無料ではないですが、100円の安いハンバーガーで集客して利益率の高いポテトやドリンクを売ってしっかり儲けるのと同じことです。
アナタの客寄せパンダは何ですか?

クーポンを発行する

クーポン券を発行するのもいいでしょう。
最近はプリント印刷もかなりのお手頃価格です。
試しにいろんな無料券を発行してテストしてみてはいかがでしょう。
もちろん、クーポンは回収してからが肝心です。
クーポン回収と同時に顧客データを取得できるようにしましょう。
誕生日データなども必須です。
誕生日は消費意欲が格段に増します。
誕生日前にダイレクトメールを送るのも得策です。
家族データも取得できるとさらにいいでしょう。
こちらからアピールできるチャンスが増えるものです。
何かの機会にヒトは高額のものを消費します。
一般にスーパーなどの日常消費は大概トコトンまで切り詰めますます。
そして、機会消費にその節約分を注ぎ込むのです。
その機会を必ずゲットしないともったいないです。
free

特典の内容をしっかりと伝える

最近はフロントエンドとしてPDFを無料プレゼントとして特典を付けリスト獲得する手法が当たり前となっています。
しかし、特典をただ付けているだけというのが多いようです。
もっと特典の素晴らしさをアピールしましょう!
お客様は、無料で何かがもらえるから反応する、特典があるから反応するのではなく、「価値あるものが無料でもらえる」から購入します。
特典をつけてる側からすれば、特典の価値を理解してるので、「説明しなくてもいいか」と思いがちです。
しかし、お客様はその価値を知らない事がほとんどです。
実際にテレビショッピングでも、特典が必ずついているのですが、必ず説明しています。
「布団が1枚の所が、今回買ったら2枚になります!」だとこうなります。
『2枚あったら、年末年始やお盆の帰省のときに家族に使えますし、ちょっとした来客時に使える。昼寝の時の部屋に1つ置いておきましょう。』
わざわざ2枚あるとどれだけ良いのか?を時間をかけて丁寧に伝えています。

最近、映画業界がアツイのです。
「鬼滅の刃」きっかけとも言えるほどにアニメ映画が盛り上がっています。
すごいのが、同じ映画を何回も見ることによって動員数が爆発的に増えています。
なぜ同じ映画を何回も見にいくなんてことができるのでしょうか?
ワタクシには全く理解できませんでした。
しかし、その理由があったのです、、、、
「来場者特典」です。
期間を区切って第一弾、第二弾、第三弾、、と続いていき、毎回違ったモノをゲットできるのです。
これがファンにはたまらないのです。
同じ商品やサービスでも特典を与えることによって2回、3回と購入するって考えようによってはすごくないですか!?
これって応用できますよね?

AKBの戦略も同じです。
CDを何枚も購入してもらうために抽選券を封入してしまうという、ファンにはたまらないプロモーションです。
特典を面白くて強いオファーにしてしまうと単価の高い商品やサービスもドンドン売れていきます
アタマを使ってやってみましょう。

0円食堂を参考に

「ザ!鉄腕!DASH!!」。
ご存じTOKIOの大人気番組。
その中のコーナーに「0円食堂」というコーナーがあります。
農家さんや食品加工メーカーなどで捨てられてしまう食材を集めて、それを上手に調理して「0円」でおいしい料理を作るという名物コーナーです。
そのような余り物を集めて大きな価値に変えるという「余り物マーケティング」を活用しましょう。

・生鮮食品宅配のオイシックスはあまりものを活用しています。
これまで農家で廃棄されていた野菜も仕入れるとのことです。
不ぞろい野菜はカットするなど加工し、1食分の調味料と食材をセットにしたミールキットに使用します。

規格外品を集めたおトクな価格のセットが多いですね。
サイトを見るだけで楽しくなってきます。

・fuubo:「余り物」の食材を集めて売る「自動販売機」
埼玉の深谷グリーンパーク(深谷市)に設置された、約10種類の菓子などが並ぶ販売機「fuubo(フーボ)」です。
賞味期限が近いことなどから小売店への流通が難しくなった製品を安く扱い、定価の半額で販売する商品もあります。

ふうぼ
ちょっと安くてお得感満載ですね。

・捨てられるサバ」を「酒かす」で育てる
山口県水産研究センターが2019年度、酒かすを混ぜた餌でサバを養殖する研究を始めました。
巻き網や定置網にかかった小さなサバは放流か他の魚の餌にするしかなかったのです。
このサバを、県産日本酒の酒かすを有効活用してブランド化できれば、漁業者の収入増につながります。
これは山口県が主導する、「やまぐちほろ酔い酒粕養殖魚」という取組です。
その第一弾が「ほろ酔いさば」です。
そして、「獺祭(だっさい)」で知られる山口県は「地酒」の宝庫です。
その「酒かす」を与えるわけです。
「酒かす」はよく販売されていますが、それほど高価格で売られる、というものでもなく、やはり「副産物」扱いなのです。
それを有効活用したところが秀逸です。
違いを感じた10人のうち9人が酒かすで育てたサバの方をおいしいと評価していて、実際に食味の評価も高いものとなりました。

・三菱地所などが提供する「NINJA SPACE」
シェアサービスです。

使われていない場所を集めることで成立しています。
リモートワーク全盛の今にもってこいですね。

タダとは違いますが、従来ならタダのであったものをお金に変える素晴らしいサービスです。
逆の発想ですが、0円という考え方で進めてみるといいかもしれません。

プロモーション例ーざっとでいいので計画を立てよう

クーポンなどはうまく使いましょう。
、、、と言うのもあとに続かなかったら全く意味がないのです。
新規客を獲得するためのクーポンですが、リピートしないと意味がないことを覚えておきましょう。
なので予算に落とし込むくらいのことは実行しましょう。
通常、ビジネスは短期・中期・長期計画を立案して行います。
短期 3ヶ月~1年
中期 2~3年
長期 5~10年
と言いたいトコロだけど今の変化の早いご時勢で店舗運営だと
短期 1ヶ月
中期 6ヶ月
長期 6ヶ月~2年
この計画立案は個人にも必要です。
・会社の経営計画立案
・店舗の運営計画立案
・個人(スタッフ)の人生計画立案

特に個人の計画立案は重要で日々の生活のモチベーションに変わってくるのです。
そして他人にしゃべりまくって自分を追い込んでるのもいいかなと思います。

おわりに

同じ内容でも伝え方次第で感情が変わります
せっかくの無料オファーのプロモーションです。
賢くアピールしないと無駄に終わってしまいます。
目先の売り上げだけを考えず長期的視点で無料作戦を検討してみてください。
ぜひプロモーション例から、アタマを使って差別化を実践しましょう!

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